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チラ裏ラーメンレポ・家系ラーメンの総本山『吉村家』

ーーー これは一人の男の、地元で「俺は家系ラーメンのオリジンを食べた男だ!」 という超みみっちいマウンティングの為に3時間行列に並んだ戦いのレポートであるーーー

 

いつの話をしてんだよ! って感じですが、これは今年のGWの話です。

ついに、ついに、あの横浜家系ラーメンの源流に相対しました。

東京旅行をした最終目的地に、家系ラーメン総本山・吉村家を選びました。

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家系ラーメンのなんたるかを語るには、僕のような素人にはなかなか難しいことです。

ウィキペディアによると、家系ラーメン(いえけいラーメン)あるいは横浜家系ラーメン(よこはまいえけいラーメン)は、1974年創業の「吉村家」(神奈川県横浜市)を源流とするラーメン店の店舗群、或いは「吉村家」に類似する濃厚な豚骨醤油ラーメンのジャンルを指す名称(家系ラーメン - Wikipedia)とあります。

暖簾分けされた直系、その孫弟子、はたまた破門されてしまった弟子、その孫弟子、全然関係ないインスパイア系などを含めると、全国に1000店舗以上あるとされる家系ラーメンのその原初が吉村家、なのでございます! か~ッ!!

 

慣れない電車の乗り継ぎで、新横浜駅から横浜へ。東京とも勝るとも劣らない雑踏を駆け抜け、中心街からやや離れたところにある新店舗へ向かいました。

店舗の前の人だかりは、十数人くらいでしたので、回転率の高いのかな? と思ったら、店員さんの案内で、店舗の先の運動場脇の小道へ。

曲がり角の先に目線を向けた瞬間、ウッと息を詰まらせます。

 

人の長い列。おそらく100人に達する勢いでした。

何が楽しくて、たかがラーメン一杯にこんなに並ばなきゃならんのだよ!!! と一瞬思います。ここは家系ラーメンの聖地、横浜。別に吉村家に執着せんでも……と。

しかし、脳裏によぎるのは、地元の友人のラーメン狂の顔です。家系ラーメンのインスパイア系チェーン店を「あんなもんは家系ではない」、「工場生産品」等と馬鹿にし、ユーチューバーが山岡家を家系と紹介すれば、「山岡家は家系ではありませんよ」 とわざわざコメントで忠告するほどの男です。

そんな彼に「ぇえ?! そこまで言うのに家系ラーメンの総本山『吉村家』を食べたことないんスか?!!!! ええーー?!! 信じられない! ええーーー??!!!」 と強烈なマウントを取れるのは今しかない!!

動機はかなり不順でミーハーな気持ちでしたが、行列のほとんどはおのぼり気分だろ……。

前二組を付き合いたてなのか、ナメグジみたいにベトベトしあうカップル、後ろを運動場土手に登ってウロウロする子供をまったく注意しない家族連れに囲まれ、テーマパークのアトラクションに一人並んでいるような気持ちになりながら待ちました。

 

150分待ちの札がありましたが、正味3時間は待ってなかったと思われます。

まず、先頭待機列に移動して、数人ずつ列を離れて食券を購入します。

メニュー名は違うかもしれませんが、普通のラーメンの中盛をのり増しにして、ご飯も頼みました。

食券は文字も書かれてていない、色付きのプラスチック製のトークンでした。

麺硬め、スープの濃さ普通、油普通をオーダー。

 

2階に案内されました。2階は席数がすくなく、キッチンも簡易的だったため、静かでゆったりとしています。

 

調味料チェック。

意外と普通のにんにくがなくて、無臭にんにくだけでしたね。言ったら用意してくれたのかな? 自分にとってもっとも重要なおろし生姜もちゃんとありました。

 

配膳用のエレベータが使われて、ついにラーメンが届く。

これが……これがオリジナルか。

見た目は、もちろん家系ラーメン。

 

 

スープを一口。

おお……、想像していたのとは全然違いました。濃厚とは逆に、洗練されていてキレのあるスープでした。これがオリジナルの味なのだ、と言われたら、そう納得せざる得ない。

麺は酒井製麺というのが直系家系ラーメンの決まりらしいのですが(別の麺を選んだら破門になった弟子もいるみたい)、もともとうどんの製麺所という来歴もあるのか、太麺でもちもちしていて、短くて食べやすいです。福岡で食べた直系の内田家も同じ酒井製麺の麺で、美味しくて感動したな。今回は、スープの味に衝撃を受けたせいか、あんまり麺まで意識がいかなかったです(笑)。

 

具材ではチャーシューが美味しかったです。薄くスライスされているんですが、噛みしめるともっちりした肉の食感が感じられて、燻製が上手なのか肉の臭みがまったくない。

 

自分は家系ラーメンを食べる時は、いわゆるREDスタイルでご飯と一緒にすることが絶対なのですが、2階のテーブルを観察するかぎり、ラーメン単体の人が多かったです。


www.youtube.com

 

ケッ、にわかどもが……と誹りながら、スープひたひたの海苔に生姜をたっぷりのせ、

ご飯を口にしたんですが……びっくりするぐらいご飯がまずかったです。うちはラーメン屋だ! って言われたらそこまでなんですけど、クオリティ低すぎない? 炊き加減はベチャベチャだし、米粒が砕けてまともな形をしているものがない。

この時だけたまたまだったらいいんですけど、これは改善してほしいぜ。

 

接客は最高。店員さんはみんなキビキビハキハキしていました。

味が濃かった場合も、丼が提供した後も調節してくれます。スープを飲み干すのがきつかったので、スープを薄めてもらいました。

ご飯以外は美味しく完食。スープも完飲。

良い思い出になりました。

 

以上レポっす。

チラシの裏すんません。

 

 

 

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