本日の深夜、フェイスブックはオンラインイベントを開催。
仮想現実(メタバース)事業を中心に据えるとして、Facebookは社名をMETA(メタ)に変更しました。これは、かつてグーグルがアルファベットに社名変更したように、SNSとしてのFacebookは残ります。一方、事業の中核を今後担うであろうOculusブランドは消滅し、METAに上書きされます。Oculusの名前は今後の歴史から消えてしまいます。
METAはプレスリリースに、多くの人に愛されたOculusブランドをたたむことは、我々にとっても難しい決断だった、と書いていますが、買収した会社の名前を名乗ることをプライドが許さなかっただけでしょう。なにかと評判の悪いFacebookという名前を脱皮したかっただけでは、というのが一部の見方のようです。
一方で、インスタグラムやワッツアップを有するフェイスブックが、SNSではなく仮想現実に完全に軸足をシフトする、というのは結構な決断です。なぜなら、VRやARが、かつてのPC、かつてのスマートフォンのように、世界を一変させる次の新しい分野ともてはやされたのは、もはや昔のこと。いつまでたってもVR元年は開けず、僕を含む一部の人間が楽しむものになったと個人的には思います。そんな茨の道を突き進むという決断は、一歩間違えるとMETA本体の終焉となる可能性もあります。
VR愛好家にとっては、Facebookみたいなアメリカ屈指の大企業が、今後もバリバリやってくぜ! 宣言したことは、一応好意的にみたほうが良いかもしれません。METAの製品買わなくても、業界が盛り上がれば、良い製品が出てきますよ、きっと。
METAの発表と同時に、これまで必須だったFacebookアカウント同期が不要になるようです。別会社のOculusの製品に、どうしてFacebookアカウントが必要なのか、独占禁止法違反の気配もしたため、その部分を含めた社名変更のような気もします。
グランド・セフト・オートのVR版を発表
今OculusQuest2版のバイオハザード4をプレイしていますが、今後も名作ゲームのVR化をやっていく感じでしょうか。新規IP立ち上げるよりも、既存ファンを取り込む戦略なのかな。
ハイエンドVRヘッドマウントディスプレイProject Cambria
リークではQuestの上位版Proではないか、と言われていたモデルですが、全く別ラインの製品らしいです。
特徴としては、これまでとは違うレンズ構成で、小さく、軽くなる模様で、ヘッドバンドも中央の部分がなく、つけ外しもストレスがなさそう。
Questでは外部映像取り込みはモノクロでしたが、Project Cambriaではフルカラーになるといいます。最先端のテクノロジーを用いた、高価格帯の製品になるとのこと。
コントローラーも大きな輪っかがなくなりコンパクトになります。Facebookは、手首に機器を取り付けて、筋肉の電気信号を読み取って、ハンドトラッキングする技術を開発していましたが、これがコントローラーには採用されないのかな。
価格的に10万円とか行かなければ、投資してもいいかな。
Project Cambriaは、2022年の発表予定です。
ARヘッドマウントディスプレイProject Nazare
Project Cambriaとは別に、シースルーグラスのARヘッドマウントディスプレイであるProject Nazareが、数年先に発表される模様。こちらはコミュニケーションやビジネス用途だと思うので、僕にはあんまり関係ないかも。
META Quest2は買いか
OculusQuest2は、名前がMETAQuest2になります。
製品のティザー、しかもハイエンドモデルだったので、今後もQuest2は現役でしょう。
現行Oculusの名前がなくなるので、欲しい場合は今のうちに確保しておくべきかも。
なにかしらアップデートあるかもしれませんが、最近ベースグレードのストレージがアップしたところだし、どうなんでしょう。
内蔵SoCが、放熱の問題でフルスペック活かせていない、という話があり、そのせいで放熱能力を増したPROモデルの噂が出たらしいです。今回の発表会で何もなかったので、近いうちにアップデートはないかな?
僕自身Facebookは好きじゃないが、現行最高のVR機器であることは間違いないと思います。