今週のお題「激レア体験」
京都でハンドメイドバッグを制作されているTASO WORKSHOPさんの大容量トートバッグを手に入れました。何が激レア体験なのか? こちらインスタグラムのライブ配信機能を使って、突発的に配信されるCRAZYDAYS CRAZYMAKINGにて即興で制作された一点物のトートバックなんです。
バッグ縫製には不必要な縫い目、遊びゴコロ満点のディテールがいっぱい。サイズはH:37cmW:40cm(底辺27cm)D:21cm……2リットルのペットボトルが丸々5本入ってしまう大容量バッグです。素材はパラフィン加工された帆布。丈夫で防水性があり、経年変化が楽しみな素材です。
参照‐CRZD BAGS #CRZ_0008 | TASO WORKSHOP
TASO WORKSHOPさんの鞄はバックパックとミニバッグを持っていますが、トートバッグを買い足したのは、単にお値打ち価格だったからだけではありません。
7年間使っていた仕事用のメッセンジャーバッグが、もうかなりボロボロになってしまって、買い替えをずっと考えていたんです。でも、なかなか使用用途に合う欲しい鞄が見つからず、ダラダラと使っていました。
今まで仕事で使っていたバッグはこれです。
このトートバッグの良いところは、パラフィン加工された帆布のエイジングによる経年変化。毎日使う仕事用にぴったりだと思いました。
ライブ中、マチを大きく取りすぎたかも? っておっしゃっていたんですが、以前のメッセンジャーバックでは、幅が足らずコンビニ弁当が斜めになってしまい、昨今の意識高い系簡易ラッピングのせいで、内容物がこぼれてしまうことがあり困っていました。
また、仕事帰りにスーパーに寄るときも、このトートバッグなら容量十分です。
どこの家にでもある女性の足フィギュアと大きさを比較してみてください。足のサイズはだいたい22センチ。
二本のスティッチは、飾りの即興縫いです。フリーハンドの曲線が良い味出ています。
帆布はその名の通り、昔の船の帆に使われていた素材です。船の帆というのは簡単に破けてしまっては困るし、重いのも作業性が悪くなるので、丈夫で軽いという相反する特性が必要な素材でした。ウルトラライトハイキング系で使う、キューベンファイバー(CTF3)もヨットの帆に使われる素材なので、船の帆が鞄の素材になるというのは、今も昔も変わらないんですね。
この帆布は、おそらくパラフィン加工がされています。パラフィンというのは、西洋の蝋のことで、パラフィンを浸透させた布は、強力な防水性を得ることができます。
実際水を垂らすとこの通り。
パラフィン加工のさらにうれしいところは、折れ目が白くなって独特の表情を出すこと(チョークラインというらしい)です。パラフィンは洗濯して落とすこともでき、その時の風合いの変化も楽しめますし、市販のパラフィンで再塗布もできるみたいです。
逆サイド。コの字の縫い目は内ポケットの縫い目です。
取っ手の縫い目は、全部異なっていて、遊び心満点。
長方形の枠を額縁に見立てて、抽象画のように鑑賞しようではありませんか。
ストアページに注意書きされているのですが、今回のバッグは糸始末があえてされておらず、ところどころピロピロ出た状態です。
自分はバッグが届いたら、自分で切って始末しようと思っていました。届いて実物を見てみると、なんかコレはコレで良いな、って思ってしまいました。
所持しているバックパックとは異なるロゴタグ。
裏にはメイドインキョウト、ジャパン。
取っ手は短く、男性だと腕は通せない長さです。そのぶん、大きな鞄だけど地面で擦ることはなさそう。
大きな内部空間。まるでバケツのよう。パラフィン加工された帆布トートで有名なLLビーンのトートは、防水性を活かして水を運ぶのにも使われたとか。
内ポケットは、ナイロン素材のカモフラ柄です。
端面はきっちりパイピング処理がされています。
唯一の懸念は一点物なので、会社でブログ書いてることがバレること……いや、別に玩具集めとかは全然隠してないので良いんですけど、そっとしておいてくださいね。特に女性の足のフィギュアとかさ……。
ステッカーやメッセージカード、フライヤーなどが同封されていました。
最近では、家に出るのは出社の時くらいしかないので、新しい鞄で会社に行くのは、気持ちが上向きになって良い感じです。