CD PROJEKT Groupが、同社で進行中のプロジェクト5本について公表しました。その中には、ウィッチャーの新三部作とスピンオフ作品、新規IPに加えて、ネットフリックススのアニメシリーズ「サイバーパンク・エッジランナーズ」で、ローンチ時の大失態を払拭する逆転大人気に転じたサイバーパンク2077の新作も含みます。
大型DLCが発表されるものの、計画中のDLCは一本だけとなっていた(確かもともとオンラインマルチ化とかあったような?)ので、このままサイバーパンクは一作で終わるのかな……と半ば思っていただけに、本当に嬉しい!!
今回は、前作での失敗をしっかり肝に命じて、ビッグマウスを控えて、十分な開発期間と人的リソースを確保して、ローンチを成功させてほしいですね!
サイバーパンク2077新作のプロジェクトのコードネームはオリオン。オリオン座のことですね。ギリシア神話における登場人物オーリーオーンを題材とした星座らしいです。海神ポセイドンの息子とされ、背の高い偉丈夫で、稀に見る美貌の持ち主であり、父親であるポセイドーンから海を歩く力を与えられ、海でも川でも陸と同じように歩く事ができたとされています。もしかすると、2つの世界? 舞台があるとか? 例えば、リアルのナイトシティと、メタバース上のナイトシティとか。
他のタイトルが、一個の星に対して、このプロジェクト名だけ星座の名前なのも意味深ですね。
ダークな未来世界を舞台に、シリーズをさらに発展させると公式ツイートにあります。
同時発表されたプロジェクトには、星関連のコードネームが付けられていました。
ウィッチャーシリーズの新たな三部作の第1作となる作品には、ポラリス(北極星)。
北極星は、航海などで道しるべとして利用されますが、歳差運動(自転している物体の回転軸が、円をえがくように振れる現象)により天の北極が移動するため、約25,800年周期で北極星の役割を交代していきます。要するに、旧三部作から新三部作に移ることに準えた粋なネーミングなんでしょう。
このシリーズは、すでに発表済みで、自社製のゲームエンジンであるレッドエンジンではなく、アンリアルエンジンが使用されることが決定しています。
サイバーパンク2077の開発において、この自社製エンジンそのものの開発と開発者の練度アップで、問題があったみたいなので、ある意味、業界スタンダードのゲームエンジンであるアンリアルエンジンを使用することは、開発規模からしても外部の開発社と協力して作ることを考えても、道理かな、と感じました。サイバーパンクの新作も自社開発らしいのですが、レッドエンジンを使うのか、汎用ゲームエンジンを使うのか、注目です。
ウィッチャーの新三部作とは異なる作品のコードネーム、Canis Majorisは、おおいぬ座VY星のことで、太陽の1420倍と推定されている超巨大な赤色超巨星です。このサイズの恒星は、超新星爆発後はブラックホールになります。たぶん、三部作別作品って言ってもそれくらいすげぇタイトルなんだぜ、って言いたいんでしょう。
過去の「ウィッチャー」作品に携わった開発者が率いる外部スタジオが開発するようです。内容は、シングルプレイのオープンワールドになるそうです。
ウィッチャーのスピンオフ作品のもう一つ、Siriusは、おおいぬ座で最も明るいα星です。スピンオフ作品をおおいぬ座でまとめているのは、わかっててやってそう。
CD Projekt傘下となったThe Molasses Flood社が開発。マルチプレイタイトルになるそうです。
完全新作新規IPのコードネームはHadar。ケンタウルス座β星のことです。宇宙ではあまり珍しいことではないのですが、地球上からは一個の星に見えますが、実は3つの恒星からなる多重連星です。Hadarの名前自体は、アラビア語から由来するそうですが、意味がわかっていません。この名前からゲーム内容を連想するのは、ちょっと無理がありますね。
サイバーパンク2077新作はまだ開発に着手もされていない状態で、前作サイバーパンク2077がの発表が2013年、開発が本格的に始まったのが2016年、発売が2020年で、DLCが出るのが2023年とされているので、新作の発売はまだまだ先になりそう。もしかすると前作の開発データが流用されるかもしれないので、2077ほど開発期間は長引かないかもしれませんね。個人的には5年後くらいには出て欲しいな。タイトルはサイバーパンク2084で(ビッグ・ブラザー!)。
要望としては、過去記事で書きましたが……。
人格がレリックに侵食されるとか、のっぴきならない状況ではなく、もっとゆったりとメインクエストを進めたい。
舞台やキャラクターがもっとダイナミックに変化してほしい。
性別・性差の表現を現代的にクールにして欲しい。
バグフィックスをしっかり!