シンウルトラマンを見た日に、丁度チートデイ中の友人と二郎系ラーメンを食べました。
もともと二郎で修行していた人が独立して作ったラーメン屋らしいです。
ちょっと場所がわかりにくいところでした。
お店につくと行列! しかし、回転ははやくて、結構すぐに席につけそうです。
行列にならんでる内に、メニューを注文するスタイルでした。
メニューはシンプルで、ラーメンの汁ありか無し。あとトッピング系だけでした。
野菜マシとかは、二郎でおなじみの「ニンニク入れますか?」 のタイミングでコールするみたいです。自分、二郎は食べたことないので、ドキドキします。
店内は、カウンター席オンリーで、15席程度しかなく、非常に狭くて簡素な……というか、ほぼスケルトン状態の空間でした。お店の看板なんて、ガラスにマジックで書きなぐってるし。
なんか若いパッション溢れるというか、そういう演出も感じられて、一歩間違えるとちょっと寒いな……って感じ。まあ、ラーメンに罪はない。
店内は明るく、清潔なのが好印象。
レンゲとお水を持って、席につき、ラーメンを待ちます。
自分が頼んだのは、ラーメン200グラム(150、200、300と選べるようです)、ニンニクあり、野菜マシ。
友人が頼んだのは、ラーメン200グラム、辛め、豚マシ、野菜ちょいマシ、玉ねぎトッピングでした。さすがチートデイ。ドーナツも10個食べているそうです。
極太の麺が大きなザルに上がり、一気にラーメンが仕上がります。
おお、これがロットってやつか。
となりの若いお兄さん達は、150グラムのノーマルのラーメン。
……若いやつに負けてられねぇ。
わずかな時間差で、僕のラーメンと友人のラーメンが供されます。
「いってらっしゃい!」
なんだよ、その掛け声。
まずはスープを……。
……。
……ああ、しょっぺー………(遠い目)。
……これ、自分無理なやつー……。
しかし、ロットを乱す奴は死です。
もう食事を楽しむのではなく、とにかく心を無にして、かきこむのです。
豚にとりかかります。
……すごい量です。角煮みたいな厚みの豚肉ブロックが4つくらい入っています。
普通にこれだけで腹いっぱいになりそうです。
豚増しにした友人はその倍入っています。
よく煮込まれた、ホロホロとした食感。
しかし、お味は塩抜きされていない塩漬け肉の如く。
大航海時代かのような苛烈な塩分濃度の頭が痛くなり、手先が痺れ、心臓が早鐘を打ちます。
これ、常人の食い物かと。
野菜はアツアツで、濃い味のスープと絡めると丁度良かったです。
冷たい野菜のトッピングは、万死に値すると思ってるので、この点は良いです。
とにかく、野菜は癒やしです。
うまいです。
麺は、お店で製麺しているみたいです。眼の前に製麺機が鎮座してますもん。
断面が長方形の縮れ麺で、歯切れがよく、小麦の粉感が感じられ、とても美味しい麺でした。
しかし、スープの塩分がよく絡み、自分の舌にはとにかく辛かったです。
暴力的な塩分濃度に、キリキリしながら、とにかく胃に押し込みます。
野菜や麺、肉の分量はともかく、塩の分量が辛い。
味わう暇はなく、とにかく押し込む。
はやく、はやく楽になりたい。
スープは最初以外は一滴も飲まずに完食。
先にラーメンを供された若いお兄さんの二人よりも早く食べおわり、なんとか矜持は保たれました。
若人よ、ロットは乱すことなかれ。
心の中でそうひとりごち、友人を待つことなく、店を後にしました。
店の外で、食休みしていると、友人もすぐに完食して外に出てきました。
「あの若いやつら、やられてたな」
考えることは一緒みたいでした。
「俺らもギリ生き残れたな」
「麺300は無理やった」
「普通が豚マシの量やろ」
以上レポっす。
チラシの裏すんません。