昨夜、ついにメインストーリーをクリアしました!! 素晴らしかったです。エンディングはまだありますし、女性主人公で二週目も始めました。
僕は、このタイトルがかなり気に入っています。クリアしてみての感想は、いつか近いうちに書くつもりですが、ここが少し気になるって点(すごく些細な点です)をストーリー上のネタバレ無しで書いていこうと思います。
周知のとおり、バグはあります。バグはそのうち、綺麗になくなるでしょう。完璧なものを求めるのでしたら、その機会に遊ぶと良いと思います。
それ以外に気になった点を羅列しますね。
UI
UIはちょっと癖があります。マウス+キーボード操作前提という設計っていう感じがあり、ゲームパッド操作だと、カーソル移動や階層移動など、ちょっと使いにくいですね。
アイテムのカテゴリがわかりにくい。特にサイバーウェアに取り付ける装備が、サイバーウェア改造パーツという一式にカテゴライズされ、どこに装着できるのか、実際装備するまで判断つきません。ゲームプレイを通して、知識をつけろ、と言う体験は現実的かもしれませんけど、ちょっと不親切に感じました。
特にUIで改善して欲しいのは、車に乗ったときのマップです。表示範囲が狭いので、曲がる場所が判断できない。何度、スピンアウトして大事故を起こしたことか……。まあ、これは僕のスピードの出しすぎが原因なんですけど、それにしたって、2077年のナビって、非常に使いにくいなぁ……という印象です。
不変の街
ナイトシティはゲーム史上もっとも魅力的な、素晴らしい街です。
しかし、現状はめちゃくちゃ凝ったジオラマ感があります。
劇中で、もっと街の様子が大きく変化しても良かったと思うのです。自分で一区画を自由にレイアウトできるとか、建設中のビルができるとか、破壊されるとか、特定の時間帯で屋台街ができるとか……自分の生き方(ゲームの進め方)で、街の有り様が変化したら面白いのに、って思いました。
また、ナイトシティには、戦闘以外の楽しみが少ないと思いました。ウィッチャー3におけるグヴェントのようなミニゲームもありません。カーレースも自由にできる感じではないですし。まあ、それで十分面白いんですけど、せっかくの魅力的な舞台なのに、眺めているだけ、というのは少々もったいないと感じました。
逆に言えば、伸びしろのある、ポテンシャルの高いタイトルだと思いますよ。
不変のキャラクター
最初、キャラメイキングして以降、髪型すら変更不可能となります。
サイバーウェアで人体改造できる世界なのに……です。
DLCでワンチャンあるかもしれませんけど、ちょっとこの仕様は理解しがたいです。
この点は、単にキャラメイキングの話以上に、作品性や表現として、きちんとした議論が重ねられた結果なのでょうか?
理髪店で髪型の変更や、美容整形という形でのルックスの変更、さらに男女ベースの身体と声が選択できるんですし、ゲームの途中で目覚めて、性転換手術ができる自由度があってもいいじゃない、と僕は思いました。
恋愛対象キャラがいても、性別がマッチしないと絶対ロマンスには発展しない、って仕様は、この世界設定と齟齬を生んでいると感じました。
人体改造し放題、見た目だって自由自在な世界において、デクスターは何を持ってVをミスター、ミスと呼び、キャラクター達は恋愛対象の性別を限定しているのでしょうか?
性的嗜好って、生まれた時に決めて、死ぬまで不変なんでしょうか。途中で性別の変わる人物がいて、恋愛対象が変化してもいいんじゃないでしょうか。自由度の高さとして、今までゲームが描けて来れなかったものを語ることができそうです。発売前にジェンダー表現について叩かれ、芸術性云々と反論してましたけど、もう少し柔軟な思考であって欲しかったかもしれません。
ゲーム中で、NPCたちも大きく変化するケースが少ないんですよ。
片腕のないキャラは登場したときから隻腕で、物語の中で失う訳ではない。街と同じく、キャラたちも変化が少ない気がします。
例えば、身分を隠すために女であることを偽り、男の姿で生活していたキャラがいて、事件が解決して女性の姿に戻る……男性姿状態の時に仲良くなっておくことで、ロマンスに発展するとか。ありがちだけど、良いじゃないですか。
倒した敵と再戦したとき、自分が傷つけた箇所がサイバーウェア化していて、強化されてるとか、アツイ展開じゃないですか。
もう一つあるけど
もう一つ不満点がありますが、これはネタバレに関わるので、ここでは書きません。
今一度断りをいれておきますが、全体を通して、非常にお気に入りのゲームとなりました。今後のアップデートも楽しみです。