今週のお題「2018年に買ってよかったもの」
11月1日に発売したGoogleのスマートフォン「Pixel3」を約一ヶ月使用しました。
10年間iPhoneユーザーでしたが、次の買換もAndroidにしても良いと思うくらい、大満足しています。
でも、すべてのスマートフォン新規ユーザーやiPhoneユーザーにおすすめできるか? と問われると、全員に「肯」とは言えない部分があります。
やはり、iPhoneは世界最高のプロダクトなんです。OSの扱いやすさ(カスタマイズ性が低いということは、共通の仕様になっているので、ユーザー同士でわからないところを教えてもらいやすい)、製品そのものの完成度。価格の高さや、選択肢の少なさ、Appleであること(独裁的な押し付けがましさ)が許せるなら、最良の選択だと思います。
一ヶ月使用してみて、Pixel3の良かったところ悪かったところを述べますので、買換を検討の方のご参考になれば幸いです。
- 👍良い点:カメラ
- 👍良い点:クラウドシンク
- 👍良い点:バッテリ、急速充電
- 👍良い点:カスタマイズ性
- 👍良い点:シェア機能
- 👎悪い点:ソフトウェアキーボード
- 👎悪い点:戻るボタン
- 👎悪い点:プロダクトの質
- まとめ
- 3a/XL発売記念で、半年後の感想も書きました!
- Pixel3レビュー記事一覧
👍良い点:カメラ
▲自動修正による画像、好き好きあると思いますが派手です。
良かった点の筆頭にあがるのは、やはりカメラです。
このブログでも、玩具レビューで何度かiPhoneの撮影だけでやってみたことがあるんですが、撮ってから「やっぱりデジカメで撮っておいたほうが良かった」と後悔しました。
スマートフォンのカメラのいいところって、いつも手元にあり、準備しなくてよく(充電わすれた、カード入れ忘れた)、ストレージを気にしなくてよいということです。
スマートフォンをメインカメラにするということは、僕の理想でした。
それがPixel3でやっと実現できそうです。
実は最近のレビュー記事で、1:1フォーマットではない写真のものは、Pixel3で撮っています。
アスペクト比の変更を一枚一枚やってくのが大変なのが難点ですが(iPhoneと違い、Androidカメラに1:1フォーマットがない)、クラウドシンクして、すぐにグーグルフォトを経由してブログに貼り付けることができるのは非常に便利です。
また、カメラ性能が将来的にソフトウェアアップデートによって向上していくという点も見逃せません。
先日、追加された夜景モードのように、毎年新しい機能や、元あった機能の精度が上がるのです。
👍良い点:クラウドシンク
iPhoneで一番管理が大変だったのが写真容量管理だったんです。もともとズボラで、重複した画像やスクリーンショットなどをきちんと消去しないタチで、10年間で写真データだけで100ギカ超……。
Pixel3は2022年までGoogleフォトのアップロードが無制限になっていて、撮影したデータはクラウドシンクさせて、本体のストレージを圧迫しません。注意として、モバイルデータでのシンクはオフにしておいたほうが無難です。
写真を沢山撮る方にはとても良いサービスです。
iPhoneでもできますが、Appleは昔からクラウドサービスはちょっと弱い会社で、iCloudは無料で使えるのはたったの5ギガ、有料プランでは50 GB:¥130、200 GB:¥400、 2 TB:¥1300です。昔より安くなったとはいえ、Googleは写真だけですが無制限・無料ですからねぇ。
👍良い点:バッテリ、急速充電
バッテリーライフは、通常の使用頻度なら十分。
予測仕様時間が出るのが便利です。
急速充電は40分程度で満タンになります。15分の給電で、7時間使用可能。
モバイルバッテリを持ち歩かなくても、都会だったらなんとかなります……と思っていたんですけど、ヘビーに使うと心もとなくなりますし、充電のために街を彷徨い、必要のないコーヒー代払うくらいなら、5000ミリ程度のバッテリ用意したほうが良いかもしれません。
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👍良い点:カスタマイズ性
