※画像は公式サイト、及びプレスキットより。引用箇所はDeepL翻訳+適当意訳となります
高品質なゲームアクセサリー、互換機を発売している米企業アナローグ社の携帯ゲーム互換機Analogue Pocketが、日本時間で8月4日深夜0時より予約スタートするみたいです。
— Analogue (@analogue) 2020年7月22日
当初、公式Twitterのツイートで、詳細不明で7月27日午前8時に発表ありと出ました。米時間なので、日本時間に変換すると、自分の調べでは7月28日午前1時となり、これはミスで午前0時が正しかったです。
時間になると、TwitterでPocketの詳細情報が明かされ、日本時間で8月4日深夜0時より先行予約が開始されることが発表されました。公式サイトも更新され、アクセサリ各種も発表。
もしこの日がプレオーダースタートだったらと思うとゾッとします。
本体価格は約200ドル(日本円で2万1000円程度)。アメリカから日本への送料は予約開始前なので、実際は違うかもしれませんが、現在販売中の他商品で試すと、4000円程度でした。テレビ出力+ブルーツゥースコントローラー対応のドックは1万円程度。ただし、技適対応しているのかは不明です。純正電源アダプタ(2000円程度)にJPNプラグ対応との表記があるため、期待したいですね。
Analogue Pocketとアクセサリ各種の発売日は、来年の5月となっています。ワンオーダー2個までの制限はありますが、複数回に分ければ特に購入制限はないようなので、当初の個数限定販売というのはなくなり、先行販売時に生産数を見積もって生産開始する感じなのかな? と睨んでいます。後述しますが、単なるレトロゲーム互換機ではなく、新規ゲームプラットフォームとして考えられているみたいなので、個数限定販売ではないと思ってますが、どうなんでしょう? 発売日まで時間もあるし、ちょっと発売が遅れても、争奪戦になって「物を売るってレベルじゃねーぞ!」になってほしくないなー。
今回も、公式サイトと公式TwitterアカウントのツイートのDeepL翻訳+適当意訳となります。
Analogue Pocketのご紹介。
マルチビデオゲームシステムを搭載した携帯型ハンドヘルド。シンセサイザーとシーケンサーを内蔵したデジタルオーディオワークステーション。携帯ゲーム機へのオマージュです。Pocketは、2,780以上のゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンスのゲームカートリッジライブラリと互換性があります。Pocketは、他のハンドヘルドシステム用のカートリッジアダプタでも動作します。ゲームギアのように。Neo Geo Pocket Color。Atari Lynx & more。2つのFPGAで完全に設計されています。
エミュレーションなし。
ポケットの特徴は、他の安価な互換機のようなソフトからデータを吸い出して、リナックスなどでエミュレートしているのではなく、カセットそのものをハードウェア上で動かしているということです。そのため、法律的にグレーな感じで個人的に避けてきた互換機としても、所有財産であるソフトをそのまま動かせて精神衛生上好ましいし、音楽や動作の点でソフトウェアエミュレータはオリジナル通りに動くか怪しい部分があったのが、オリジナルそのまま動作することが保証されています。
Pocket and Dock each have a small design change. Pocket: start, select and home button have been moved to the low-center for optimal comfort. Dock: recession has been added for stability. pic.twitter.com/lugwubICjA
— Analogue (@analogue) 2020年7月27日
本体デザイン上の変更として、スタート、選択、ホームボタンが右下に縦並びだったのが、中央に横並びになりました。たぶん、親指の腹などで誤操作してしまいがちになるからじゃないでしょうか。
信じることは見ること。
Pocketは、ファーストインクラスの3.5インチ、615 ppiの液晶を中心に設計されています。1600x1440の解像度で、ポケットはオリジナルのゲームボーイの10倍の解像度を持っています。ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ 私たちも信じられません。プロレベルの色精度、ダイナミックレンジ、明るさ。ディスプレイはゴリラガラスで作られています。ビデオゲームシステムでこれほど進化したディスプレイはありませんでした。
現在発売中のハイエンドVRヘッドマウントディスプレイクラスの解像度です。これはどんな写りなのか確かめたい!
Pocket's display is made from Gorilla Glass and 3x the typical thickness (1.5mm) in smartphones. It's tough. pic.twitter.com/VBJuykmkKe
— Analogue (@analogue) 2020年7月27日
ディスプレイはポリカではなく、スマホの三倍以上の厚みのあるゴリラガラスです。タッチディスプレイではないので、これだけ分厚くできたのでようね。厚みがディスプレイの見え方にどのように効果するのかが気になります。
アクセサリに保護シートもラインナップされていますが、分厚いゴリラガラスの強さに期待して、購入しないつもりです。美しくないし、貧乏臭くて嫌いなんです、保護フィルム。一枚1500円もするし(貧乏臭いと言ってて矛盾する言動)、スマホと違って簡単に買い換えする機会のないゲーム機には貼ることが多かったけど、今回はいいかな。
不安だったら汎用のフィルムでも良いし。3.5インチディスプレイなら、スマホ用汎用フィルムで十分かな(貧乏臭いと言ってて矛盾する言動)? 正方形にちかいアスペクト比なので、難しいかな?
