※記事中に公式サイトのスクショを使用しています。
フラグシップモデルと呼ぶにふさわしい。
リークされまくっていましたが、グーグルが独自チップを搭載し、カメラセンサーもパワーアップ、デザインを一新した、まさにブランニューな端末を発表しました。
デザイン面でひときわ目をひくのは、iPhoneのように片側にブロック上に配置されたカメラではなく、水平に配置されたカメラ。iPhoneのそれがボトムズなら、Pixelのそれは宇宙刑事ギャバンのよう。個人的に、Pixelのほうがシンメトリーで良い感じ。出っ張りはおおきく、気になりますが、机に置いたときのガタツキは軽減されそう。
ポテトチップスを配るという、なかなか面白いマーケティングをしたグーグル独自チップのTensorは、たぶんAppleのA15ほどの処理能力はなく、スナップドラゴン８８８よりも性能が低そう。
Appleと対抗するため、自分たちで作った、ということを強調したいだけか？ 今後に期待なのか？
グーグルが言うには、データセンター レベルの機械学習機能、画像処理機能、セキュリティ機能、コンテキスト認識機能等、これらは独自カスタムされたTensorチップによってもたらされた機能と言います。
確かに、スマートフォンの処理速度は、特にハイエンド端末において、使いみちがもはや残されていないくらいの次元まで到達しており、前年比より性能がここまで伸びたことをアピールするよりも、新しい使いみちをアピールするほうが、ユーザーにとってわかりやすいのかもしれません。
スペックシート厨には不満かもしれませんが。
実際、iPhone１３で追加されたプロレズ撮影や、マクロ撮影などの機能よりも、Pixel6/6Proの方が使ってみたいな、長く使うだろうな、という機能が多かったです。
写真においては、写真に写り込んだ他人や車などを消去する消しゴム機能、流し撮り風の撮影が可能な機能、手ブレ画像の顔部分を鮮明にしてくれる機能。
音声認識においては、Tensorチップのコンテキスト認識機能を使って、高い精度のボイスメモが可能で、アプリを横断してのリアルタイム翻訳が使用できます。今の世がパンデミックじゃなければ、リアルタイム翻訳機能は、海外製品ウオッチや海外通販、海外の友人とイベントなどで出会う機会がある僕にとって超キラーな機能だったことでしょう。
Pixel6/6Proのどちらを選ぶべきか。
今回のPixelの唯一の不満点は、サイズです。
Pixel6が6.4インチ、Pixel6Proが6.7インチで、どちらも大型なスマートフォンで、重さも同じくらい。画面サイズはどちらも同じようなもので、画面サイズで選ぶ端末ではありません。
Pixel5aの6.3インチよりも大きいので、Pixel6がもう少しコンパクトにしてほしかったです。
大きく違うのはカメラで、Pixel6Proのみ光学4倍の望遠レンズがついています。
望遠レンズの使用シーンがどれくらいあるのか、僕にはちょっとわからないので、使う人は、Pixel6Pro一択ですね。
また画面リフレッシュレートがそれぞれ９０/１２０ヘルツと違います。
バッテリーサイズも１割くらいしか変わらないので、Pixel6Proのリフレッシュレートが120ヘルツなぶん、ヘビーに使うにはPixel6Proが不利な感じが個人的にはします。Pixel5aを使っていて、バッテリーライフの重要性と使い勝手を再認識したので、べつに60ヘルツで使い続けていれば画面がガクガクするとか思わず快適に使い続けていけるのにな、って思ってしまっています。設定で60に固定するのは有りかな。
Pixel6/6Proとの価格はそれぞれ約７.5万と約１１.5万円。個人的に上記の違いであれば、Pixel6のほうが惹かれます。正直、2割くらいPixel5aを買わずに待てばよかったかも、って思ってる自分がいます。
特にPixel6は、挑戦的な価格に設定してあるため、iPhoneじゃなきゃダメな層は動かないにしても、アンドロイドユーザーは結構動くのではないか、と思っています。
しかし、来年発売するであろうPixel6aの価格設定はどうするんでしょうね。写真編集機能とリアルタイム翻訳が乗れば、そっちが僕にとって本命かも。
参照-スマートフォン - SIM フリー Google Pixel - Google ストア
