一年以上悩みに悩んでいた、ゲーミングUMPC問題に、ようやくケリをつけました。
ハイエンドタイプ、ローエンドタイプと悩んで、やっぱりコスパ、性能、デザインのバランスが良いと思って、Steam Deckの最も安いモデルである64GBモデルを予約しました。どうして高性能なWindowsゲーミングUMPCにしなかったのか、より安価な製品にしなかったのか、Steam Deckの即納モデルではなくて、64GBモデルにしたか。
まあ、言っても御高い買い物なので、記事のネタにして、十分に元(お金にはならんけど)を取りたいと思います。
高性能なWindowsゲーミングUMPCにしなかった理由
候補には、AYANEO GEEKがありましたが、価格が理由に断念。
10万円超えというのは、安価なモデルと期待していたために、ないな、となりました。
また、他のモデルにおいても、超超高価な製品なのに、昔のゲーミング機の出来の悪いパロディという見た目がネックでした。クレーンゲームのショボい景品を見ているようで……。それが好き、という人のことをどうのこうの言うつもりはないのですが。
Analogue Pocketくらいかっこよかったら良かったんですけど。
あと、性能が高いとは言え、絶対的なものではない。
SteamLinkでストリーミングプレイしたほうがバッテリー長持ち、映像クオリティも高いようですし……。
まあ、あぶく銭があるなら、性能が高いにこしたことはないのですが。自分の財布にはその余地はなかったです。
安価なWindowsゲーミングUMPCにしなかった理由
このカテゴリーで最有力候補だったのは、AYN LOKI MINI PROでした。
理由の一つがパフォーマンスの不透明さ。
AMDのMendocinoは、SteamDeckと同じZEN2世代のCPUと最新世代のGPUというAMDのAPUを採用していることですが、なかなかその詳細なスペックがでてきません。
SteamDeckよりもGPUのユニットが半分ということで、どれほどのゲームが動くのか未知数。個人的にはSwitchで遊べるゲーム程度のレベルが動いたらいいかな? と思っていたんですが。
2つ目の理由が、納期の不透明さ。
本来なら、もう出荷開始しているはずですが、突然デザインが変更され、出荷延期になりました。
夏には絶対欲しいので、出荷予定月に突然の延期は、警戒してしまいます。
3つ目がデザイン。
自分が買って、所有して、嬉しいものか。299ドルは、現在のレートで約4万円に送料。
所有欲が満たされないものに払うには、ちょっと高すぎる対価かな、と判断してしまいました。
SteamDeckにした理由
為替が円が持ち直しても、日本の価格に変化はなかった。
なら、待ってる時間は無駄だと思った。代理店を通しているんだし、多少のは上代が乗るのはしょうがない。
とにかくレビューの評判が良いし、熱量がある。
マシンスペックでみれば、もっと良いものもありますけど、パーツ構成のバランスやインターフェイスの作り込みが良いんでしょうね。
デザイン。
中華製の新興メーカーに比べると、一番格好良いと感じました。
信頼性。
なんだかんだで、Valve社謹製ということで安心かな、と。
コストパフォーマンス。
この構成で、この価格は、やっぱり破格なんじゃないかと。
ガジェッター根性。
SteamOSが使ってみたい。
64GBモデルにした理由
現在、SteamDeckは3つの容量の異なるモデルが展開しており、上位モデル2機種は在庫があり、1-2週間で発送可能となってます。
自分が予約した64GBモデルだけは、出荷時期未定となってます。
SteamDeckは最上位グレードのみ反射防止加工のディスプレイですが、中身は基本的にストレージ以外の構成要素は同じです。
つまり、64GBモデルだけ在庫がない、という状況は変に感じます。ストレージだけ差し替えるだけなんですから。
僕の勝手な読みなんですけど、Valveは、あんまり64GBモデルを売りたくないんじゃないでしょうか。だから、64GBだけ在庫を無しにして、上位グレードを購入させようとしている。理由は、儲けが少ないか、マイナスだから。
SteamDeckの各グレードの価格差は、日本円で2万円ずつなんですが、その違いがストレージだけにしては、大きい価格差です。
Amazonで価格をみたら、256GBで8000円くらい、512GBで13000円くらいでした。
保証が切れてしまいますが、64GBモデルからストレージを換装することができます。
そもそも、低速って言われてる64GBモデルをマイクロSDカードからゲームを起動しても、SteamDeckそのものの性能が足を引っ張って、高速SSDを使っている上位モデルとそんなに速度が変わらないそうです。
それなら、64GBモデルが一番良いかな、という結論でした。
純正ドッキングステーションは地雷みたい
SteamDeckをデスクトップPCのように使う場合、ディスプレイにつなぎ、USBハブとなるドッキングステーションはマストバイかと思って、購入を検討しておりました。
予約ページをみると……価格が約1万五千円……。
めちゃくちゃ高価。
それはとても素晴らしい性能に違いない。
だが、ポチるには勇気が必要です。
ネット検索します。
……この製品のメリットは、純正ということで、本体と一番マッチしている……のみ。
性能としては、社外製のドックと同じ。
特別な仕様はなく、なんなら使い勝手があまり良くないみたいです。
SteamDeckの充電口は上部にあるため、Switchのドックのように置けば充電という感じでもない。
なので、こういうタイプのステックタイプのほうがむしろ使いやすいそうな(本体ディスプレイを使うスタンドとして使う用途にはできないが)。値段も純正ドックの半分~三分の一です。
長い旅路だった
めちゃくちゃ悩んだし、多分届いたころには、また新しい強いマシンが登場するのでしょうが、自分の美意識と財力を考慮して、ベストな選択をした……と思いたいです。
そもそも、SteamDeckが登場時に全世界にデリバリー対応していたら、ここまで悩まなかったんですよ。
届くのがめちゃくちゃ楽しみです。
届きましたレビュー編