Pocket's display is ultra-capable for a handheld. It has variable refresh and features user controllable 360° display rotation (for things like tate mode). pic.twitter.com/x8PqltSm0l
— Analogue (@analogue) 2020年7月27日
ディスプレイに関して、この公式ツイートの意味がわかりません。ディスプレイの向きを変えれるということでしょうか? もしかするとワンダースワン対応を見越して、縦持ち横持ちできるということ? ボタン類が上にくるポジションで操作できるということ? 故・横井軍平が、左手が不自由な子のために十字キーとABボタンが逆のゲームボーイを会社に内緒で改造してあげたという話がありますが、そういう対応かな?
ポケットが全部やってくれる。
ゲームギア。ネオジオポケットカラー。アタリリンクス。ポケットは、ポータブルゲームへの究極のオマージュです。ゲームギア、ネオジオポケット、アタリリンクス用のカートリッジアダプターをデザインしたので、妥協することなくポータブルゲームの歴史を探求することができます。
別売りの変換アダプタを使うことで、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンス以外のゲームも対応可能。アダプターは1個日本円で約三千円程度です。ゆくゆくはすべてのレトロモバイルゲームに対応したいそうです。
アナログはもうゲームだけじゃない。
音楽を作るためのものです。
PocketにはNanoloopというデジタルオーディオワークステーションが内蔵されています。シンセサイザーとシーケンサーです。音楽制作やライブパフォーマンスのために設計されています。音を形にしたり、伸ばしたり、変形させたり。音楽をキャプチャーしたり、ライブで演奏したり造形したりすることができます。PocketをMacやPCなどのハードウェアにMIDI & Syncケーブルで接続することもできます。
実はゲームボーイは音楽作成ツールとして現役で、コネクタやスピーカーを改造して使うアーティストが沢山います。独特のピコピコ音をオンボードチップで生成、この機械でしか出せない音らしいです。
本体単体だけではなく、PCや他のシンセサイザーと繋いでプレイすることができるようです。各種コネクタも発売。価格は各1600円から2000円程度。チップチューン音楽をつくりたい人で、ハードウェア改造が億劫、現代の信頼性あるハードウェア、とゲーム機ではなく楽器として欲しい人いるんじゃないでしょうか。
ポケットからMIDI USB-Aケーブル
PocketをUSB-A経由でMacやPCに接続し、NanoloopをMIDI対応のDAWやソフトウェアと同期させることができます。
ポケットからMIDI INケーブル
PocketをMIDIに接続し、キーボードやシンセなどの外部MIDI機器と同期してNanoloopを動作させることができます。
ポケットからアナログ同期ケーブル
アナログ同期を介してポケットを他のポケットや外部のハードウェアや楽器と同期させます。
ポケットからポケットへのリンクケーブル
オリジナルスタイルのリンクポートを介してNanoloopを実行している2つのポケットを同期させる
すべてのケーブルは 1st GB を除くすべてのオリジナル GB、GBC、GBA モデルと互換性があります。
OP-1やPOと接続できるようですね。本格的!! シンセ趣味はじめようとしている僕も大注目です!
