今週のお題「叫びたい！」
昨日、Oculusが消滅してMETAになる、って記事上げましたが、そのOculusQuest2（現METAQuest2）に移植されたバイオハザード4をプレイしています。
『バイオハザード4』は2005年にカプコンよりニンテンドーゲームキューブ用ソフトとして発売されたホラーアクションアドベンチャーゲームで、PlayStation 2、Microsoft Windows、Wii、PlayStation 3、Xbox 360、PlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switchに移植されました。
約16年前のAAAタイトルがVRに移植ということで、当時のファンを呼び込む戦略なんだと思います。個人的には初バイオハザードです（借りて遊んだことがありましたが、4がどうだったかしりませんが、初期のラジコン操作がなじまず挫折）。
16年前のタイトルという訳で、グラフィックは現代の水準からは見劣りします。ハーフライフアリックスをプレイ済みですし、バイオハザードファンでもないのでノスタルジーも感じませんし……。でも、遊ぶぶんには十分なクオリティだと思いますよ。Questのゲームって、カジュアル寄りな感じで、こんなふうにガッツリ長く遊べるタイトルがなかったので、それだけでも嬉しい。
ゲームとしては、三人称視点だったオリジナル版から一人称視点に変わっています。
ハーフライフアリックスとの違いとして、一番うれしい点は、武器やアイテムが全て身体にマウントされていて、腰にハンドガン、背中にショットガン、胸にナイフと手榴弾と、実際装備を握って取り出す動作が直感的です。うまくリロードできず、ワチャワチャするのも楽しい。
今回の敵は、知らなかったんですが、ゾンビではなくて、寄生生物に侵された人間。初めてのバイオハザード4で、人間を撃つのは、良い子ちゃんな僕には避諱感が強かったです。バーチャルでも、あんまり好きではないなぁ。ワラワラと人間が襲ってくる恐怖は抜群で、思わず叫んでしまいます。もともとバイオハザード4は、ホラーというよりアクション寄りだったらしいんですが、VRになることで恐怖をダイレクトに感じることができます。
コンシューマタイトルをVRに移植した弊害なのでしょう、一部シーンは操作キャラが幽体離脱して、三人称視点に切り替わります。致し方ない点があったのだと思うんですが、ここはテンション下がりますね。VR酔いを抑える意図もあると思いますが、別の意味でシラフに戻ってしまう……。
物理エンジンなど無かった時代なんでしょう、銃がヒットする挙動に、大げさに吹っ飛ぶ敵が結構シュールで、なんだか笑えます。
ここがこのゲームのメイン部分なので、面白いです。……が、僕にはかなり難しい。上記の人間を撃つ忌避感に加え、立体音響ではなく敵の位置がよくわからない。耳元で敵の声が聞こえて、びくつく、しかし敵は遠く。
僕よりゲームが下手と思っていた妹に触らせたら、意外なことにすごく上手で、「兄ちゃん、頭撃ったら一発や！」 とケロっと言うんですよ。女ってこえー。
部屋の木箱や樽を壊して、アイテムをゲットするのが楽しい。探せるオブジェクトは決まっているので、ハーフライフアリックスのような家探しの楽しさはあまりないかもしれません。
手紙とか落ちているんですが、画面うつりかわらずにそのまま読ませてほしかった。
通信が入ってくると、電話を実際取り出して、応答します。
タイプライターも実際タイプできます。
部分的には、これぞVRっていう体験ができます。
やはりカットシーンが映画のような感じになってしまうのが没入感を失わせる原因です。
そういう意味で、VR完全対応のバイオハザード7のQuest版だったらもっと良かったんですが、マシンパフォーマンス的に4が限界だった、ということなのでしょう。
当時のAAAタイトルということで、ゲーム内容はかなりリッチにできており、Quest2を持っているならマストなタイトルだと思います。
