前日の京都旅で、やっと食べることができました。
八坂神社に向かう通りの建物と建物の間の小道に行列があり、鴨をつかったラーメンが食べられると知って、いつか行ってみてぇな、と思っていました。
三連休の最後、小雨混じりの天気で、Google Mapsでは「いつもより混んでいません」表示でした。
行列に三十分くらい並ぶと、案内があり、あと1時間くらい待ち時間あるとのことでした。人数的には前は20名もいないんですが……、回転率が良くないのかな?
外国のお客の比率が高く、お箸の使い方に難儀してるとか?
お腹をぐるぐる言わせながら、待っていると、メニューが手渡されます。
メニューは全部絵文字で、説明がないとわかりません。
ラーメンとつけ麺があり、それぞれスペシャルバージョンがあります。
鴨はもも肉かロースが選べます。通常メニューはどちらかチョイス(追加トッピングもできます)で、スペシャル版は両方ついてきます。それならスペシャル版のラーメンにしました。鴨は5枚ついてきて、モモとロースの分量が選べます。僕はモモ肉を3、ロースを2にしました。
鴨丼のLサイズ、卵付きも頼みました。今日は奮発じゃー。
行列は二組に分かれていて、ようやくお店の看板が見えてきました。
いよいよ入店です。
お店はラーメン店というよりは、フランスとかの田舎のちょっと小洒落たお店という感じでした(イメージです)。席は10席もなく、これが行列の原因とおもわれます。
カウンターには、コーヒーのサイフォンのような容器で出汁が温められています。
レンゲじゃなくて、スープ用のスプーンが用意されています。麺をズルズルすすっていんだよね?
席について、10分後くらいに料理が提供。
うわーきれいーー。とは思うものの、お腹が減りすぎていて、早くがっつきたい所、料理の説明がありました。
これは、噂に聞く……高級コース料理のやつ……!
鴨は国産。麺はドイツ産で、石臼で挽いた自家製麺。ラーメン丼の周りの粉は、ぶどう山椒胡椒で、シトラスのような香り……。
シェフ、頼むから、情報よりも早くラーメン食わせて欲しい……!
まずはスープを一口。滋味深く、とてもスッキリとした良いお味のスープです。めちゃくちゃ美味しい!! 少し温めに感じましたが、理由がありました。
鴨肉は低温調理されていて、うっとりキレイなロゼ色をしています。しっとりとしていて、きめ細やか。自分はモモ肉のむっちりとした食感が良かったです。しっかり肉厚で、ラーメンの添え物というよりメインを張れる存在感です。
これ以上肉に熱が入って色が変わったり、肉質が固くパサパサにならないように、お肉は冷たいです。たぶんスープもそれが理由でアツアツじゃないんだと思う。
麺はコシがしっかりあって、歯ごたえ抜群。全粒粉といってもボソボソした感じはなく、ドイツ産の小麦だからどうか、ってのはよくわからなかった。
ただ、さっさと食べないと、すぐ伸びてしまう印象でした。
あれ?? ってことは、鴨も麺もスピーディーに食べないといけません。
ゆっくり食べたい場合は、別皿で提供されるつけ麺の方が良いかもしれませんね。
ぶどう山椒胡椒は、めちゃくちゃパンチがあり、分量注意です。もったいないとか思って全部は使わないほうがよかった。最後はスープの味がぶち壊しになってしまった。
最後の味変で、4分の1くらいが丁度よかったかも。
次はどんぶり。
オススメされていた卵トッピングです。卵黄の色は食べてる餌が違うだけで、味に関係ないとは言いますが、こういうオレンジ色してたほうが濃厚そうに見えますよね。
ご飯の炊き加減がめちゃくちゃ良い。ピンピンに粒立ってる。
鴨は、ラーメンのそれとは違い、しっかり味付けされています。
半分くらい食べたら、鉄瓶のお出汁をかけて茶漬け風にします。
カウンターのサイフォンはこれに使うのでした。
こちらのお出汁はアツアツです。
出汁をかけてもご飯の表面はさっくりしていて、お出汁がにごりません。
Lサイズを注文しましたが、お茶碗1.5杯くらいあり、なかなかのボリュームでした。
2時間近く並んだ甲斐ありました。
価格も普通のラーメンの倍くらいしますが、納得でした。
想像を上をいく、食べたことのない味でした。
ラーメンと言っても色々な味があって千差万別なのがいい、と自分は思ってます。
また次回、2時間ならぶか、と言われると即答しかねますが……。
ぱっと入って安くて美味いお店もあるからなぁ。
以上レポっす。
チラシの裏すんません。