昨年の11月にGoogle Pixel3を導入して、10年間使っていたiOSからアンドロイドに移行しました。続いて今年の1月に14年間Macを使ってましたが、自作PCでWindowsにスイッチしました。
結果……凄く充実しています。
タイトルは「Appleユーザー辞めたってよ」ですが、正確に言うと完全にApple製品を使ってない訳ではありません。現にブログは旧メインマシンのマックブックプロで書いています。Appleユーザーと名乗るのを辞める決心がついたという感じ。
めんどくせーやつだな、と思うかもしれないけれど、恥ずかしい話ですがAppleユーザーである、ということは自分にとって重要なアイデンティティのひとつだったのです。この世には、最近のAppleに不満を持ちつつも離れられないユーザーがたくさんいます。僕もそんな一人でした。ミーハーな僕は、Apple製品を手に入れただけで、世界を変えるような変人の仲間になれたような気がしていました。
僕がAppleを離れたのは、AppleがかつてのAppleではなくなってしまったからです。これを認めることが難しかった。ユーザーが不満を出すことで、またかつてのAppleに戻るんじゃないか、と甘い夢を見ていた。もうAppleは偏屈者や変わり者のために製品を作っていません。
当時のAppleのビジョンでは、革新的な技術は富の多寡を隔てず、あまねく人々にもたらされるモノだと思っていましたが、今のApple製品は、他よりちょっと洗練されていて、高価なブランド品になりました。
でも、最近のAppleのビジネス判断は正しかったと思います。現に世界一の企業まで上り詰めた。今、Appleがオワコンとか言ってる連中は、煽り文句でビューを稼ぎたいだけだと思います。直近で売高の下方修正や株価下落したものの、チップ製造の部分でAppleは他企業よりもずっと先を行ってますし、現金だってたんまりと持ってる。企業にとって大事なのは昔掲げたビジョンの維持ではなく、時代に則した方向転換を柔軟にしてお金を稼ぐこと。だからAppleのやり方は正しい。今でもAppleは素晴らしい企業です。でも、僕の用途には合わなくなってしまいました。素直に認める時が来ました。
僕の場合、メインマシンをApple製品以外にしてみると、Apple製品を不満に思いつつも離れられなかったのは、ファン心理ゆえでした。自分のできることを拡張してくれるのが道具なのに、アップル製品を使うことでやりたいことができない。足枷になっていました。
Pixel3や自作PCを手に入れたときの興奮と不安は、僕が始めてMacとiPhoneを手にした時と同じです。これから新しいことができる。それと同時にApple縛りの呪縛から解き放たれました。ニュートラルな視点で、自分が必要と感じるものをチョイスできます。今はたまたまApple製品が自分にフィットしていないだけです。いつでも戻ってきますし、そんな製品が出てくることを期待したいです。
今まで購入してきたApple製品と思い出
iPod
iPod3G:はじめてWindowsに対応したiPod。はじめて購入したApple製品。クリックホイールと再生ボタンなどが独立していて、オレンジ色に発光。真夏に車に放置して死す。
初代iPod touch:初代iPhoneが日本で出なかったので、はやくタッチスクリーンを試したくて購入。2バイト文字のWindows環境がなかったことから、発売日当日に大きなバグが発覚。発売が遅れる。知り合いの大工さんに売った。
Mac
iMac 5G :最後のモトローラ製CPUデスクトップ。始めて購入したMac。AppleStoreで値切った。メモリ増設、修理などしたが、ハードディスク破損につき死す。
MacBook Air(2011):二代目MacBook Air。SSDを128GBしか積まなかったのが致命傷となり、使用期間がもっとも短命に終わった。友人に売る。今でも元気みたい。
MacBook Pro(2013):今でも使ってる。メモリを盛り盛り16GBにして、前回の反省から SSDも256GBにしたが、結構カツカツ。今はiPhoneのバックアップもしていないので、サブ機にしてより快適になった。
iPhone
iPhone3G:日本ではじめて発売したiPhone。たぶん地元のSoftBankで一番に契約したと思う。一番近いコンビニまで徒歩で30分みたいな田舎では、本当に持ってる人間が少なくて、持ってるだけで特別な人間になれたような気がした。
iPhone4:ギズモードにリークされてしまった不幸なiPhone。これ以降、リークが当たり前になってしまい、ワクワク感は無くなる。白色がなかなか出なくて、黒にした。
iPhone5:白色を購入。割れる。
iPhone5(二回目):購入しなおす。黒色。
iPhone6Plus:このあたりからiPhoneに不満を持ち出す。結局買ってるけどね。かといってアンドロイドのイメージも良くなかった。
iPhone7Plus:今でもWi-Fiに繋いで使っています。AppleIDは本当に便利でした。
ラッキーバッグ
2012年:昔やってたAppleの福袋です。3年連続で徹夜で列んでました。iPad2入り中あたり!
2013年:iPod nano
2014年 :iPod nano
その他周辺機器
AirMac:1万円くらいの無線LANルーター。ほとんど使わず。
サンダーボルトケーブル:MacBook AirからMacBook Proに移行用に購入。一度しか使用していない。行方不明。5000円くらいした。高価い!!!
充電地とリチャージャ:純正の単3リチウム電池。2800円くらい。安いので買った。それくらい好きだったのだ。Appleが。
無線キーボード:マジックキーボードではなくて、5000円位の安いやつ。純正だよ。単3電池が入るタイプ。
初代AppleWatch38ミリスポーツバンド:自分はほぼ利用しなかった。
AirPods:良い製品だが、主な移動手段が車の片田舎では出番がなかった。家庭内で紛失。
こうやって見ると、iPhoneに一番お金をかけている。買った数もそうだし、周辺機器もiPhone関連が多い。ケースやケーブルにいくらお金を使ったことか。満足度は総じて高いです。後悔しているのはApple Watchだけかな。