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メタファー:リファンタジオ体験版の感想‐自分が望んだペルソナ6だった

アトラスの完全新作ファンタジーRPG『メタファーリファンタジオ』の体験版が配信中です。ペルソナ3から5を開発したチームが新スタジオを立ち上げて、「PROJECT Re FANTASY」というコードゲームで永らく……いやホント、一体いつになったら出るんだい!? とずっと開発中だったタイトルでした。

 


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極力事前情報を得ず、発売を待っていたので、本当に突然の体験版配信でびっくりしました。

感想としては、とにかく今一番ホットなテーマを本当の意味で、ちゃんと真正面から扱った作品と感じました。活動家の言う、ポリコレ、DEIを反映したゲームとは別物。いや、本当これを望んでいた。

 

 

自分のブログでは、ペルソナ6に対する要望と予想という記事を書いたんですが、これのコメント欄、自分のブログでは珍しく、手厳しい意見を言われたんです。

ペルソナの良さをわかってない、アトラスを馬鹿にしている、お前みたいな考え方のやつに次回作作って欲しくない、昨今のポリコレなのか? ゲーに対する強烈なアンチ感情……。

それはペルソナ人気の裏返しでもあるし、自分の好きなゲームに対する批判と取られた部分もあるでしょう。

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ペルソナ開発チームということもあるけれど、想像以上にペルソナ3~5のシステムを採用しています。ほぼペルソナ。プレスターンバトル、カレンダーシステム、コミュイベント。

 

新規IPとして開発された意図も理解できます。

僕のペルソナ6に対する要望と予想という記事への反発から読み取れるように、「今までのペルソナではこうだった」 という既存プレイヤーの反発が予想されたからだと思います。

 

ゲーム表現が豊かになったこと、メディアミックス化などによって、ペルソナ主人公がしゃべらず、物語に介入しないことに違和感を感じていたので(プレイヤー=主人公という構図を明確にするため、という意図は読み取れるのですが、近年のシナリオでは伝統でそうなっているから、という感じが否めなかった……。)、今作の主人公が喋った時は、「うおッ」と声をあげてしまった。

アトラスゲーで主人公が喋ること否定派の方、やっぱり違和感ありました? 煽りではなく、純粋にどうだったか知りたいです。

 

いつものとおり、学園モノの中で色々な人種を登場させて、差別や偏見をテーマにストーリーを展開することも可能でしたが、ファンタジー世界と現実世界を対比させることで、より風刺の効いたものになっています。

ゲーム内世界で、現実世界が種族は一つだけで、差別のない理想郷として描かれているのが、本当に皮肉で、鳥肌モノでした。

実際は、人類は他の人類を駆逐し、ホモ・サピエンス(賢き者)として、一種で君臨しましたが、肌の色や性別、生まれや職業、宗教なんかで、差別しあっているんですけどね……。

 

元ペルソナ開発スタジオということで、UIデザインの作り込みは圧巻。

 

一方、ゲームグラフィックスや演出面では、ペルソナ5からのジャンプアップは想像したよりも感じませんでした。キャラモデリングはペルソナ5のほうが良かったような?

 

冒頭からクオリティの高い手書きアニメパートが挿入されるのですが、ゲーム内のリアルタイムレンダカットシーンは、構図などあまり凝ってなくてイマイチに感じてしまいました。

ゲーム冒頭からのストーリーの魅せ方も、ペルソナ5のまるで映画のような没入感ある凝った感じとは違い、結構淡々とした感じ。

 

『メタファー:リファンタジオ』Xbox Series X|S、Windows、PlayStation 5、PlayStation 4、Steamで10月11日発売。

自分は体験版は1時間半程度遊んで、あとは発売日になってから最初からじっくり遊ぶ予定です。

 

 

 

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