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蒐集/レビュー/散財。アートトイ,ThreeA,ソフビ,民藝。ウルトラライトハイキング。Giant MR4r。Apple,Mac,iPhone。

メガドラミニレビュー:16‐ソニック・ザ・ヘッジホッグ2(1992年/セガ)

メガドラ内蔵ソフトをゆっくりと紹介しています。

14本目は、ついにセガの看板キャラクター音速ハリネズミの登場です。友人の家で何度か遊んだ記憶がありますが、記憶と遜色ないどころか、思い出よりもグラフィクはきれいですねぇ。高速スクロールもスムーズです。当時、ゲームは持ってなかったので、裏の山の急斜面を、なんとなくソニックっぽい挙動で走り回っていましたね。うーん、不憫な子!

世界のヒーロー、ソニックのシリーズ第2弾。スピード感、爽快感ともにパワーアップし、シリーズ中屈指の傑作として名高いタイトルです。新たに2本のシッポを持つキツネ、テイルスも登場。2人プレイも可能です。

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約20時間プレイ・デスストランディング所感‐賛否両論なのに満点の理由

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ツイッターのタイムラインでも、そろそろクリアしたフォロワーさんが出てきた、デスストランディングですが、自分はゆっくり進めていて、現在20時間くらい、エピソード3のおそらく後半くらいでしょうか。

自分に非常にフィットしたゲーム性だったので、2時間ほど遊んで、興奮気味にファースト・インプレッション記事をアップしました。ゲームにも慣れてきましたし、ゲーム要素もそれなりに出揃ってきましたので、もう少し詳細なレビューが書けそうです。ネタバレなしです。

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  • 満点のゲームってどんなゲームだろう
  • オープンワールドゲームにおいて革命的な移動の楽しさ
  • オープンワールドゲームじゃないと思う
  • 欠点:UX、UIにはクセがある
  • 肝心のストランドゲームの面白さについて
  • クリア後の感想
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Caveblazers-高難易度ローグライクアクションゲーム

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Caveblazersは、ニンテンドースイッチとWindowsにて配信中のインディーズゲームです。

 

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横スクロール自動生成されたダンジョンを、モンスターを倒して突き進んでいくゲームです。死んだら最初から……のローグライクなシステムです。凶悪なボス、憎たらしいギミックや敵の配置、ランダム要素の強いアイテムや加護(アビリティのような恩恵)が複雑に絡まって、一度プレイしたら辞め時を失う面白さ。

 

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個人的にトップビューのエンターザ・ガンジョンよりも好きです。

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gone home - 一人旅から帰って来たら……家探しウォーキングシミュレーター

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デス・ストランディングをプレイ中なので、しばらく書き溜めておいたゲームの感想が続くと思います。

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gone homeは、2013年に発売した、ウォーキングシミュレーターというジャンルを代表するタイトルです。数々の賞を獲得し、 PlayStation 4、 Nintendo Switch、 Xbox One、 Microsoft Windows、 Linux、 Classic Mac OS、 iOSなどでプレイすることができます。

わずか3名で作り上げたゲームですが、洋館という限定されたミニマルな舞台で、残された日記やメモ、状況などから、一体何がこの家で起こったのかを推測していくストーリーテリングが秀逸です。

物語のあらすじはこうです。

父と母、姉と妹の家族構成の一家は、とあるいわくつきの洋館に引っ越しするのですが、姉は新しい家に引っ越す前に、海外へ一人旅に繰り出します。


f:id:smoglog:20191102180504j:plain一年後、やっと帰ってきた新しい我が家。家族の顔がやっと見れる……そんな風に思っていたのに、家族の出迎えはありません。

一体、家族の身に何が起こったのでしょうか?

 

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我が家なのに、ここは一度も入ったことがない姉のケイティ。誰も居ない洋館は不気味な雰囲気です。家探しの後なのか引っ越しで荷解きができていないのか、とっちらかっています。

 

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設定が上手いのは、主人公もプレイヤーも、この家の間取りもスイッチの位置も知らないということ。主人公=プレイヤーの構図がバッチリ嵌っています。

 

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残されたメモを頼りに、洋館の中を調べていきます。

古い洋館は入り組んでいる上、家族の秘密が隠されています。

 

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改めて思うのは、ウォーキングシミュレーターというのは、3D表現を手に入れることで別方向へと進化したテキストアドベンチャーなのだということ。かつてはテキストで説明するしかなかった状況説明を、舞台そのもので端的に表すことができます。

 

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自分がプレイしてきたウォーキングシミュレーターより古い作品なので、演出面ではシンプルですし、ボリュームも2時間足らずでエンディングを迎えてしまいます。しかし、このゲームでの体験はまさにゲームならではのものでした。

すこし古いタイトルですが、今遊んでも新鮮に感じると思いました。おすすめです。

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クリアした人向けネタバレ

 

 

 

 

 

 

同性愛者であった妹を受け入れられなかった父と母。ぎくしゃくしていた夫婦関係。知ってか知らずか、その問題から逃れていたかのように旅に出ていた主人公。家という家族の住処を舞台にしながら、家族がバラバラになってしまっている状況が淡々と描かれます。

