※4月1日に公開した記事を追記して振替しています。
ロンドンの新興テック企業、Nothingは先日のオンラインイベントで、同社初のスマートフォンが夏に発売することを発表。しかし、ティザームービーのみで、デザインや仕様は公表されず、大きな落胆と不安を感じました。
昨夜、ワンモアシング(それともう一つ)と、アップルの創業者である故スティーブ・ジョブズの決め台詞とともに、スマートフォンの一部と思わしき画像が公開。
なんと、明日、4月1日にスマートフォンの全容が公開されると言います。
一週間後にデザインが公開されるなら、イベントで盛り上がってる時に発表すればよかったのに……。
そういえば、Nothingは出資を募っているので、イベント内容がスカって、出資者が集まらなかったのか……? そんな邪推をしてしまいました。
そして、公式Twitterの名前がAnotherに……。
ウッ! 頭が……、なんだ、この記憶は……。
ジョブズ(アップル)リスペクトに加え、Another……もう一つの選択肢……コモディティ化して退屈なスマートフォン……強烈な個性……クレイジーに欲しい……俺は欲しくない……
オンラインイベントのときに、すでにバルミューダフォンを連想すると危機感を感じていた人がいましたが、マジか……なんて鋭いんだ……。
そして、本日公開された本体がコレ。
こ、これはない……。
膝の力が抜け、崩れ落ちてしまいました。
これはないな……。
酷評ツイートをしようとして、キャプションも翻訳してみました。
Say hello to just Another (1).
このような携帯電話を見たことがあるはずです。
エッジからエッジへの単調さを体験してください。刺激的なのに、刺激的でない。まったく独創的でない。そして、他のものとまったく同じです。
もうすぐ、あなたを退屈させにやってきます。
あ、アレ? 自分でディスってる……。
イベントで発表された端末名はPhone(1)だし……
……あ!!!
あっ、これエイプリルフールネタだわ。 https://t.co/vDCY6oD9Jp
— スモッグ (@smoglog) 2022年4月1日
はるか、ロンドンの企業が、バルミューダのやったことを知っているとは(笑)。
このユーモアのセンス、ちょっと意地悪いけど、面白いなぁ。
追記:発表がバルミューダフォン風なのは偶然だろって指摘もあるかもしれませんが、Nothingの代表であるカール・ペイさんは、古巣のワンプラスを立ち上げる時のコンセプトがスマホ業界の無印良品になりたい、でした。それに加え、Nothing製品のプロジェクト名が全部ポケモンの名前らしいので、日本が結構好きみたいですよ。
もう完全に、イベントでの不安感が払拭されました!
Phone(1)は、おそらくAnother (1)の逆のものが来るでしょう。
このような携帯電話はみたことない。
エッジからエッジは複雑怪奇。超刺激的。独創的で、他のものとは全く違う。
僕を新鮮な気持ちにしてくれるはずです。
発表が楽しみすぎる!!!!
追記:公式サイトに内部構造の一部と思わしき画像が掲載されていたんですが、2日になり消えてしまいました。
記憶をもとにすると、ear(1)のケース内部のような細かいドットのパーツ、*型のネジパーツなんかがありました。やはり透明パーツを使った製品なのかな。