
今週のお題「大きな買い物」
2月28日、3月1日東京/目黒にあるギャラリー「maruse b1 gallery」の地下一階で開催された「東和玩具と週末の午後vol.2」に行ってきました。
vol.2とあります通り、日本でソフビ作品メインの個展は二回目となります。
会場では、事前抽選作品の受け取りと、会場限定の抽選販売(後日発送)がありました。
※かなりの超長文になります。
画像は80枚超。
一枚の容量は最適化・リサイズして小さめにしてありますが、通信料にご注意ください。
今回、僕はおそらく地方からの参加ということも加味してもらえたのでしょう、事前抽選作品が当選しました。
当選していなくても行くつもりでした(もちろん、今後の抽選に有利になるだろう、という打算もありました)が、鑑賞するだけでも、大満足できる、とても良い展示会でした。
先着順などで、現地で購入できるソフビはないので、会場は全然殺気立っていません。
悪い癖で、いつものノリで、土曜日の開場前から待ちましたが、行列になることなく、ゆったりと見ることができました。
嬉しいことに、作品はお触り仕放題、写真取り放題。
東和玩具・西山さんによりますと、やはり触って重さやポージングなどを楽しんで欲しいとのことでした。
見に来た皆さんも、非常に紳士で、譲り合って作品に触れていました。
思わず出てしまった「めっちゃ良いな……」なんて言うつぶやきを、見ず知らずの方が拾ってくれて、ちょっとした会話になるなど、とても良い空間でした。
一瞬目を離すと、また違った作品の配置やポージングに変わっていて、写真撮影が捗りました。

開場は、JR目黒駅から徒歩20分‐30分くらいの場所にあるヴィンテージ雑貨のお店の地下のギャラリースペースです。
隣に有名な寄生虫博物館があります。
開場30分前くらいに西山さんが来られて、お店の方がその後に来て、ちょっと早いですが、と中に入れました。

いろいろな方が個展を開催されているようですね。
奥のスペースは、電気焼き窯があって、陶人形が乾燥中でした。
普段は陶芸をするスペースなのかな?
nijiya名義で陶人形を制作されている西山さんは、ここではなく、ご自宅で制作されているそうですよ。



広さは八畳くらいでしょうか。
白壁の空間にホワイトキューブの展示卓、ダウンライトに照らされた作品が目に入った瞬間、テンションはマックスになって、夢心地になります。

西山さんが、開場抽選の説明をされていますが、新作の二体のことが気になって、話が全然入ってきません(笑)。

事前抽選の方法は、開場にある紙から、任意で選んで応募するという方式でした。
ラインナップは、ザニ星人、ウータム、アングリーマン(未塗装のミックスで全てワンオフ)、トワノティウス(10個限定)、コチコチ(5個限定)、イエローハンター(新作)、檀家。
猫くん&ジャグジー閣下、ミブラ、モズラ、カラポ(赤・黒)、ジゴワ、頭脳ロボ……これらはワンオフです。
以上は3月発送。
4月発送に対決セット(新作)の1期があります。



事前抽選されたトワ人。
薄紫色成形か黄緑色成形か選べました。
早く来たメリットはどちらも選べるという点でしょうか。
紫は会場限定で、黄緑は会場と同数、後日オンライン抽選されるそうです。
よくよく見ると、奥の一体の成形色は少し黄色っぽい?
サンプル品でしょうか。
※すでに販売されたもののようですね。

