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ダンジョンエンカウンターズの感想-ゲームシステム”だけ”に極限まで研ぎ澄まされたRPG

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絢爛豪華なビジュアル、ド派手な展開のムービー、感涙モノのストーリー……そんな超リッチなAAAタイトルとは真逆のアプローチ。

アクティブタイムバトルシステムなどを生み出した人がディレクターを勤めていて、いわばファイナルファンタジーのシステムを支えた人が作ったゲームです。

 

TRPG風のビジュアルは、アンリミテッドサガっぽくもありますが、本作はすっとプリミティブです。フィールドは方眼で、イベントは英数字で表されています。最初は、味気なく思うのですが、プレイしていくと不思議と脳内でダンジョンの姿が再生されます。白い06の数字は回復の泉ですし、黒い大きな数字には、強敵かもと萎縮してしまいます。

 

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ストーリーと呼べるものは、これだけです。

ダンジョンができた、誰も帰ってこなかった、助けに潜れ。それだけです。

 

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キャラクリエイトはできません。結構な数のキャラがいます。能力差はあるのかな。魔法が使えないキャラは、優遇あんだろ、と思って使っています。

キャラクターたちには、数行のバックグラウンドがありますが、あとは想像しろ、の方式です。

最初使えるキャラ以外は、ダンジョンの中で迷子になっていたり、石化していたり、死んでいたりします。プレイヤーがダンジョンのマス目に止まると、座標がわかるので、パーティーに空きを作っておいて、その場所まで回収しないと使用できません。

まだ全滅したことないので、わからないんですが、死んでしまった場合は、その場に四人のこる感じなんでしょうか。

追記:DEってマス踏んで、全滅しました……キャラ回収しなきゃならんのですね!!!

 

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バトルは、アクティブタイムバトルです。難易度設定はないみたいですが、ATBをウエイトに設定すると、コマンド選択中は時間が停止するので、こちらがイージーモードのようなものです。

特徴として、物理防御と魔法防御がゼロになるとHPが減るというシステムになっています。

武器で攻撃すると物理防御が減り、魔法で攻撃すると魔法防御が減ります。

あ、あと素手は直接HPにダメージ入れますが、1だけしか減りません。

物理防御と魔法防御は、たとえ1だけ残っていても、この1を削りきらないとHPにダメージが入りません。

なので、最低2回は攻撃しないと直接ダメージが入れられないというシステムです。

物理と魔法、どっちで攻撃して防御力をゼロにするかの選択。シンプルですが、考えさせるシステムです。

武器と魔法にも、固定ダメージのものとランダムダメージのものがあります。固定ダメージの装備は、安定しているけど、火力が低い。ランダムダメージの装備は、不安定ですが、ラッキーな場合、一回の火力が大きい。

6時間程度しかプレイできていませんが、今の所、どんな貧弱な防具でも一回は防げるので、とにかく敵に2回ターンが回らないうちに殲滅してしまうのが正しい戦い方かな、と考えます。つまり、紙装甲特攻型です。

 

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キャラクターで重視すべきは、装備ポイントです。ポイントが高ければそれだけ強い武器が装備できる。

どのキャラがレベルに対して装備ポイントが高いのか。

しかし、この成長カーブが維持されるのか不明です。もしかすると、レベル終盤で一気に装備ポイントが上昇する可能性もある……。

 

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装備が充実してくると、低レベルキャラで、高レベルモンスターを倒すことも難しくなく、レベル上げしやすいので、適度にキャラを育成しつつ、ダンジョンのマップをポチポチ埋めていきます。

 

なんか中毒性高いんですよ、このゲーム。

メガテンVが発売しちゃったので、ちょっと中断しなきゃな。

ストーリーもないし、戻ってきやすいでしょう。