アイコンサイズ、場所、スタイルを自由にカスタマイズして、自分に最適にしていく作業が苦痛でないのなら、Androidは素晴らしい選択です。
僕には、これが一つの楽しみです。
大きな画面に適しているのは現状Androidアプリと個人的に判断しました。
iPhoneは、化粧直し以上に大画面に適したOSのUI刷新をすると思います。近い内にやらない場合、Appleはただのブランド屋ってことになると思います。
ウィジェット機能も大変便利です。
アプリアイコンをタップする、そのひと手間がないのが楽。
👍良い点:シェア機能
細かい指摘なんですが、リンクなどをシェアする機能で、グループメッセージに直接リンクを貼り付けることができます。
iPhoneの場合だと毎回、グループ全員のアイコンをタップしていかないといけません。リンクをコピペすればいいんですけど……。
ちゃんと使える機能になっているのが嬉しい。
Androidはアプリ間連携が柔軟で、アラームのサウンドをスポティファイの曲で再生するなどもできます。
👎悪い点:ソフトウェアキーボード
多分特許の部分もあると思うのですが、ソフトウェアキーボードの作りはiPhoneのほうが良いです。
何が悪いのか、かなり考えたのですが、キーボードの入力範囲が曖昧……というのが適当に感じました。あえてアバウトにすることで、入力補正が効きやすくしている可能性もありますが、僕の場合入力ミスが多発します。段違いで間違うことが多いです。あ行の入力のつもりが下のた行を入力していたとか。
自分が打っている文字を打っている段階では知覚できないのが問題かも。
どういうことかというと、フリック入力で「こんにちわ」と打つ時、「こ」と自分がしっかり打っていると知覚できるのは打った跡で、すでに次の「ん」、「に」を入力していて、実は「こ」ではなく「の」を打っていたということが多発します。
慣れの問題もあるでしょうけど、打ちやすいのはiPhoneの方でした。
👎悪い点:戻るボタン
これも慣れなんですが、iPhoneの画面上部インジケータに出てくる以前使っていたアプリにスイッチするボタンの感覚が抜けてなくて、意図した操作ができない時があります。
アプリ内の戻るボタンとも違う動作、アプリ内でのアンドゥボタンという感じの挙動なんですが、特にブラウザで使う場合は、前のページに戻したいのにタブを閉じてしまったり、間違いが多いです。
👎悪い点:プロダクトの質
まず指摘したいのが、写真ではそうでもないんですが、消灯していても、画面と縁の黒さに差があります。
有機ELの黒は本当の黒なのに、ちょっと明るく見えてしまって勿体無いんです。
iPhoneはiPhone4くらいから液晶なのに、結構近い黒さなんですよ。
あと、コネクタの部分に塗装ハゲが生じました。
コネクタの金属同士が触れ合う部分ですから、この部分がこすれるの嫌だなぁって思っていたんですが、案の定。
こうなるのが嫌な人は、Pixel standなど非接触給電装置を購入しましょう。
iPhoneの場合はライトニング端子が丸みがあることもありますが、金属のガードが付いていて、きちんと考えられていると思います。
共に10万円以上するプロダクトですから、この部分ひとつとっても上質なのはどちらか明確です。
まとめ
以上、Google pixel3のレビューでした。
まだまだ操作になれていない部分が多々ありますが、購入して本当によかったと思っています。
なにより、ノットピンクというカラーリングがかなり気に入っています。
お高いレザーケースを買おうとしていましたが、値段にビビっているのと、このカラーがいいので、未だに安い透明ケースを使っています。
特にメモリ不足などを性能面での不満はないです。デザインも好きです。しかし、価格に対して、プロダクトの完成度としてはまだまだに思いました。Pixel4、Pixel5でさらなる進化を願いますね。廉価版Pixelの噂もありますが、案外こちらが本命かもしれません。
3a/XL発売記念で、半年後の感想も書きました!
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