TシャツとロンTは唯一の物販でした。
どちらも日曜日に行くと完売していました。



トワノティウスと指人形の展示。

コチコチのクリア成形の透明度が素晴らしく、本当に氷が固まったかのようです。


カラポ、ジゴワ、ゴマ粒のようにまぶされた色とりどりの塗装が美しい。

ミブラ。
未所持なんですよねぇ……!
販売回数も少ないとような。
金型代が回収できてない作品の一つなのでは。

ジャグジー閣下の孔雀のマント。
猫くんも瞳が入ると雰囲気変わりますね。

渋いカラーリング。
とても良いです。

ミックス成形の展示。

二日目は展示が減ってました。
理由は聞くの忘れてました……。


エンカビニールさんから今後受注予定のウー。
これを現地で見ることができ、とても良かったです。

生物としての自然さ、と東和玩具さんでは意識されているそうですが、こちらの造形を見て感じたのは、まるで岩山を生物に見立てているような感覚です。

まるでブロックを無意識的に積み上げたような塊感。
手で無遠慮に握ったかのように、表面は大きく凹んでいます。
自分は凹んだソフビが苦手であったんですが、このウーはとても良いな、と思いました。

ウーについては、西山さんも大まん祭で展示したサンプルの黒い成形色では「原型失敗したかも」 と焦ったそうです。
今回の成形色を見た瞬間、胸を撫で下ろしたとか。
成形色でここまで印象違うもんなんですね。


エンカビニール版は、この感じでほぼほぼ決まりだそうですが、自分で塗る場合は爪が塗りたいそうです。
受注販売で塗装を外注に出す関係で、この仕様だそうです。
でも受注はありがたいです!

妖怪シリーズの展示。
いわゆる付喪神的なお化けではなく、怨霊的なお化けを作りたかったそうです。
傘お化けではなく、平将門的な感じでしょうか。
文章も会心の出来とのことです。
たぶん、海外での東和玩具さんが個展開催された上海のギャラリーさんが来ていたのかな? 塗装版を海外で販売されるという話は盗み聞きしました。
これらは、展示だけっぽかったですね。


成形色がとても良いですね。

まだ一度しか販売されていない幻の作品。




2パーツ構成の作品は初めてですね。
背中側を撮影しておけばよかったです……。
見返すと後悔いろいろ。


後悔あとでゆっくり読もうとしたのですが、粒子フィルターありにしてしまい、読めない箇所あり……。
スマホで撮ればよかったです。
失敗しました。



自身の代表作になるかもしれない、とおっしゃっていた宇宙服ボディのシリーズです。
新作はイルミネーションな感じの1つ目エイリアン。

オカシラ。
東洋妖怪っぽさに宇宙服というギャップがとても好きです。
宇宙服ボディで個人的に一番欲しいキャラクターでしたが、今回は販売がなく、今後手にいれたいキャラクターの筆頭です。
前回の個展に行けばチャンスあったかもしれなかったのに! く、悔しい!!

不勉強ですみません。
このキャラクターの名前がわからない……。
バーミンちゃんとの関係が気になります。

後頭部の拭き取り塗装がいい味でてます。
とッても良い!

足裏も造形されています。
そう言えば、東和玩具さんの作品って刻印してないですね。

バイブスくん。
こちらもキャッチーなキャラクターですね!
そういえば、宇宙服のキャラクターたちは、ヘッドとボディの成形色が違う組み合わせになっていますね。金型が別ってことなのでしょう。

こちらの作品の名前は、おそらくアングリーマンでしょうか。
インパクト大大大な人の頭部。
こちらも好きだなぁ。

前回の大まん祭で販売された……すみません、名前を失念してしまった。
トゲ……ああん、最近全然覚えられないッ!
もっとみんなブログやユーチューブで紹介してほしい……。
大まん祭行けるのか、仕事が微妙で、応募できませんでした。


新作のイエローハンター。
決定版的なカラーリングですね!
話題沸騰でした。
実は頭頂部の毛のないオッサンキャラという感じのギャップが良いですね。

檀家たち。
展示の配置がどんどん変わっておもしろかったです。

こちらのザニ星人は、販売リストになかったですね。
塗装をみる感じ、特別な一体の様子。

横幅がワイドなのが良いなぁ!