結果的に一家離散をつなぎとめる可能性があったのに、その場にいることが出来なかった姉であるプレイヤーは、物語が悲しい方向へと確定していくと、後悔の気持ちを抱きます。洋館には能天気にも旅先から送った絵葉書が残っています。これが届いた時、家族の状況はどうだったのだろう? どうしてもっと旅を切り上げなかったのだろう? 考えても仕方のないことなのに……。この感覚は、このゲームだけの体験でした。

 

 

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「ゲームで時間を潰せる奴がちょっと信じられない」奴がちょっと信じられない

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匿名ダイヤリーに「ゲームで時間を潰せる奴がちょっと信じられない」という記事があった。反論しても良いとのことなので、記事にする。ネタ提供ありがとうございます。

anond.hatelabo.jp僕はゲームスキーなので、ちょっと攻撃的というか揚げ足取りになってしまうのはご了承いただきたい。

記事にはゲームをやる奴の信じられないポイントが4つの理由が上がっている。

(1)値段が高い

(2)プレイに時間がかかる

(3)話題を共有できる範囲が狭い

(4)実生活へのフィードバックが少ない

たったひとつのタイトルを上げるだけで論破できる。

 つ「フォートナイト」

(1)基本プレイ無料。

(2)ワンマッチが一時間もかからない。

(3)プレイ人口は二億人だ。

(4)極めれば賞金稼げる。面白ければ実況で稼げる。

別にフォートナイトじゃなくても、PUBGでも荒野行動でもハースストーンでもポケモンGOでも良い。ポケモンの場合は、4つ目の理由が健康になる、かな。

この意見にも反論はできるだろうけど、本体が高いとか、自分のまわりじゃ流行ってないとか、賞金稼げるとか希少すぎるとか……たぶん、ゲームしない人はいくら反論を上げたところでゲームをやらない。それで満ち足りた人生ならそれで良いのではないか……。おしまい。

……だけでは記事が短いので、個別にもう少し補足する。

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GB/GBA互換機Analogue Pocketは日本にやってくるのか?

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※この記事は公式サイトの画像を引用しています。

アップデート記事:先行予約日が発表されました!!

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アップデート記事:予約できました!!(先行予約終了、次回オーダーもあるそうです)

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現在も国内で輸入代行している業者へのオーダーはくれぐれも慎重に!

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プレイデートの受注開始が待ち遠しい今日このごろですが、先日また新たな注目携帯ゲーム機が発表されました。

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今回記事にして紹介するのは、アメリカのシアトルにある高品質なゲーム互換機・周辺機器に定評のあるアナログ社が2020年に発売を予定しているGB/GBA互換機のAnalogue Pocketです。

公式サイト:Analogue - Pocket

 

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メガドラミニレビュー:15‐ランドストーカー(1992年/セガ)

メガドラ内蔵ソフトをゆっくり紹介しています。

13本目は、クオータービューのアクションRPGランドストーカーです。このタイトルは初見プレイですが、SFCでタイトーから発売されたレディストーカーは遊んだことがあります。自分は操作性は良くないかもしれませんが、クオータービューが大好きなんです。かっこいいよね。箱を使ったパズル要素もあり。

セガの方向キーは、特許で十字キーが使えなかった影響で、ジョイスティックのような構造になっているのですが、この構造のせいで斜めに誤入力されてしまうことが多く、それを逆手にとってクオータービューのゲームを作ったそうです。

トレジャーハンターのライルが、小さな相棒フライデーと共に、幻の財宝を求めて大冒険の旅を続ける、大ヒットアクションRPGです。独自のアングルによる3Dならではの仕掛けの数々が、あなたを悩ませます。

 

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メガドラミニレビュー:14‐アリシアドラグーン(1992年/ゲームアーツ)

メガドラミニの内蔵ソフトをゆっくりと紹介しています。12本目はサイドビューのアクションシューティングゲーム「アリシアドラグーン」です。わかりやすく言うと魂斗羅みたいなゲームですが、中世ファンタジーを舞台に、召喚したドラゴンと一緒に戦うシステムが特徴的です。こちらも初見プレイ。

開発は、現在はガンホーの子会社となっているゲームアーツ。個人的にはグランディアの会社として馴染み深いです。

アリシアのキャラクターデザインが幡池裕行さん。本人は否定していますが、公然の秘密でリューナイトやアウトロースターなどの漫画家伊東 岳彦さんの、主にアニメなどのしごとを手がけられるときの名義だそうです。設定協力にガイナックスが関係しているのもそれでかな? パッケージイラストのアリシアの指の関節が一箇所しかない感じなど、たしかに伊東 岳彦さんのイラストの特徴が現れている気がします。

異世界おじさんのメガドラミニ回で、パッケージイラストがエッチぃから買えなかったってありますが、なんかそれわかるな(笑)。

comic-walker.com

雷撃を操る少女アリシアの冒険の旅を描く、ゲームアーツのオリジナル・アクションシューティングです。全方位の敵を薙ぎ倒す全自動照準稲妻の魔法と、4種類のモンスター召喚の力を駆使し、空中神殿を目指します。

