ハンドスピナーが流行りに流行っていたのは、もう8年も前ですか……。
フィジェットトイと呼ばれる、リラックスのため手慰みの玩具(もともとは病気の治療器具だったそうです)は、現在は磁石を使ったものに進化しているようです。
最新フィジェットトイに弟が最近ハマっているそうで、動画見ながらチャカチャカ触って、心を落ち着かせているそうです。
より趣味性が高まり、高級志向になっていますが、人気の高いものは中国製のものが多いみたい。お国柄といいますか、すぐにコピー・クローン品が出回るため、どうなんでしょうね……。高級品の割にブランドが確立されず、所有欲が満たされないような……。
ハンドスピナーは、元々電子タバコ(VAPE)の個人開発者(モッダー)が、副業的に作っていたようで、僕は元々喫煙者ではありませんでしたが、なんかカッコいい! と見た目にずっと惹かれたのと、飼っていたダルメシアン犬の寿命が尽きそうになり、精神的に参ってしまったのを慰めるという目的で、一時期使用していた時期があります。
その関係で、ハンドスピナーも世間がブームになって過熱する前に知って、試すことができ、記事PVや動画視聴回数が稼げた思い出があります。
VAPEを作るモッダーの人々は、職人気質な人も多く、美術品のようなアイテムを作っていました。それらは、フェイスブックなどのSNSのコメント欄に「+1」など書いて、符号のようなやり取りで購入できました。抽選販売や、メンバーリスト販売などは普通で、そのため中国の名も無い工場が、オリジナルをクローン化して無許可販売するのが普通でした。当時の中国は、凄まじい速度で発展してましたので、違法操業していた工場が、技術的にも躍進して、ついには一流ブランド化して、自社オリジナル製品を販売するというのがザラにありました。
当時は、出たばかりの電子タバコを、個人がブログや動画で紹介するビジネスでかなり稼いでいて、ありとあらゆるメーカーがインフルエンサーに製品提供している状況でした。この流れが過熱しすぎて、未成年の若者にまで電子タバコが流行しました。非常識なビルド設定による爆発事故や、電子タバコそのものの有害性がまだ未確定なのと、電子タバコの使用が本物のタバコや薬物使用の導入になる、という論法によって、商品レビューのアドセンス広告が剥がされる処置がなされました。実質的には、検索エンジンによる処刑……あれほど居た電子タバコレビュワー達は廃業を余儀なくされました。
結果として、VAPEのブームは去ってしまい、大資本による新型タバコ(過熱式とか蒸気式)が隆盛を誇るようになったんですね。たぶんVAPEよりも、ずっと身体に有害なのは皮肉このうえない。政治と企業の癒着を感じる! シンアナ!!
さて、そんなブームが去ったVAPEの中国工場はどうなったか?
弟が持ってきたフィジェットトイを見て……その工場は、フィジェットトイを作っているのでは? と感じました。
このあたりのものは、弟が言うにはオリジナルが存在して、そのクローン品らしいです。
単価的には1000円~という世界。
磁石を使って、スライドして、音と感触を楽しみます。
うーん、中2感。
これは中国製のアトマイザーやMODによくあったヤツ。
ハンドスピナーと一体化したもの。
本物はもっと滑らかに動くそうな。
弟が持っているもので一番高級なやつ。
これもロゴだけ違うソックリなやつが沢山あるそうです。
同じ製品でも、もう新バージョンだろ、ってくらい仕様の一部が違うものがあったりして、本物か偽物かわからないらしい。
箱の中には、意味のない検品済みカードが入っているのも、中国製電子タバコの流れを感じます……(笑)。
銃の排莢ギミックを模した作りで、ジルコニアボールとコイル、磁石の組み合わせで滑らかで心地よい動きをします。
3つくらいのパーツを組み合わせていて、4万円近くするらしい。
た、たけぇ……。
プチプチした触感が楽しめて、確かに……癖になる。
うーん……トップのこのパーツだけで8000円するらしい。
ペンになるとか、何かのケースになるとか、工具になるとか、そういう機能的なものはなく、ただただ触感を楽しみ、手持ち無沙汰を解消するための玩具。
ロマンしかない。
ただ、デザインはなーんか、ごちゃごちゃして、意味のないディテールがあって、個人的にはセンスないなぁ……って思っちゃう。
中国の人はこういうのが好きらしい。
自分も一万円のハンドスピナー喜んで買っていたので、理解できないとは思いませんが、趣味じゃないなぁ……。
フィジェットトイについては、この人を参考にしてる、と紹介してくれたんですが、知ってる人でした!
ってか、はてなブロガーだよ、相互フォローしてるよ!
そうか、最近更新ないと思ってたら、動画の人になってたんですね……。