※公式サイトより画像を借用しています
普及機として1000万台以上売りに売ったメタ・クエスト2(登場時はオキュラス・クエスト2)の後継機となる、Meta Quest 3が昨夜発表されました。
詳しいスペックは、9月の発表会で明らかになるそうです。
今回はスルーかな。
日本では500ドルが75000円というのも、ちょっと引っかかるところがありますし、Meta Quest 3の性能向上は、大きなものですが、Quest2が併売されることもあって、急いで購入する気にはなれません。
個人的にVRヘッドセットには魅力と将来を感じていて、モベリオ(VRじゃないけど)、GO、クエスト2を購入しました。
Quest3のスペック、新機能は、他のメディアを参考にしてください。
軽くまとめると、解像度アップ、処理能力大幅アップ、パンケーキレンズ採用で本体スリム化、フルカラーパススルー対応(MRに対応)、小型化したコントローラ等です。
参照-Meta、「Meta Quest 3」正式発表 - GAME Watch
本体の約半分の厚みになりました。
バッテリーパックも全面についてるようですね。
うーん、バッテリーライフ的に、前後バランス的にどうなんでしょう。
コントローラは、邪魔な位置情報取得用のリングがなくなりました。
しかし、メタクエストプロのコントローラとは異なり、カメラは不採用。そのため、位置取得精度は、プロコントローラよりも劣るそうです。
すっきりして、これは嬉しいですね。
プロモーション動画を見ると、ちょっと方向性が不安になります。
まるでアップルと任天堂のCMみたいで、メタのビジョンが見えてきません。
そもそもマーク・ザッカーバーグは、メタバースを次世代コミュニケーションハブとして将来性を感じたからこそ、オキュラスに出資して、オキュラスを潰して吸収したように思ってました。
しかし、今回のプロモーションでは、人と人がつながる要素は皆無で、登場するアクターの見た目は垢抜けていますが、孤独な人間が一人部屋でヘラヘラゲームをやってるというナードやギークそのものという感じです。
そして、ナードやギークを夢中にさせるようなゲームは、未だにVRにはありません(新しい技術への期待感はあるが、通常のビデオゲームを抑えて、ゲームオブ・ザ・イヤーをとるようなタイトルはあるか?)。
個人的には、VRを介してのコミュニケーションに魅力を感じていません(現実世界でもコミュ障なのに)が、そろそろ実態のない夢のデバイスだったころの神通力が消えてきて、現実として夢中になれるコンテンツを必要としているような気がします。
正今回のフェイスプレートのデザインは、あまり良くないと感じました。
これも購買意欲が失せた理由。
そもそもVRヘッドセットは、未だに異質な存在です。
iPhoneX時代のカメラユニットが3つ並んでる姿が、より異質さを醸し出しているように感じます。
もちろん、この配置には意味があるのでしょうが、下方に配置されたカメラは、人でいう伏せ目状態で、この姿を見た一般人の印象はどうでしょうか。
「なんか陰気臭いな」 って僕なら思う。
せめて、2つ目だったら、ちょっと可愛かったと思う。
中央部分は接近センサーらしいので、カメラっぽくしなくて鼻の部分に隠す感じで搭載してもよかったのでは。
あるいは、三つ目みたいな配置だったら、攻殻機動隊っぽくてかっこよかったように思います。
一般人向けなのか、ギークやアーリーアダプター向けなのか、正直どういう気持ちで製品コンセプトを練っているのかよくわかりません。
メタ内部の混乱を物語っているように自分には感じました。
そんな訳で、今回は様子見かなぁ。
値段が安くないなら、Valve indexの次世代機などを待ったほうが幸せになれそう。