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デスストランディングまで待てないので、Horizon Zero Dawn(ホライゾンゼロドーン)をプレイ

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来月発売の小島秀夫監督独立後第一作のデスストランディングですが、待ち遠しいのでホライゾンゼロドーンをプレイしています。

関連記事:デス・ストランディング始めました

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ホライゾンゼロドーンは、文明崩壊後の地球を舞台としたゲリラゲームズ開発のオープンワールドアクションRPGです。 

もともと、国内外で評価の高い作品でしたし、いつかはやってみたかったんです。

デスストランディングと直接関係してないんですが、ゲームエンジンが同じなので、さらに気になりました。

ゲームエンジンについて、一応解説しますと、現在のゲームって、ゼロから作っていたら金も人も時間も膨大なリソースが必要になります。そこでゲームのベースとなる部分を作っておいて、それを素に様々なゲームを作るように今はなっているんですね。

例えば、全部社内製で作ったFF15は開発期間が伸びに伸びて顰蹙を買いましたが、社外製のアンリアルエンジンを使ったFF7リメイクは、初期の構想段階を終えたってニュースから間を置かずに発売日が発表されましたよね(開発期間が伸びた理由がゲームエンジンって特定できませんけど)。

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Manifold Garden-超高層連続構造体からの脱出

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Manifold Gardenは、現在Epic Games StoreでPC版、Apple ArcadeでiOS版が配信中の一人称パズルアドベンチャーゲームです。ゲームジャンルは、ポータルなんかを連想してもらえば良いと思います。

プレイヤーは、特にバックストーリーがないまま、超高層構造体を探索していきます。この構造体は、特定の出口からしか脱出できないループ構造をしています。エッシャーのだまし絵や、フランク・ロイド・ライトなどの建築家、漫画のBLAME!などの影響を受けたそうで、開発に実に7年もの歳月をかけたそうです。

グラフィックスタイルが独特で、まるでシェーディング前の素の3DCADの建造物のようです。ミニマルを極めたビジュアルだけでも一見の価値あり。

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スイッチ版も発売中のビジュアルノベルfault - milestone one

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結構前にsteamでPC版を購入したんですが、登場人物の女性比率が極端に高くて、「なんか期待してたファンタジーとは違うな」と思って、途中放置していました。

先日スイッチ版がダウンロード販売されるタイミングで、続きからはじめ、極端な男女比にも納得のいく理由があることを知って面白い! と一気にラストまでいきした。……とはいうものの、分岐のない(なかったよね?)ビジュアルノベルなので、総プレイ時間は3時間くらいです。

シナリオを手掛けているのは、アメリカの方ですが、日本のビジュアルノベルに感銘をうけ、ビジュアルノベルの聖地として日本に渡り、このゲームを開発されたそう。グラフィックは日本の方です。海外の方がヒットしているみたいです。

ゲームのテーマに、「異なる文明同士の交流(文化ギャップ)を描くこと」があると感じていて、それはシナリオライターの来歴から由来している気がします。

国産インディー累計30万本のヒット!国際化するビジュアルノベル「fault」シリーズ開発者インタビュー - fault SILENCE THE PEDANT

シナリオ以外の部分では、グラフィックが高解像度でびっくりしました。UIも洗練されています。セリフは音声なしです。

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メガドラミニレビュー:13‐シャイニング・フォース ~神々の遺産~(1992年/セガ)

メガドラ内蔵ソフトをゆっくり発売日順に紹介しています。11本目にタイトルは、ターンベースシュミレーションRPGのシャイニング・フォース ~神々の遺産~です。現在も、スタイルやジャンルを変えて続くシャイニングシリーズを代表するタイトル。

シリーズの人気を不動のものとした傑作タクティクスRPGです。ダークドラゴン封印から千年、ルーンファウストによる侵略に立ち向かうべく、総勢30名にもなる光の戦士たちが力を合わせて戦います。

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メガドラミニレビュー:12‐スーパーファンタジーゾーン(1992年/サンソフト)

メガドラ内蔵ソフトをゆっくり発売日順に紹介しています。10本目にタイトルは、シューティングゲームのスーパーファンタジーゾーンです。

ファンタジーゾーンはもともとセガ開発のアーケードゲームなのですが、ファミコン移植版とMD版を手掛けたのはサンソフトです。サンソフトといえば、ファミコンの伝説のクソゲー「いっき」を手掛けたメーカーです。そんなメーカーのFC版ファンタジーゾーンの出来があまりにもよくて、当時のセガ信者は悔しい思いをしたそうです。MD版も評価が高く、ファンタジーゾーンに限って言えばセガが作ったものよりも良い、との評価されているそうです。

本作の特徴としては、ほとんど唯一無二といっていい、ドーナツ状の循環構造のステージ構成(これは最近、オニオンゲームズのブラックバードに継承されましたね)と、ステージにショップが出現して買い物で武装を強化できることです。

名作シューティングのメガドライブオリジナル続編です。敵を倒してコインを集め、ショップでお買い物をするパワーアップシステムは健在。新たな8つの惑星を舞台に戦います。 
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