パニック・プレイデートは黄色いキュートな本体に、高精細のバックライトなし（！）モノクロスクリーン、格納式のクランク付きという尖った仕様の最新の携帯ゲーム機です。
このゲーム機は、ゲーム配信方法もユニークで、毎週決まった日に2本、計24本のゲームが届く仕組みです（その他にもゲームは自由にインストールできますし、自分で開発もできます）。
シーズン1のゲーム紹介が終わり、外部サイトや公式オンラインストアのカタログで購入したタイトルを紹介していきます。
今回紹介するのは、3名の開発者によって制作されたアンダー・ザ・キャッスルです。かつてコナミから発売されていたゲームボーイ用ソフトのカーブノアにインスパイアされたローグライクゲームです。不思議なダンジョンよりも早くに発売されていたと思います。自分も大好きなゲームで、音楽やシステムなどがとても良かった。
アンダー・ザ・キャッスル独自要素もありますし、なによりグラフィックが素晴らしいですね。プレイフィールも良好です。個人的にプレイデート現時点のベストタイトルです。
プレイヤーは、3つのダンジョンを攻略します。それぞれクリア目標が異なります。
敵を討伐するダンジョン、オーブを回収するダンジョン、人が捕らえられているダンジョン。クリアするとどんどん目標が高く設定されるようになります。
ダンジョン内ではモンスターが徘徊しています。プレイヤーが行動しない限り、モンスターは動かないのでじっくり考えながら攻略できます。Bボタンで足踏みができるので、モンスターに先制攻撃されないように立ち回ります。
キャラの能力はアイテムや装備品で上昇します。レベルアップしません。
パワーアップ要素として、ダンジョン内で手に入れたアイテムは、目標達成すると持ち帰って以後、再利用できます。
装備品はともかく、消費アイテムも使わず取っておくことでアンロックされるため、ギリギリの戦いの場合はとても悩ましい状況になります。
オマージュ元のカーブノアでは、ダンジョンに挑む度に3つのアイテムをランダムで手に入れる方式で、そのランダム性が良かったので、どうなんだろう？ と思う部分あります。ダンジョンのレベルが上がると、持ち帰りにくくなります。
ただ、ローグライトゲームでアイテムを拾う行為は、嬉しいアクションなので、毎回ダンジョンへ挑む際に、連続でアイテム拾って装備を整えるのは楽しいです。
カーブノアにもあった隠し通路を見つけるギミックもあります。目標を達成しても、帰りのワープを見つけないとクリアにならないシステムも同じです。緊迫感ある音楽がながれるのですが、カーブノアに比べると簡単にワープが見つかってしまうのは、少しもったいない気がします。
光源のない階層では松明をつかって視界を確保します（全体が見れるようになります）。
武器と防具、呪文、ポーション、ダンジョンクリア用のアイテムなどをたった8個のイベントリ容量を駆使していきます。アイテムは結構沢山落ちてますし、敵もドロップしますが、同じアイテムばかり落とす感じで、アイテムコンプには程遠い感じ。
魔力を消費して空飛ぶ魔法の帽子に変化できます。これによって落とし穴を回避できます。踏み抜くと下階へ落下してダメージを負います。帽子発動にはクランクを利用します。もう少しこのギミックが使える状況が沢山あると良かったです。もっと下の階層にあるのかもしれませんが、ほとんど一本道で強力な敵がいて、回避するか戦うかみたいな。
おそらく、3つのダンジョンを一定レベルまでクリアするとボスダンジョンが開放されるのかな？ と思ってますが、序盤はサクサククリアできたものの、レベル9くらいになるとなかなかクリアが難しいです。この文章書いてて思いついたのですが、ダンジョンのレベルは下げることもできるので、クリア可能な難易度に下げて、有効なアイテムをアンロックして、難しいレベルに挑むのが良いかもしれません。
アンダー・ザ・キャッスルは10ドルで販売中です。プレイデートの中でも高額タイトルですが、オススメです。
参照-Playdate game Under The Castle
Playdate情報Updateバックナンバー:
シーズン１全24本のゲーム紹介記事:
個別購入したゲーム紹介:
