僕の天下一品デビューはとても遅くて、成人してからでした。最初は友人と行ったんですけど、ドロドロのすごいクセの強いスープ、飲んだら夜に喉が渇いて起きる、と脅されて、びびって最初食べたのが「あっさり」だったこともあり、全然心に残らなかったんですよね。でも、今ではコテコテのコテリスト。「こってり」の味を求めて、天下一品へ行きます。なぜなら彼もまた特別な存在だからです……
今月の21日より提供開始した味噌ラーメンを食べてきました。
店内ポップにはこうあります。
北海道の「赤味噌」と愛知県の「豆味噌」をブレンドした濃厚味噌に炒めた香味野菜の風味を効かせ、こだわりのスープと融合させた一杯。こだわりのスープに、味噌の風味とコクがひきたち、スープに自信があるからこそ、具材はシンプルに仕上げました。
食べると、拍子抜けするほど、普通の味噌ラーメンでした。野菜をミキサーしたあの独特のスープの感じもあるんですが、全面にあるのは味噌の味とコクです。味は普通に美味しいです。……が普通に、なんですよね。
僕は、天下一品にこれを求めているのか? いや、そうじゃない。あの唯一無二の「こってり」の味を求めてきた人にとって、これは肩透かしにしかなりません。もう一度言いますけど、美味しいです。でも、余計にあの味が恋しくなってきます。ハッ! それが狙いなのか!! 近いうちにまた天下一品に来店してしまいそうです。
逆に言うと、「こってり」が苦手な人のチョイスとしては有りだと思いますよ。そんな奴は別の店行け! ってのがこってり原理主義者の本音だけど。
追記:友人と2日後に来店。もちろん僕はこってり。友人二人は味噌ラーメンを食べてました。なんか、味噌がちゃんと溶けて無かったです。僕の時はちゃんと溶けていたので、店員さんによる差かな? 今回気がついたのは、提供可能なサイズが並だけ(専用の器が用意されているので、大きいサイズがない?)なのと、これは謎なんですけど、定食にすることができません。それくらい要領よくやって欲しいんだけど……、まあ、全員もう一度頼むことはないな、って言ってました(笑)。不完全燃焼になって、こってり食べたくなるって意見は共通してましたね。