※画像は公式サイトrabbit — homeより引用
先日突然発表されたAIアシスタント端末のRabbit社のR1が気になってます。
こちらのキュートな端末のデザインはティーンエイジエンジニアリング社によるもので、モノクロ携帯ゲーム機のパニック・プレイデートに共通するデザインをしていて、横に並べたい欲求が抑えきれません(サイズも、R1が78mm×78mm×13mmに対して、Playdateが76 × 74 × 9 mmと狙ってるとしか思えません)。
肝心の機能については、SIMカードが入って、外でも使えるGoogleアシスタント、あるいはSiri、あるいはAlexa、という感じです。音声アシスタントは、今のところアラームと天気予報と円ドル計算くらいしか使いこなせてないので、僕が活用できるのかは未知数。
どこまで生活の中で使えるのかわかりませんが、買い切りの199ドル(Alexa! 199ドルは? 約30000円です)。おそらく送料や関税やらを考えると4万円くらいになりそう。
かなり注目されているようで、現在バッチ5までプレオーダー確定済み。日本への発送も対応。現在は英語のみ対応(翻訳は利用可能)ですが、日本語対応も予定にあるそうです。
仕様に対して結構挑戦的な価格設定をしています。
ストレージ128GB積んでますし、Helio P35は昨年の低スペックスマホにも使われているSOCです。
公式サイトよりDeepL翻訳して引用
Rabbit R1仕様
- 寸法 78mm*78mm*13mm / 3インチ*3インチ*0.5インチ
- 重量 115g
- 電池寿命と充電能力 500サイクル> 80%、充電電流500mA、レート容量1000mAh
- 接続性 ブルートゥース5.0 / Wi-Fi(2.4GHz+5GHz)/4G LTE
- カラー ルージュ
- スピーカー出力 2W
- 音声入力 デュアルマイクアレイ
- ディスプレイ 2.88インチTFTタッチスクリーン
- プロセッサー MediaTek MT6765 オクタコア(Helio P35)
- 最大CPU周波数 2.3GHz
- メモリー 4GB
- ストレージ 128GB
- ロケーション 地磁気センサーとGPS
- モーションセンサー 加速度センサー、ジャイロスコープ
- 動作温度 0°C - 45°C または 32º - 113º F
- 充電および拡張 USB-Cコネクター
- 写真解像度 8MP、3264x2448
- ビデオ解像度 24fps、1080p
- SIMカードスロット (ロック解除済み)
側面に音声アシスタントのウェイクボタンがあります。その同軸上にジョグダイヤルが配置されているのが面白いです。ジョグダイヤルは背面にも露出していて、表側裏側でも操作できるようです。どういった操作UIになっているのか確かめたいです。
一個のカメラが前後に回転して、どちら側も撮影することができます。カメラ撮影することで、うまく言語化できない要素をAIアシスタントに伝えることができるんでしょう。
まだ未知数の製品ですが、Rabbit R1は使用者のアプリの使い方を学んで利用してくれるそうです。同社は、「友達にアンロックしたスマホを貸してテイクアウトのオーダーを頼む」ようなものだ、って表現していますが、なんかイタズラされそうだな、それくらい不完全な製品なのかな、って邪推しちゃった。スマホ持った執事がいるくらいの表現が良かったな。
これは僕の想像で、こんなことができたら便利なのにな、っていうものですが、いつも買ってるメーカーや作家の製品がでたら、勝手に予約しておいてくれるとか、会社のシフト表をカメラで撮影したら、それをカレンダー登録して、いつものスケジュールから一時間前にアラーム設定してくれるとか、自動でやってくれると便利だよな、と思いました。
セキュリティに関しては、マイクはボタンを押さないとONにならない、カメラも使用しない時は物理的にレンズが向かない、アプリ利用はラビットホール(うさぎ穴……不思議の国のアリス!)というウェブサイトでアカウント接続が必要のようです。
公式サイトの現在最適化が済んでいる機能としてあげられているのは以下のとおり。
探索……おそらく普通の調べ物ですね。
音楽……マイクを使ってなんの曲? って調べるのかな。ざっくりとした感じで、今の僕の気持ちにあった曲かけて、とかでも行けるんかな。
ライドシェア……あそこ行きたいというと、勝手にUberや交通機関のチケットを予約してくれる機能?
フード……食材を撮影して、メニューや作り方を教えてくれるとかかな?
視覚……なんだろ。カメラを使って調べ物とかかな?
生成AI……画像生成をしてくれるようです。
翻訳……マイクを使ったり、画像から翻訳してくれると思われる。
正直、こういう機能は将来スマホに統合されてしまいそうで、単体の端末として必要不可欠か? と問われると微妙な感じもします。ただ、海外の友人と会話しようと思って期待していたPixel6aのリアルタイム翻訳機能も、スマホはスマホとして同時に使いたくて、ぜんぜん使いこなせなかったし、別端末として持っておくシーンはあるのかもしれません。
なにより、モノとして所有欲を刺激されることは事実。今後、こういう端末は沢山でてきそうではあるものの、一発目の製品としてデザインをティーンエイジエンジニアリングに任せたのは天晴です。
Rabbit R1の出荷は米国では3月下旬、EUとイギリスでは7月以内、日本を含むそれ以外の国は年内開始を予定。現在バッチ6のプレオーダーを募っています。
日本語対応は年内とされますが、SIM対応はどこのキャリアが使える・使えないとかあるのかな? すぐに使えない、不透明部分もありますし、円が強くならないかな? と為替レートを鑑みて、オーダーを決めようと思っています。
好評なら、毎年バージョンアップされてR2、R3と出てきたり? 値段的にも買い替えしやすそうだし……。こういう新しい製品って、三世代目くらいが完成度高まって、7世代目くらいに飛躍するイメージ。悩む。