ValveのゲーミングUMPC、SteamDeck(64GB)を入手して、ゲーム時間が増えて満足しています。今のところタクティクス・オウガ専用機になってますけど(笑)。
せっかく高い買い物だったので、ブログネタにして色々ためそうと思っています。
SteamDeckは、値段の割に性能の高く、現行のAAAタイトルも一応動きます。しかし、描画クオリティは、デスクトップPC環境よりも劣ります。
サイバーパンク2077のような超リッチなタイトルの場合、せっかくの近未来都市なのに、道行く人はスカスカ状態となってしまいます。
個人的に最大のネックであるバッテリー持続時間です。バッテリー容量をスペックシートの見慣れない表記40Whから、よく知ってる表記に換算すると、5300mAh程度と、スマホのバッテリーに毛が生えた程度になるようです。リッチなタイトルで2時間、レトロスタイルのゲームで四時間程度の実働時間となります。
バッテリーに関しては、充電しながらプレイすれば良いと思うかもしれませんが、それはリチウムイオンバッテリーの最大のタブーで、CPUがブン回っているときに充電すると、電池寿命が縮みます。満充電と完全放電も同じくなので、自分はスリープ状態でこまめに充電して労ってます。
そこで便利な機能がストリーミングプレイです。
母艦となる強力なマシンパワーを持つデスクトップPCを利用することで、描画クオリティ、高リフレッシュレートを稼ぎ、さらにバッテリー持続時間も増えます。
やり方はとても簡単。
母艦のデスクトップPCで、ログイン状態のSteamを起動しておきます。
SteamDeckのタイトルのプレイの横の▼ボタンを押して、同一ネットワーク上のデスクトップPCを選択すると、「プレイ」ボタンが「ストリーミング」ボタンに変わります。
スムーズにリモートプレイ可能ですし、自宅のWi-Fi環境を見直したおかげか、ラグもないです。とても快適です。SteamDeckのディスプレイ限界の60FPSを基本マークしてくれます。
ただ、母艦がウルトラワイドモニターの場合は、設定で16:9か16:10のアスペクト比にいちいち変更しなければな、黒枠の大きい画面になります。
もうひとつ、イマイチに感じたのは、SteamDeckのスリープボタンを押しても、母艦のほうはポーズになりません。スリープするまえに、ポーズをしておき、スリープ解除で再接続は可能。
いちいちモニターのアスペクト比を変更する手間があるので、Switchのようにデスクトップの大画面とSteamDeckを簡単に行き来するのはちょっと現実的ではないです。
(自分のメイン環境がウルトラワイドモニターなのが問題なのですが)
非力なマシンパワーで安価なゲーミングUMPCを、ストリーミング専用機として使うというのは、良いアイディアのように思いましたが、今回SteamDeckでストリーミングプレイを試したことで、やはりネイティブ環境でのゲームプレイには比べようもないな、と感じました。
デスクトップPCで遊ぶリッチなタイトル、SteamDeckでサクッと遊ぶタイトルと分けたほうが良いな、と感じました。