シンクホールさんとコラボ作品のワンオフ。
こちらはQRコードから応募できるようです。


おそらくデット○ールが元ネタでしょうか。
意外なチョイス。




いよいよ最後の展示です。


対決セットと言う名前で、今回お披露目された2体。
個展で一番、この展示に釘付けでしたし、一番触ってました。
西山さんに、「いやいや、こんなのあるなんて聞いてないっすよ!」 と若干、何故かキレ気味で話してしまいました。
こちらを見れただけで、天へと昇る気持ちでした。


怪獣のほうは、2024年の10月に原型の一部が投稿されていて、おそらく今回お披露目されるのでは、と思っていました。

初公開された顔を初めて見た瞬間、キューンとしてしまいました。
グロテスクな口に反して、つぶらな瞳がめちゃくちゃ可愛い。
鼻は人間みたいで、そのギャップも面白いです。

大きくて太い足!
指が丸々としているのが若干気持ち悪くて良いなぁ(笑)。

ごつごつした体表と、このボリューム感!
ガンメタで塗られた部分は、こだわりのドライブラシ。
原型に一年近く必要だったのも納得です。
とても苦労されたように思います。


そして、事前告知なし、完全不意打ちで発表されたロボット!
これは本当に心を打ち抜かれました。
陶芸作品を購入時より、ロボを、ロボをと望んでおりました。
(オオメノトウやズノウロボがおりますが)

まずモチーフが最高です!
悪いロボットでありながら、愛嬌があって……。

表面の処理が圧巻。
手仕事感満載のヘアライン仕上げが、鋼鉄ボディの重厚感、時間、スケール感を表現。

胸に輝く勲章たちが、物語を空想させます。

頭部で分割されていない割り切りも良いですね。

塗りも素晴らしいです。
いつものこってりとした筆塗りではなく、あえて下地を見せるドライブラシ。
玩具感満載。
自分はソフビが好きなんだ、という原点に、童心に帰してくれます。

写真……失敗。
会場抽選では、こちらの対決セット一択で応募しました。
多分、めちゃくちゃ応募数も多いだろうし、それでもハズレるでしょうけど、複数応募して、こっち当たったから、対決セットはハズレ、というパターンを極力排除したかったのです。
駄目押しとばかりに、1期が無理そうなら、2期、3期も応募したい(見てみたい)ので、ぜひ長く作ってください、と想いを伝えました。
2体セットということもあり、自分の玩具購入歴最高額を更新してしまいますが、こちらを入手できるなら本望!

そんなこんなで、購入できたトワ人と東京旅で購入したものたち。
トワ人は、ウータム、ティタン、フィブル、トワノティウスと続けた猿人系の現時点の最終形態で、今まで培った集大成的作品とのことでした。
太ももの部分から抜いて、首にできる生物として不自然な接続部の直線を消すという狙いがあるそうですが、造形がとても大変で、これまで非常に難儀したそうです。

帰りの新幹線の中で、帰ったらこの写真撮ろうと思ってました。
ぐふふ……。

Tシャツの柄にあるとおり、猿→猿人→人という人類の進化を表して、同時に作品作りとしても進化していったということなのでしょう。
トワノティウスで初期構想としては、完結していたところに登場。
東和玩具の屋号トワに通じるのは、トワノティウスと同じですが、神へと一旦飛躍して、神を似せて作られたヒトへと逆転するのは劇的です。
ザニ星人もその系譜にあるようですが、人から離れて異星人へと飛んでいってしまうのがまた面白いですね。

まさしく永遠に居たい空間でした(かっこつけ)。
名残惜しいですが、日常に戻らねば。
こうして振り返ると、写真のミスであったり、もっとチェックしておくべき作品があったなど、後悔の気持ちがあります。
現地でいると、頭がふわふわしちゃって、全然思考が回らなくなります。
西山さんや友人、見知らぬ方々ともお話したけど、何を喋ったのかめちゃくちゃ不安になります。
失礼しまくっていたら、申し訳ありません……。
こんなに自分はソフビが好きだったんだ! と再確認できました。
素晴らしい個展でした!
東和玩具さん、スタッフの方、会場ご一緒にされた方、どうもありがとうございました。