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自作キーボードはずっとエンドゲーム(最終局面)でいい

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お題「#買って良かった2020

※僕のキーボードが果たして「自作」なのかは別問題……。

テレビ「マツコの知らない世界」でも紹介され、より広い界隈で認知されるようになった自作キーボード。趣味や職業柄、PCに向き合う時間の長い人は、効率的タイピングや腱鞘炎対策に、あるいは単純にモノとしての魅力に惹かれて、自作キーボードを求めます。

この世界は沼なので、一個買ってしまうと、次のキーボードが欲しくなってしまいます。もしかすると、アッチの配置の方が効率的なのでは? うわー、カッコいい、……欲しい。

そんな時、何個もキーボードを所有する自分への言い訳として使われる言葉がエンドゲーム・キーボード……自分のキーボード選びは、最終局面であり、まだ決定はしていない……という魔法の言葉です。

僕もすでに2個の自作キーボード(由来の製品版)を持っています。

写真下のKUMOは、もうメーカーが消滅してしまったので、世界に600個くらいしかない激レアキーボードです。キーキャップは自作キーボードのお店「遊舎工房」さんで作りました。

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このキーボードを選んだ理由は単純にビジュアル。40%キーボードという、ファンクションキー、数字列のないたった縦4列 しかないミニマルさに惹かれました。

 

写真上にあるアトレウスは、左右にキー配列が分割され、タイプライター由来のレンガ積みのような互い違いのキー配列ではなく、エルゴノミクスな人の手の形に最適化された非常にキータイプしやすいキーボードです。

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KUMOからアトレウスにスイッチする時こそ、配列の変化に戸惑い、知恵熱で頭が爆発するかと思うほど乗り換えに苦労しましたが、慣れてしまうと、「えっ、このキーがどうして僕の欲しいところドンピシャにあるの? ……ラブ。」 って惚れ惚れしてしまうほど、馴染みました。正直、このキーボードを複数枚所持したいくらい。エンドゲーム終わってビクトリーしちゃったじゃん、って思ったんですけど……。

 

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このラズパイのキーボードとして、久々にKUMOで、キータイプしてみました。メチャクチャミスタイプしまくったし、やっぱり頭が痛くなるほど知恵熱が出ました。

これは、特殊配列のキーボードに慣れてしまうと、他人のPCを触る時や、ノートPCを触るときにスイッチが大変という自作キーボードの弊害ですね。

 

でも、タイプしていくと、楽しくなってくる。タクタイルスイッチとクリッキースイッチの打感の違い。キー配置の違いがだんだんと馴染んでいき、自然とタイプできるようになっていく最適化されていくのが楽しい。ちょっと肩が窮屈で、ちっちゃくなってタイプしているのもなんだか愛おしい。……変態かよ。

 

ペンで字を書くことと、キーをタイプすることとの動きそのものに因果関係はありません。なのに、ブラインドタッチする場合、この文字が打ちたいと思えば、呼吸を意識せずともできるように、自然とタイプすることができます。このように、習慣や練習によって自然とでてしまう行為のことをセカンド・ネイチャーと言うらしいです。なんでそんなことができるかと言うと、人間の脳って、実はすごく省エネ思考で、サボり魔だからです。脳は楽をするために、頑張るのです。

 

キーボードを変えると、その度にせっかく積んだ熟練度を棄てなくてはなりません。その行為は非効率に思えるかもしれませんけど、逆に考えると、すごく脳を鍛えているような気がします。

 

長々と書いたけど、キーボードを何個も持っても両手は1ペアしかないよ、っていう意見への反論でした。

キーボードは何個所有しても良いのだ。

 

Amazonでハッピーハッキングキーボードが安くなっているらしい……悩む。この記事の公開時にはタイムセール終わってるかも。無刻印の静電容量無接点スイッチ……気になるぜ。

 

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