12月28日追記:タイトルから「暫定」を取りました。
Oculusの最新スタンドアロンVRヘッドセットのクエスト2を一週間ほど使っています。発売の数日前にFacebookアカウント連携関連で炎上してしまう残念なことがありましたが、個人的にはその不具合には遭遇せずに、快適に使えています。
購入当初から満足度が高かったですが、一週間ほど使用して、現状今年買ってよかったもの暫定1位です。
しばらく使ってみて、改めて感じたこと、OculusLinkなどの使用感などをアップデートしておきたいと思います。
- ミラーリング機能で、この楽しさをシェアしやすくなった!
- 画面解像度について
- 装着感・エリートストラップ必要?
- 鼻の隙間問題
- ハンドトラッキングについて
- コントローラはもっと手に馴染んで欲しい
- ガーディアン機能について
- 外部カメラ
- OculusLinkについて
- ゲームの値段、ちょっと高い
- 〆の文
ミラーリング機能で、この楽しさをシェアしやすくなった!
スマホのOculusアプリには、ミラーリング機能があり、同一Wi-Fi回線を使用時に、クエストの画面をスマホや、スマホを通じてさらにミラーリング機能のあるテレビに写すことができます。
ブログ記事の画面内写真は、全部ミラーリング機能で写したものを、Android11のスクリーンレコードで録画・切り出ししたものです。
かなり画像は荒くなります(さらにGIFアニメーション化でかなり圧縮しています)が、VRが楽しいのは本人だけで、まわりから見ると異様に映るというのが普及させるのにも問題だったと思うので、この機能はとても嬉しい。記事も書きやすいです。
画面解像度について
OculusGOのときに比べると雲泥の差で、物体の質感まで伝わってきます。めちゃくちゃ鮮明で、すごいなー!! と思っていたのですが、一週間もすると目が慣れてきて、動きの早いゲームの場合は問題ないのですが、動画視聴や文字を読む場合など、ジャギってるのが気になる場面も多く出てきました。
解像度スペック的には、まだまだハイDPI化を進めていって欲しいです。
今回のスペックの片目約2Kを基準にすると、倍の4K欲しいな、って思いました。
これは落胆しているのではなく、まだまだVRには伸びしろあるぞ、未来の製品が楽しみだなぁ、って気持ちです。
装着感・エリートストラップ必要?
個人的に、装着感がかなり良く感じました。フェイスクッションの素材がGOの時と比べてよりもっちり繊細になり、肌触りが良いです。プラスチックの芯材があるので、ピタッと肌に密着する感じがします。反面、人によって顔の形に合わないという人もいるかもしれません。オプションでいろいろな形のフェイスクッションが出ているようなので、こちらを試すのも有りかと思います。結構、汗をかくので、予備に何個か欲しいって気持ちもありますね。
コストカットされたストラップは、僕には案外合ってました。特に本体が重いという印象もフィット感が悪いという感想もありません。オプションのエリートストラップは、僕には不要かな。高いし。カウンターウェイトにもなるバッテリー付きのストラップが社外製で出たら買うかもしれません。
鼻の隙間問題
我々、顔の平たい属特有の問題なのですが、鼻が低すぎて、ヘッドセットに隙間ができてしまい、外界の様子が見えて没入感が妨げられてしまいます。
これも自分には気にならなかったですね。むしろ、この隙間が便利で、見失ったコントローラを探すとか、周囲に物が落ちていないとか、Wi-Fiのパスワードを読むとか、You Tubeのコードを見るとか、便利に使えました。
ハンドトラッキングについて
コントローラを使用せず、自分の手だけで操作できるという未来的な機能ですが、まだまだ完成度は低いです。でも、普通に動くことに感動できますよ。VRの未来はこの先に。
トラッキング用のカメラ位置のせいか、直感的に手で触って操作するというよりは、カーソル位置を間接的に操作する感覚で、ちょっと慣れが必要です。
キーボードを高速タイピングするなんてことは、まず不可能です。コントローラが遠くにある、電池がないときなどに緊急回避の代替の操作方法という感じです。
操作としては十分機能しているので、今後の発展に期待したいですね。
コントローラはもっと手に馴染んで欲しい
Oculusのコントローラは、VRヘッドセットの中ではスタンダードという感じなのですが、個人的にはまだまだって感じがしました。これが最良とはとても思えません。
この特徴的な丸の部分は親指をトラッキングしているのか、コントローラ自体の向きや位置をトラッキングしているのかわかりませんけど、大きくて邪魔だし、重量バランスも変になって手馴染みが悪いです。銃を撃つゲームの場合、銃口が思っていた位置じゃなかったことが多かったです。
そもそも左右で形が違うのが使いにくいと感じました。慣れれば、形で左右の違いがわかるようになるんですけど、何度も間違った方を握ってしまいました。
ユーザーフレンドリーなのは、左右どちらを握ってもオーケーなシンメトリーなデザインで、握った瞬間、コントローラのほうが、右手左手を判別して勝手に切り替わってくれるようになることではないでしょうか。
ガーディアン機能について
安全境界線を床に書いて、ヴァーチャル領域をつくるガーディアン機能。あくまで床ベースなので、突起物や、人やペットなどの接近を注意してくれる機能はありません。その点は変わらず不満ですが、ガーディアン領域のログが場所に残っていることに感動しました。
