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真・女神転生V所感-歴代最高に遊びやすい布教用に最適なメガテン(ネタバレなし)

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ついに発売した真・女神転生シリーズナンバリングタイトル最新作がNintendo Switchに登場、夢中でプレイ中です。

メガテン3から入った口ですが、ハードな世界観と難易度はそのまま、本作は現代のゲームとしてとても遊びやすいです。現在プレイ時間は25時間+α(全滅何度もしてるので)、難易度はノーマルでプレイしています。

ストーリー上のネタバレなしでの感想となります。

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物語は、普通(じゃない制服の男の娘)の主人公が、トンネル崩落事故に巻き込まれ、目が覚めると、文明崩壊後の砂漠化した東京=魔界化した東京へと転移していました。

 

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悪魔に攻撃され、絶体絶命のピンチ。そこに現れたのは、神造魔人アオガミと名乗る悪魔です。アオガミと合体して禁断の存在というナホビノに変身した主人公。果たして、アオガミの正体は、魔界化した東京とは? 

 

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まず、携帯機3DSから発売した真4から、据置機(異論あるかもしれませんが)Switchで発売し、スケール感が格段にアップしました!

魔界化した東京ダアトは、ポストアポカリプス後の荒廃した無法地帯感が半端なく、オープンワールドではありませんが、シームレスで広大で入り組んでいて、探索しがいがあります。

シンボルエンカウント方式は真4と同じですが、ちゃんと悪魔それぞれの姿が描写されていますし、表示される数も多いです。

 

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何より僕が興奮したのは、ダアトはストーリー上、フィールドというより、一つのダンジョンといってもよいほどの構成になっています。真4で不満だったのは、携帯機というフォームファクターを鑑みてなのか、ダンジョンが狭く短かったことです。

今作では、まだ序盤ですが、一つのエリアで数時間から十数時間攻略が必要です(もちろん、要所要所にセーブポイントがあります)。イベントシーンやカットシーンは少なめで、ダンジョン攻略・フィールド探索の割合が大きいので、周回プレイ時はプレイ時間短縮がかなりできそうな作りです。

フィールドは広大といっても、ダッシュ(アラレちゃん風)が、すごく高速なのでストレスないです。

 

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バトルは安心と絶望のプレスターンバトルです。

弱点を付けば行動回数が一回増えますが、ミスったり無効化すると行動回数が減ります。これは敵も同じ。考えなしに行動すると一気にピンチに陥りますし、ノーヒントの状態のボスバトルは、たとえレベルを上げて十分鍛えた状態であっても手に汗握る緊張の瞬間です。

救済処置として、通常敵の場合は、敵の先行の場合はお金を渡せば、見逃してもらえます。どんなに貧乏でも有り金を手渡せば見逃してくれる……地獄(ダアト)の沙汰も金(マッカ)次第……慈悲深くて涙が出てきます。

 

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また、今作の新しい要素である悪魔の写し身は、〇〇(悪魔の名前)の写し身というアイテムを入手して、邪教の世界(今作の邪教の館)で、写し身合体をすると、その悪魔のスキルを習得できるというものです。

これまで、メガテンでは、強い敵やボスの攻撃してくるスキルと、仲魔の構成が悪い場合、仲魔探しの旅が始まるのが常でした。弱点を突けるスキル、弱点を防げる耐性の悪魔を仲魔にしたり、合体させたり。

今まで生粋の悪魔ブリーダーが、スキル構成を有利になるように頭を振り絞って配合していたのを、簡単にスキルを付け替えできてしまいます。写し身さえあれば、ボスが使ってくる弱点攻撃をカバーする耐性スキルをつけたりできて、チートと言っても過言ではないです。

主人公に至っては、スキルに加えて、属性も変更できるます。

 

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今作では、主人公のステータスは、ランダムアップ+任意で1ポイント振るという仕様になっています。

僕なりのメガテンの最適解は、魔力一点振りだったので、今回もそうしてるんですが、今作はどうも今まで以上にレベル補正が強く、突出させて魔力を上げても、レベルの高い魔力が低い仲魔の攻撃のほうがダメージが高いような気がします。弱点を突くのにMPは多いにこしたことはないので、失敗したとは思ってませんが、2つ3つくらい特に伸ばしたいステータスに割り振った方が良かったかもしれません。

 

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悪魔会話、悪魔合体が解禁されると、レベルを上げて新しい悪魔を召喚するため、悪魔を集めて、悪魔合体、自慢の仲魔の試し斬りにバトル、レベルアップ……無敵の無限ループが始まり、辞め時を失う面白さになってしまうのは、これまでと同じです。

しかし、初めて数時間は、あまり印象よくないかもしれません。

 

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理由のひとつは、グラフィック品質に起因しています。

こうしてスクショにすると、案外見れる感じですが、グラフィックはお世辞にも良いとは言えません。他プラットフォームの次世代機や、ゲーミングPCで遊んでいるせいなのか、Switchの性能の限界を感じる部分が節々にあります。携帯機モードのグラフィックに至っては、目を覆いたくなるような散々たるものです。

 

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フィールド上に表示される悪魔は、数は多いのですが、Switchの負荷を下げるためなのか、遠景にいるキャラのフレームレートは異常に低く、まるでN64世代くらいまであった、プリレンダリングされた3Dポリゴンをペラペラの2D画像にして、それをコマ送りアニメにしたかのよう。

プレイフィールも最高にキビキビしてるとは言い難く、モッサリしてるな、と感じる部分があります。

実際、グラフィック性能を落として動作を快適にするアップデートがあったようです。

僕は割と任天堂贔屓のつもりなんですけど、Switchはそろそろ世代交代を考えたほうが良いと思う。上手く引き継がないと、WiiUの二の舞です。

 

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不思議なことに、もう何年も前に発売したタイトルを何年か越しにプレイしている感覚になりました。贔屓目に言うと、メガテンというカルトでアナーキーな雰囲気にマッチしていると言えなくもないです。しかし、開発者側が意図したものではなく、単に機械性能の限界であるということは間違いないと思います。

UIもそれに合わせて、Lo-Fi風にまとめるとかあったと思います。ちょっとポップな見た目で好みじゃなかったです。

また、キーアサインも微妙で、専用ボタンを使うよりも、もっと質実剛健にしてほしかった。骸の住処で、売るもの全体選択はYボタンなのに、回復では、全体選択+ボタンなのは、統一性がない。バトルでXボタンオートバトルなんですが、Yボタンでステータスよく見るので、誤爆しやすい。Xボタンはフィールドではメニューボタンなので、よく押すボタンなんですよ。この場合、オートバトルは+か-ボタンが便利だったように思います。

 

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9000円を超える価格設定(しかも、おま国価格で、海外は安い)、最初はお布施しちゃったな、って思いましたが、2百体を超える悪魔のモデリングにこだわりを感じますし(他のタイトルの話ですが、1体作るのに100万円くらいかかるらしい)、モーションも豊富。専用スキルにはカットシーンまで用意されています。

アンリアルエンジンの使用料15%に加え、任天堂へのみかじめ料もある(独占タイトルでちょっとは安くなってる?)、加えてバグ等もなさそうで、品質も安定していますし、価格に関しては一応納得できました。

これからメガテンを初めてプレイする人には、太鼓判を押しておすすめできるタイトルだと思います。

 

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あとは次世代Switchで、マニアクス版じゃなくて、FINALバージョン出してくれ、ってだけ、ですね。本体性能考えると、フラグをビンビン感じちゃうんだよなー。

本当、頼むぜ!!!