京都は観光地という立地の良さで競争が激化せず、値段の割にはたいしたそばが食べられないとなかなか過激な主張をしていた、京都に住んでる友人が、ここはいいぞ、と勧めてくれた立ち食いそば屋です。
かなりの人気店で、ピークタイムは行列ができていますが、立ち食いそば屋なので回転がはやいのか、時間をずらすと待ち時間無しですっと入れます。
史跡としてはまったく価値がなさそうな微妙な古さのレンガ造りの古い店舗? を中途半端にリノベーションしたお店です。脱構築主義といって良いのか、アバンギャルドで楽しい店舗設計です。
店舗はコンクリートの土間の上に2つの陶製の卓があります。天面は歪に歪んでいて、ひびがも入っていて、なんだか美術品のような佇まいです。その2つの卓を囲んで、立ち食いでそばを啜る空間が、なんかシュールでおもしろいです。仕掛け人がプロデュースしました的な。
BGMは壁にかかったバングアンドオルフセンのブルートゥーススピーカー。
奥に小さな注文カウンターがあり、擦りガラスの建具の向こう側で、店員がそばを茹でるシルエットが見えます。2階への階段の下のスペースには大量のお酒のストックがあります。2階でも下処理があるようで、店員が行き来してます。
メニューは少し創作性があって、珍しいものがあります。
丼はラーメンよりも小ぶりで、さっと食べることができます。
最初に頼んだのは、名物の肉そば。大阪の肉吸いをヒントにしたメニューらしいです。
細切れにしたふわふわの牛肉がたっぷりと出汁を吸っています。そばは細くて柔らかいふかふかした食感。たぶん二八そばかな。
2回目はおろし蓮根を注文しました。
カリカリに揚げられた蓮根の香ばしい香りが食欲をそそります。
たっぷり入ったおろし大根で、出汁があんかけのようなとろみがあって、身体が温まります。
体験として面白いし、他のメニューも気になってます。
以上レポっす。
チラシの裏すんません。