僕の場合、2階の自室と1階の広い仏間にガーディアンを指定しているのですが、ちゃんと場所と領域を記憶していて、どちらの場所でも再設定なしにVRを開始できるんです。たまに忘れてしまいますけど、ガーディアンの設定はけっこう楽しいので、苦ではないです。
外部カメラ
本体のサイドをとんとん、と叩くと外部映像を取り込めるのですが、カメラ位置の都合で、酷く映像が歪んでいますし、低解像度のモノクロなので、冬に実装予定のインフィニット・オフィスで、ちゃんとAR的な表現ができるのか、心配しています。
また暗い部屋では、外部トラッキングができないため、使用不可能です。この点は使用状況の汎用性が落ちるため、GOに軍配が上がります。
OculusLinkについて
PCとケーブル一本で繋いで、スタンドアロンからPCVRも利用できるという素晴らしい機能です。
ケーブル選びがちょっとむずかしいのが難点。
自分は気になっていたケーブルを購入して試してみました。一応、OculusLinkそのものは使えました。
グラボのUSB-Cポートを活かすため、両端TypeCにしました。
本体に取り付け、PCのポートに挿す。
あと、OculusのPC版のソフトウェアと、SteamVRのインストールがPCに必要です。合わせて10GBを超えるので、それなりの準備を。
PC版のOculusは、ホーム画面がかなりシンプルでした。また、Questを使うPC版のOculusベータ版だからなのか、画面解像度はQuest2単体の時よりむしろ低下している印象でした。これは、ケーブルの影響かもしれません。
ゲームなどは、Oculus以外のSteamなどのコンテンツも利用できるようなのですが、Oculusのホーム画面からSteamVR上で無料のアプリを起動してみましたが、無事起動しました。ですが、やっぱり解像度が低く感じたので、QuestにあるタイトルをわざわざPCVRで動かすメリットはないと感じました。
また、VRではなく、通常ゲームを起動してみると、Steamコントローラは反応せず、Oculusコントローラで操作するようになるのですが、ボタン配置がカオスでまともに動きませんでした。でも、この点については、ステータスのところにゲームパッドのアイコンがあったので、おそらく設定すれば、ゲームパッドは使えそうです。
ゲームの値段、ちょっと高い
現状、僕がお金を出して購入したのはビートセイバーのみ。ただ、めちゃくちゃ楽しいので、これは個別にレビューします。
Oculus、本体価格は安いのですが、ゲームは結構お代しますね。千円~4000円くらい。僕の懐具合では、気軽にポンポンは買えないです。
無料ソフトとデモ版をいくつかやったので、一口レビューしていきます。
無料ソフトやデモ版を探す方法は、ストアで「Free」や「Demo」と入力すると良いですよ。結構検索は精度良くないですが……。
キズナアイの音ゲー
「Kizuna AI - Touch the Beat!」トレーラー映像
Vチューバーのドン、キズナアイが歌い踊り、プレイヤーは観客となり、サイリウムを奮って声援をおくります。ステージからノーツが降ってくるので、それをタイミングよくサイリウムを振ってヒットさせる。基本ビートセイバーです。コンボが続くとキズナアイちゃんがどんどん近い位置になって、「かわええ!」と見惚れるとミスして、キャラが遠くに……。うーん、ゲームプレイに集中できずに、ちょっとイラっとしますね。2曲くらい無料で残りの楽曲はアドオン方式でした。僕はおめシス派なので、アンインストールしました。おめシスはいいぞ。
SUPERHOT VR(DEMO)
PC版を少しプレイしましたが、VRモードは別物でした。飛び交う銃弾をさっと避けるのは、マトリックスの世界! 相手を殴る臨場感。空中の銃を直感的にキャッチして、トリガーを引く。全ての動作がスムーズ。所有しているPC版にもVRモードが入っているのですが、なぜかOculusLinkでは動作せず。
Creed: Rise to Glory VR(DEMO)
Fighting Rocky Balboa!! | Creed: Rise To Glory VR Gameplay
ボクシングゲーム。移動や視線移動が結構ピーキーな挙動をするので、VR酔いしました。
雰囲気はバッチリ出ていると思います。
Space pirate trainer(DEMO)
Oculus Quest Space Pirate Trainer - Galaga On Steroids!
FPS・ガンシュー。キチンと日本語吹き替えになっていました。
レーザー光線避ける時スローになる演出がカッコイイ。
You TubeVR(無料)
コレが本当のキラーコンテンツ。解像度が上がった。天井に画面を写して、ごろ寝で無限に視聴できます。欲を言えば、視聴箇所は記憶できると嬉しい。毎回移動させるのが面倒。これを体験するだけで、本体代の元はとれたと思ってます。
プライムビデオVR(無料)
Amazonプライム会員なら、無料で視聴可能。
本当に映画館のようです。解像度はもう少し欲しいですが、下手なプロジェクターよりずっと良い。
これもキラー……と思ったけど、急にスリープになることがあるので、感動的シーンのときに、いきなり真っ暗になり、興ざめなので、これだけなんとかして欲しい。
追記:バグだったっぽいです。修正された模様。
〆の文
大変記事が長くなってしまいました。
熱中しているし、買って大満足です。
ソフトはあまり購入できていませんが、セールが始まったら、いくつか購入したいと思ってます。
おすすめのソフトあれば、コメント欄で教えてください!