今日はホビーショーのレポートをお休みです。夜勤前に書いて、ゼルダを遊ぶって流れができていましたが、更新したいニュースが飛び込んで来たので。
米Analogueより、約二年前に発表されたPCエンジン互換機が、5月19日 午前8時(PDT)よりプレオーダー開始されます(日本では、20日の0時かな? 時差変換がミスってる可能性あるため、各自ご確認ください)。
出荷は年内予定とされています。
価格は 249.99ドル、送料別、ゲームパッドも用意するとなると4万円超えくらいかな?
Analogueの製品はすべて公式サイト(英語)で発売します。他は二次流通品です。
特に、すでに予約を募っているサイトは、在庫確保できるか、めちゃくちゃ怪しいです。
購入はこちらから-Analogue
TurboGrafx-16、PCエンジン、SuperGrafx、TurboGrafxCD、CD-ROM2 など、ほぼすべての PCエンジン系のカード・ディスクに対応した家庭用ゲーム機です。
FPGA という、製造後に購入者や設計者が構成を設定できる集積回路を使用しており、ソフトウェアエミュレーション特有のバグやラグなどがない、当時の実機と同じ完全互換性が特徴です。
今回は、GB互換機のPocketのようにいつでも購入可能な通常販売品ではなく、限定販売のため、熾烈な争いになるのではないか、と予想されます。
僕は、携帯ゲーム機ラヴァーであることと、後述しますが、ちょっとした読みがあって今回はスルーして、祭りの様子を眺めようかな、と思ってます。
個人的な一番の見どころは、2年前に公式が発売する前から予約を募っていた怪しい輸入代行業者が、どうやって製品を入荷するのか、です。
この業者とは社名が変わる前にひと悶着ありましたし(悪名が流布すると、すぐにブランド名を変えるのです)、界隈では有名なチャリンカー(商品がない状態で受注し、代金をプールして別の商品の購入代金に充てる詐欺)です。
ここで、実際の社名・代表者名を出さないのかは、今回も同じ手法の詐欺行為をしているのか証明が難しいからです。
入荷しなかった場合の返金はしない、というトンデモ注意書きがあることからも、かなり怪しいことは明白です。
もし、オーダーしてしまっていた場合は、ゴネてゴネてゴネまくれば良いです。
厚顔なことに、DUOの非公式な予約開始時には、プレスリリースの依頼が当ブログに来ました。
ちょっと前までTwitter広告を頻繁に利用していましたが、コメントには怪しい業者だという善意のコメントがされていました。
次に、今回の発売に静観を決め込む、ちょっとした読みについてです。
素人の勝手な予想なので、ハズレても文句言わないでください(笑)。
今回のプレオーダー開始のタイミングにびっくりしました。
というのも、Analogue社の大型発表の日って、現地時間の10月16日で、Analogue Dayと呼ばれているそうなんです。Analogue Duoもその日に発表されました。
そこから考えるに、今年の10月16日(日本では17日深夜)に発表される隠し玉があるのではないでしょうか?
Duoは限定発売なんですよね。Pocketのように通常販売で長く売られるアイテムではなく、コレクターズアイテムなのではないかと。
Pocketは、OpenFPGAというプラットフォームを開放しました。
これは、通常ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバイス、各種アダプタを利用して、実機カートリッジを必要とするPocketが、外部の開発者がFPGAで昔のハードウェアと同じ動作をするコアを開発して、あらゆるゲーム(もちろん処理能力上の問題がある)がプレイ可能になるというものです。実機カートリッジがもちろん物理的に刺さらないため、別途ダンパーと呼ばれる機器を使ってカートリッジからROMデータを吸い出す必要があります。
現状、このOpenFPGAに対応しているのは、Pocketのみ。DuoもPocketと同じAnalogueOSで動作しているので、もしかすると後々OpenFPGAに対応するかもしれません……が。
ここで思うのは、物理カートリッジスロット搭載されていない、OpenFPGA専用コンソールが登場するのでは? という予想です。もしくは、レトロフリークやポリメガのような互換機のFPGA搭載の最強マシン。
昨年のAnalogue Dayには、スーパーファミコン互換機のSuper Ntとメガドライブ互換機のMega Sgの終売が発表され(高価なパーツを使用していたファミコン互換機もすでにディスコン)、家庭用コンソール互換機の空座が目立ちます。
ここで、据え置き互換機の決定版みたいな製品が、今年発表されるのではないか、故にDuoは限定発売なのではないか、と個人的な予想です。
そんな予想をしてみたところで、まもなく始まるDuoのプレオーダー開始は、盛り上がることでしょう。
欲しい人の手に渡って欲しい、と切に願うばかりです。