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特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」
2023年の購入を検討しているゲーミングUMPCについての雑談です。
ついに日本にもプリオーダー組に着弾。レビューにて、かなりの好評を得ているSteamDeckですが、僕としてはなかなかオーダーに踏み切れておりません。
第一に、円安価格設定によって割高感が拭えない状態であること。この価格設定は、単に円安だけの問題ではなく、Steamゲームが売れれば利益が得られるため、Amazon Kindle方式の逆ザヤで販売できるValve直販と、正規輸入代理店であるコモドが間に入っているためのおま国価格であるのかも知れず、円の価値が高まっても価格改定は難しいのかもしれません。
第2に、使用シーンのほとんどが自宅です。ハイスペックなデスクトップのゲーミングPCとWi-Fi6ルーターを所持していますので、ゲーミングUMPCは、SteamLinkによるストリーミングでOK、まともなコントローラ部分を所持していれば良くて、本体性能でAAAタイトルを無理して動かすというシーンはないでしょうし、今後のこのカテゴリーの発展を考えると、無理してハイエンド機を購入しなくてもよいのではないか? と考えました。
その上で、悩んでいた候補をピックアップしていきますと……。
候補1:SteamDeck(64GBのeMMCローエンドモデル)
SteamDeckの完成度が非常に高いことは、レビューなどで理解しました。特にコントローラ部分の作り込みや、ランチャーの出来は、他のUMPCメーカーとは一線を画するようです。最大王手のゲーム配信プラットフォームであるSteamを運営するValve社謹製という強みもあります。
個人的にベンチマークテストを見てみても、FHD画質はゲーミングUMPCには現状不相応な解像度に感じ、HD画質のディスプレイを持つSteamDeckはとてもバランスが良いように感じます。
SteamOSを使ってみたいという気持ちもあるんですよねぇ。
購入を検討するのであれば、一番安いモデルでしょうか。確かに、ストレージは低速なeMMCですが、他の方のレビューを信じれば、使えないこともない速度のようです。また、保証が切れるとは言え、高速ストレージに換装可能です。
候補2:SteamDeck2
初代のSteamDeckの好評を得て、早くも次世代バージョンの開発が噂されております。
初代のAPUは、AMD社製の専用カスタムチップであり、CPUは二世代前、GPUは最新世代というキメラです。ウィンドウズアプリケーションをリナックス上でワッパーを用いて動作するという、とても高度な仕組みをしているため、専用APIが不可欠(あまりちゃんと理解して書いてる訳ではないので、突っ込まれてもわからん)のようで、SteamDeckで動かないゲームが多少ともあるのは、この点がネックのようです。
次世代のAPUは、通常販売品のものが使われているようなので、改善が期待されているようです。
最大の懸念は、発売時期と日本に導入されるとき、初代のように遅れるのではないか、ということです。そもそも発表もされていない機種を候補にするのはどうかと思いますが……。仮に、Ryzen7の6800Uが搭載されたものが発表されたとして、他のUMPCとの価格差が変わらないことになりそうではあります。
候補3:AYN Loki Mini Pro
モデル名よりも装飾語のほうがなげぇ……な、新興メーカーのゲーミングUMPCです。
豊富なラインナップで、一番安いLoki Zeroに至っては、割引ありで199ドルです。
自分がこのモデルにしたのは、SteamDeckと同じZEN2世代のCPUと最新世代のGPUというAMDのAPUを採用していること(もちろん、SteamDeckのほうが性能が高い)、無印ミニではなくプロの方にしたのは、バッテリー容量が大きいからです。
残念ながら、開発に難航を示しているようで、予定の発売日を過ぎてしまっています。
一番の購入候補ですが、評価は未知数。
重たいゲームはストリーミングプレイで、軽量級のインディーズタイトルを実機で走らせて、キャンプなど外でも遊ぶというプレイスタイルだったら、バッチリのように感じました。
一番性能の高いロキマックスですら、800ドルを切る価格なので、評判が良かったら、そっちを購入するかもしれません。
Loki Mini Pro - Q4 Preorder – AYN
候補外1:GPD WIN 4
ゲーミングUMPCの歴史はここから始まった、とされるGDP社の端末。
始祖でありながら、どうしてPSPを猿真似するようなことをしてしまうのでしょうか。
価格を考えると、パチもんに収まるものではなく、残念でしかありません。
プライドを持って欲しい。
候補外2:AYANEO GEEK
同時期にクラウドファンディングしていたAYNのあまりにも高いコストパフォマンスに対抗して、リーズナブルな端末になると宣言されていた製品でしたが、蓋をあけてみると、フラグシップモデルのAYANEO2のローエンドと若干カニバってる感も否めない、微妙な価格設定でした。そもそも本来のハイエンド機と同等の価格帯で、割安感は皆無。
どうしてなんだ。クリアボディかっこいいのにな……。
https://www.aya-neo.jp/ayaneo-2
まとめ
1ドル130円強のあたりに推移して、少し持ち直した感がありますので、年明けあたりにAYNのいづれかのモデルをプリオーダーしようと思ってます。
RAZERからUMPCが発表とかあれば、20万円でも欲しいと思うかもしれません。
今のところ、発展途上の円熟を迎えるカテゴリですので、早まってハイエンド機を購入するのは、インフルエンサーじゃなかったら待つべきかな、と判断しました。
ローエンドのモデルを、ストリーミング端末として買うのは有りなんじゃないかと。
内蔵しているAPUは、ブログ執筆程度には十分な性能なので、ドッグやハブを使って、モニタやキーボード・マウスを繋いで使うってのも有りじゃないかと考えています。
僕の自宅の環境なのですが、自室に冷暖房設備がなく、夏は灼熱、冬は極寒なのです。
ガジェットよりも空調設備を導入したほうが安上がりなのでは? という気もしないでもないですが、シロモノ家電よりもガジェットを買うほうが意欲が出る性癖なのです。
SteamDeck(64GB)が正解かも?