※公式サイトより画像キャプチャ。
世界最大のオンラインゲームストア「Steam」を運営する「Valve」より今年2月に米国、カナダ、EU、英国にて販売開始していたゲーミングUMPCの「Steam Deck」がついに予約開始されました。
IGNJPの記事によると、最初は日本も本国とローンチ時期一緒の予定だったそうですが、販売する会社がなかったせいで、遅れたそうです。うーん、でもこの話はちょっとにわかに信じがたい。Valveのハードウェアってデジカが担当していたんですが、今回日本で販売担当するKOMODOという会社、デジカの子会社なんですよね。そのために用意したみたいなんですけど、なんで? 別に今までどおりデジカでやればよかったのでは?? 普通に半導体不足で球数用意されなくて、貧乏な日本のマーケットが軽視されただけだと思う……。
個人的に選ぶモデルは、64GBのモデルではなく、265か512GBのモデルです。
64GBのeMMCのモデルは、ストレージが低速であるとされていますが、実際の使用シーンでは、それほど遅くはないらしいです。しかし、容量が絶対たらないので、運用がむずかしいと思います。SDカードで増設できるといっても、使い勝手わるいよね……たぶん、レトロゲームとか容量小さなゲームをメインで遊ぶ人用かな、と思ってます。
残る2つの選択肢で、256GB NVMe SSDのモデルが、$529 USDが79,800円で、現在の換算レートからすると約8000円くらい割高。
512GB NVMe SSDのモデルが、$649 USD=¥99,800で、現在の換算ルートからすると12000円くらい割高。おそらく年末までに円安がもっと進むという読みもあるんでしょう。間に会社がはいってるんだし、妥当なものと思いますが……。
発表時は、約4.5万円~約7万円の価格でしたからねぇ。
ネガティブキャンペーンをするつもりはないのですが、本当にタイミングが悪い。
今予約しても届くのは年末って、個人的に、自分が今すぐに、本当に今欲しいので、逆に年末には必要ないんだよなぁ。
Steam Deckの魅力は、なんといってもSteamを運営するValve謹製ということです。
チップ性能や価格面などでは、後発のゲーミングUMPCのほうが上回る部分がありますが、ポッと出の新興メーカーよりも、信頼度が高いですし、サポート面も期待できます。
レビューなどを見ると、コントローラの出来が非常によく、内部構造も考えられているようです。
SteamOSというLinuxベースのOSを採用していますが、ProtonというWindowsゲームをLinux上で実行できるようにする互換レイヤーを備えていて、Proton対応のWindowsゲームにおいては、ゲームだけを実行するため、むしろ他のプロセスが走っているWindows上で実行するよりも動作が軽快らしいです。
もちろん、SteamDeckのチップは、ZEN2世代の4コア/8スレッドのカスタムCPUに、現行のRDNA 2アーキテクチャの内蔵GPUという専用構成のものを採用していて、絶対的な性能としては、バキバキにお金をかけた自作PCとは比べ物にはなりません。
でも、このカスタムチップは、旧世代のZEN2のCPUに、最新世代のRDNA 2アーキテクチャの内蔵GPUって組み合わせが面白いですよね。RDNA 2ってレイトレ対応ですよね? GPUの性能は最大1.6 TFlopsで、PS4くらいかな。画面解像度が低いので、十分な性能だと思います。
今の僕は、完全に時期が悪いおじさんになってしまっていて、来年の春くらいに、購入を検討しようと思っています。
昔はハンドヘルドゲーム機は日本だけが売れていると言われていましたが、Switchの爆発的ヒット以降少し風向きが変わったのか、それとも小規模なマーケット市場だけの賑わいなのか、ゲーミングUMPCが結構流行っていて、新規プレイヤーがわんさか現れています。
GPD、One-Netbook Technology、AYA NEO、AYN等。
個人的には、AYA NEO AIR GEEKとAYN LOKI MAXに注目しています。
たぶん、来年の今の時期には出揃いそう。
どちらのWindows機ですが、SteamOSも対応していると思うので、インストールするのも有りかも。
ゲーミングUMPC市場、今後も注目です。