当ブログ初の一日で2回目の記事更新(明日、OculusQuest2が届かなかったら、明日の記事としてカウントする予定です)。
追記:23日の更新が出来なかったので、更新日を振替しました。
届きました。
明日は、OculusQuest2の発売日です。クエスト2は、前作よりスペックを1.5~2倍まで高め、価格を一万円以上下げました。前作が部品調達の面で供給過小だったことも反省してか、相当数の在庫を準備して、直販と少数のオンライン販売だけではなく、広く一般家電量販店でも販売する予定になっています。VRヘッドセット普及に本腰を入れた野心作です。
毎度のこと今年はVR元年と盛り上がっておりますが、今回こそ! と界隈は大盛りあがり。
僕もエプソンのモベリオ、オキュラスGOとVRヘッドセットを買って、遂に決定版が! と楽しみにしていました。ワクワクが収まらず、ネットでレビューやニュースを漁っていると、なにやらツイッターのトレンドで不穏な空気が……。
やはり、貴様か、Facebookめ!!!
Oculus社は、Facebook傘下にあるのは周知の事実ですが、最近はその影響を強めていて、Oculusアカウントとして独立していたアカウントはFacebookアカウントに紐付けされ使用を強要され、発表会の名前も乗っ取られてしまいました。
今回の問題も、Facebookが悪いみたい。注意として、あくまでそういう話があるってだけで、本当に正しいのかは不明です。こんな話が出ること自体が、Facebookの不信感の高さを物語っているという見方できますが……。
OculusQuest2発売を前にして、Facebookアカウントを作成した人がいて、実名と正しい生年月日を入れたにも関わらず、アカウント停止されてしまったそうです。
ここで、注意したいのは「げ! 実名入れないとVRできないの? ムフフな……いや、人類発展に関わる高尚なコンテンツ見れないじゃん! しかも見てるのフレンドにバレるじゃん!」 という心配なんですけど、そこは大丈夫です。実名の他にVR用の匿名を登録できますし、VR用のステータス公開範囲なども設定できます。僕はOculusGOの場合は、完全非公開で、VR上では透明な存在です。Facebookが本当にキチンとプライバシー守ってくれているのか、それは信用できませんが!
話を戻すと、たとえアカウントが正常にできたとしても、フレンド登録がないとか、主だった活動がないと、これもまたアカウント停止となってしまうそうです。Facebookが永久BANとなってしまったら、当然Oculusのヘッドセットは文鎮化します。独立心の高めのギークやガジェットオタクの反感を買ってしまう結果になってしまいました。
Oculusにとっての不幸は、製品開発のための資金力が欲しかったとはいえ、よりにもよってFacebookに目をつけられたということです。Facebookは、VRを楽しい未知の自由な世界というよりは、自分たちのサービス・ ビジネスをもっと拡大発展させてくれるフロンティアとしか見ていません。そのため、Oculusだけを遊びたい人にも、Facebookの登録を課し、自分たちの支配下に置こうとするのです。
一つだけ光明を見出すとすれば、FacebookとOculusは独立した企業であるにも関わらず、Facebookを利用しないと使用できないことは、独占禁止法に抵触する可能性が示唆されていることです。この問題が大きく取りだたされば、Oculusアカウント復活もあるかもしれません。
僕の考えを言うと、今回のOculusQuest2の価格の安さの秘密もFacebookアカウント紐付け込み価格設定だと思うので、Facebookを横暴だ、と一方的に叩く気にはなれません。提案として、Kindleの広告あり無しバージョンのように、Facebookアカウント紐付け無しで一万円高いバージョンとか用意すれば、炎上しなかったのではないだろうか、と思うんですが、いかがでしょうか。
僕の状況を最後に記しておくと、Facebookは実名登録していてフレンドも何人かいますが、スマホ上からアプリはとっくに消去していて、何年もまともにログインしていません。クエスト2が発表されて、GOでログインしてみましたが、問題なく使用できたので、今回のアカウント停止騒動には巻き込まれていないかな、と思っています。
追記:どうやらアメリカ大統領選挙に向けて、政府の要請でFacebookで本人かどうか疑わしいアカウントを精度の低いAIが片っ端しからBANしているみたいです。タイミング悪すぎ。
Oculus公式もこの件について応していていますが、実名と正しい生年月日を入力してくださいとだけで、正しく入力したにも関わらず、アカウント停止されてしまった人への対応にはなっていません。背後にいるFacebookとの連携も上手く取れていない状況に思えます。
そもそも、そんな簡単にアカウントが次々停止できていいんでしょうか。実名で登録しているのにそれが拒否されれば、もう登録することができません。せっかく購入したVRヘッドセットや購入したコンテンツが、Facebookのさじ加減で、次の瞬間使えなくなるってサービスとして凄く不安です。サポートに問い合わせしろと言われても、手間じゃないですか。FacebookはOculusをどうしたいんでしょう。凄く楽しみな祭りの前の盛り上がりに冷水を浴びせられたかのようです。もっと迅速に対応して欲しいところです。