※画像は、Nothingの公式インスタグラム、プレスリリースより引用。
中国OnePlus共同創業者であるCarl Pei（カール・ペイ）氏が独立後、イギリスで新たに立ち上げた新興企業Nothing（なにもない・なんでもない）に注目しています。
同社にはAlphabet（グーグルの親会社）の投資部門、YouTuberのケイシー・ナイスタット氏、iPodの発明者であるトニー・ファデル氏、米Twitchの共同創業者ケビン・リン氏、米Redditのスティーブ・ハフマン氏など錚々たる投資会社、著名人により、現状製品がなにもないにも関わらず、総額２４億円を超える出資を受けています。
「Timeless、effortless and weightless（時代を超えて、楽に、そして重くない）」をコンセプトに、普通の人が最新テクノロジーに気後れせず、障壁がなにもない（Nothing）ように扱えるような製品作りを目指すとします。
最初の製品は、Ear（1）と言う名前の左右完全独立型のワイヤレスイヤホンです。Apple、SONY、BOSEをはじめとして、名門オーディオメーカーも含めると群雄割拠の体をなす、なかなか厳しい製品カテゴリーですが、新興メーカーが存在感を示すことができるのか、大注目です。
すでに、アクティブノイズキャンセリング機能がありで９９ドル（日本円で一万円程度）というインパクトある価格を発表していますが、その全容は今月27日に、1800万人のチャンネル登録者数を誇るUnbox Therapy氏のYou Tubeチャンネルにて、公開される予定。
www.youtube.com自社のチャンネルではなく、すでにたくさんのチャンネル登録者を擁する人気YouTuberのチャンネルを借りるという、柔軟なマーケティングも面白いですね。
さて、２７日を前に stockX での先着100個ミレニアム刻印商品のオークションが行われています。
https://stockx.com/dropx-exclusive-nothing-the100-ear-1-serialized
オークションに際して、製品画像がひとつもないのも問題でしょうから、ケースのみ公開されました。
それがこちらになります。
上蓋は透明で、中央に白い樹脂のバッテリーなどが収まる部分があります。
形状がアシンメトリーでかっこいいですね。
ちょっと価格が９９ドルとは思えないデザインです。
ケースは、やや大ぶりですが、平たくて、ポケットへの収まりは良さそうですし、バッテリーライフにも期待できそうです。
よく見ると、上蓋にはくぼみがあって、そこに指がかかる感じでしょうか。
イヤホン本体は、ティザー画像から想像した、いわゆるうどんの部分が長い感じではなさそう。これは中身の部分なのかも。
ケースに充電用の金属端子があります。大きい端子と小さな端子が２つあるように思いますが、小さい方は磁石ではないでしょうか。
イヤホンが収まる部分は、ケース下部も透明になっており、ケースに入れるとイヤホンが浮いているような感じになると思われます。
ケース右上の部分に小さなボタンがあるように見えます。これはリセットボタンでしょうか。
側面にUSB-Cポートがあり、その左にあるボタンはおそらくブルートゥースの同期用ではないでしょうか。
そして、最大の注目点は、イヤホン本体です。形状としては、コンセプトモデルであるCONCEPT（1）よりも、ユニット部分が大きい形状のようです。
CONCEPT（1）にみられた、建築における脱構築的、ファッションにおけるインサイドアウト的なスタイルが、Ear（1）のデザインにも活かされるのかどうか。
2021年7月27日（火）日本時間22：00～から公開される発表イベントが楽しみです。
公開場所-Youtube：Unbox Therapy