Pocket can sleep & wake at anytime during use. Press the power button and Pocket will suspend gameplay and enter a low power sleep mode. Press the power button again to wake and pick up right where you left off. pic.twitter.com/Y7EjffP0Bx
— Analogue (@analogue) 2020年7月27日
スリープ&ウェイク
電源ボタンを押すと、Pocketはゲームプレイを中断し、低電力スリープモードに入ります。電源ボタンをもう一度押すと、目を覚まして、復帰します。
Pocket has a 4300 mAh battery with 6-10 hour gameplay time / 10+ hour sleep time. pic.twitter.com/j3iTXXr3B9
— Analogue (@analogue) 2020年7月27日
電池容量はなんと標準的なスマホの2倍ちかい4300mAh。Switchが三時間程度に対して、ポケットは最大10時間ほど動いてくれるようです。ゲーマーの気持ちをわかってくれていますね!! そのぶん若干重いかもしれませんが。
オリジナルの表示モード
PocketのディスプレイをオリジナルのGB、GBC、GBAのディスプレイに変形させます。クセがあります。Pocketの615ppiディスプレイは、バックライトLCDエフェクト、ピクセルグリッドパターン、LCDサブピクセルパターンなど、オリジナルのハードウェアディスプレイの特性を驚くほど正確に再現することができます。
オリジナルの10倍の解像度を活かし、オリジナルが持っていたドット間の隙間を表現しています。自分は苦手でしたが、LCDのもっていたチラツキなども表現できるのでしょうか。
ポケットほど、携帯ゲーム機の歴史を探るのに適した方法はありません。
大画面でPocketをプレイ。
Analogue DockはPocketの素晴らしい相棒です。Dockを使えば、PocketをHDTVに接続することができます。ワイヤレス8BitDo Bluetoothまたは2.4gコントローラーをDockに直接同期してワイヤレスでプレイできます。最大4台のプレーヤーをサポート。有線USB経由で直接コントローラを接続することもできます。
ドックは約100ドル。カラーは黒だけのようです。
変更点として安定性を高めるために凹みが追加されています。
技適が通っているのかが気になります。個人的には購入しないつもり。
背面ポート。MacBookより拡張性ありますね(笑)。
マルチプレイ。
最大4つのPocketを接続します。
このコードは、オリジナルのゲームボーイとも互換性があるようです。
ポケットハードケース。
外出先でもPocketを目立たせ、棚にディスプレイできるようにデザインされています。
1番意外性のあったハードケース。3000円程度と結構値段高いけど、かっこいい。購入予定です。
ボタンや端子類も完全に蓋されてしまうので、音楽プレーヤーとして使うため、穴あけ加工ハックとか出そう。
自分で作る
ポケット用のゲームを開発しています。GB Studioと提携しているので、プログラミングの知識がなくてもゲームのアイデアを現実のものにすることができます。
GB Studioは、お気に入りの携帯ゲーム機用のレトロゲームをドラッグ&ドロップで簡単に作成することができます。GB Studioで独自の.pocketファイルを生成し、SDカードから実行することができます。
単なる互換機として登場するのではなく、オリジナルゲームを発表できる新しいプラットフォームとしての野望があるみたいです。そうなってくると、個数限定販売というのはビジネスとして整合性がとれなくなります。工場生産の関係上、販売個数に制限がでるかもしれませんが、継続して販売される商品になるのではと思っています。
ビデオゲームの歴史を保存するのにも役立ちます。
PocketはFPGA開発用に設計されています。開発者が独自のコアを開発したり、移植したりできるように、2つ目の専用FPGAを追加しました。Analogue独自のハードウェアとスケーラーへのアクセスにより、開発者は驚くようなことができるようになるでしょう。
Analogue Pocketの開発に興味がありますか?ご興味のある方はご登録ください。
技術仕様
ポケットゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンスのゲームカートリッジに対応。
3.5インチ液晶。1600×1440解像度。615ppi。
360°表示回転(タテモード
可変リフレッシュ表示
再充電可能なリチウム イオン 4300mAh 電池
6~10時間のゲームプレイ時間&10時間以上の睡眠時間
すべてのボタンがマッピング可能
ステレオスピーカー
マイクロSDカードスロット
USB-C充電
オリジナルスタイルのリンクポート
3.5mmヘッドフォン出力
ドック
1080p HDMI出力
ワイヤレスコントローラーのためのBluetooth & 2.4gサポート
有線コントローラ用USB入力×2
最大4プレーヤー対応(Bluetooth4P、2.4G2P、有線USB2P
DAC互換性
コントローラーから電源ドックをオンにする
アダプター
AP_01 ゲームギアアダプタ
AP_02 ネオジオポケット+ネオジオポケットカラーアダプター
AP_03 Atari Lynx アダプタ
販売ページとアクセサリについて
本体カラバリを含まないラインナップは全13で、仮に全部購入すると約550ドルとなりました。送料を含めると日本円で6万5000円くらいかな。
本体にはUSB-Cケーブルが付属しています。
電源アダプタは別売りですが、ワット数さえ合わせれば、社外品でも給電可能でしょう。JPNプラグタイプとあるので、日本での使用も大丈夫そう。
18W急速充電ワールドワイドUSB-C電源[100-240v、50/60hz、USA/JPNプラグタイプ]
急速充電ポケット2倍速。Analogue Pocket用に設計されていますが、すべてのAnalogue製品と互換性があります。
8月の予約開始が楽しみです。
それまでにどっちのカラーを買うか決めなくては……!
天の邪鬼的には白なんですけど、すぐ汚してしまいそう。白色のプロダクトってすげー管理が大変で、作るのにお金がかかるんですよ。現在の商品画像はぜんぶCGだと思うんですけど、実際製造したら作れなくて、発売延期されたりとかね。iPhone4の時の話なんですけど。
いまのところ、アクセサリの購入予定はハードケースのみ。
本体で気になるのは、スクショ撮影などできるのかなーってことです。
あと、僕らの太陽みたいなカートリッジにセンサがついているソフトの場合、ポケットのカートリッジソケットからセンサが本体から飛び出ないじゃないですか。実際動いてもプレイ可能なのかな。一部ソフトは物理的にプレイ不可なのではないかと思っています。
公式サイト:Analogue - Pocket