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Pixel5発表-所感:大きな方向転換・時代に合わせた手堅い端末って感じ(そんなことは無かった)

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※この記事では、公式サイトの画像を引用しています。

昨夜、グーグルのAndroidOSスマホのフラグシップモデルPixel5が発表されました。毎度ながら、リーク通りでしたが、Pixel3ユーザーの僕にとってかなり衝撃の内容でした。

 

Pixelブランドとしてはフラグシップ機ながら、内蔵SOCはハイエンドではなく、ミドルハイとなるスペックを採用しています。PCのCPUでいうなら、Corei9/Ryzen9ではなく、Corei7/Ryzen7を採用している感じ。また、ディスプレイサイズやストレージ容量のバリエーションがなく、黒と深緑(この色いい!)のカラバリ2種のみに絞っています。価格もシンプルに¥74,800のワンプライスのみ。

 

毎年、ハイエンド端末として、Pixelを買い替えている人にとっては、アップデートしにくい最新機種となってしまいましたが、素のAndroidでGoogle謹製端末でできるだけ安く欲しいというニーズには、かなり良い選択肢だと思います。

追記:iPhon12が発表され、こちらのラインナップと比較すると、かなり割高なスペックに感じました。

www.youtube.com日本先行販売のわりには、字幕用意してくれないんですね……。

田舎に住んでいる僕には無関係だけど、5G対応が目玉でしょうか。そういう意味でも今回のアップデートは、僕にはあまり訴求力ないんだよなー。

 

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追加した機能といえば、非接触給電が可能となり、無線イヤホンなどを給電することが可能となりました。非接触充電のため、最近のスマホは背面ガラスにしていることが多いのですが、割れやすいのでケース保護がデフォになってしまっています。今回は、アルミニウムと非接触充電のために一部おそらく樹脂製の窓の2つのパーツで構成されており、それを厚みのある塗装で覆っているみたい。今回は裸族もイケる?!

参照:Pixel 5って背面パネルが金属なのに、どうやってワイヤレス充電してるの? | ギズモード・ジャパン

 

そうそう、嬉しいのがバッテリーの増量ですね。4,080 mAhはすごく多くて嬉しいアップデートです。Pixel4のバッテリ寿命の短さの声大きかったですもんね。薄さや見た目よりも、一日中安心して使えるっていうのは、ユーザーが望んだ機能だと思うのです。

 

無くなった機能もあり、グーグル独自のレーダーチップ「Soli」は搭載されていません。Pixel4で追加されたばかりの新機能でしたが、潔い去り際ですね。現状、使いみちとしては顔認識と画面を触らず操作するという使い方しかなく、昨今のマスク姿がデフォの状況では、指紋認証の方が使い勝手が良く、無駄にコストを増やすセンサーを排除したのかもしれません。使いみちを模索する研究費もコストになりますからね。

また、側面をぎゅっと握ってグーグルアシスタントを呼び出す機能も削除されました。正直、あんまり使ってなかったので、別になんとも思いませんでした。

 

スマホの進化は結構行き着くところまで行き着いた感がある今日このごろ、毎年使いみちの難しい新しい機能を追加していく、ということをやめたっぽいです。ガジェットおたく、ギークには寂しい部分がありますが、堅実で本当に使う機能を抑え、コストパフォーマンスを優先した端末と評価しました。

 

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Pixel4までのハイエンド路線とは、かなり方向性を変えた今世代。どこか、リファレンス機として売り出されていた旧ネクサス時代を彷彿とする路線です。ネクサスブランドは、その道ではちょっと売上が芳しくないと判断して、高級ハイエンド路線のPixelブランドが誕生したのですが、これも時代の流れなんでしょうかね。

 

iPhoneブランドはiPhoneだけなのと違い、Androidは各メーカーからいろいろな製品が発表され、ハイエンド路線は開発研究費もめちゃくちゃ掛かっていて、お互いでシェアをカニバっている状態。すごい博打なんだと思います。もちろん、ミドルハイクラスもレッドオーシャンなんだと思いますけど、10万円超えが当たり前のフラグシップ端末よりも、現在のニーズを考えるとこちらのほうに活路があると考えたのかもしれません。この手のお買い得端末って中国のメーカーが強いイメージがあるのですけど、最近アメリカ市場から中国製品締め出す動きもある関係でライバルが少なくなると見たのかな?

 

市場がどういう評価を下すのかわかりませんけど、少なくとも僕は2年使ったPixel3からすぐに買い換えるモチベーションは起こりませんでしたね。すごく良い製品だとおもいましたけど……。これが欲しい! って感じではなく、次行く選択が無かったらこれでいいや……という感覚。何度も言ってますが、スマホは進化の袋小路に行き着いていて、毎年目を惹く新機能・異次元のスペック! というものではなくなってしまいました。目の色変えて、最新スマホに買い換えるイベントという感じでもなくなってしまったのかもしれません。

 

端末スペックは普通ですが、購入するといろいろとサービスが付いてきます。オンラインストレージが100GB(でも本体容量128GBなので、容量ギリギリの場合はバックアップできないね……)ついてくるのは、さすがGoogle。欲をいえば、Pixel3のときみたくフォト無制限とかにしてくれると良かったんですけど、クラウドサービスが弱いAppleにはない特徴ですね。ただし、アメリカでPixel5を購入したほうが特典がエグくて、日本でまだサービス開始していないスティディアも無料になりますし、その分安くしてくれればもっと良かったのにな、って思いました。

参照:Google Pixel 5 Google がお届けする究極の5G 対応スマートフォン - Google ストア

 

 

 

 

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