時事ネタ（今日のネタ考えてなかった）です。
女性プロゲーマーが、生配信中に「身長170センチない男性」「Bカップ以下の女性」に人権はない等の発言をして、炎上のにち、謝罪するも所属チームより解雇・スポンサー解除されてしまう、という事件がありました。
件のプロゲーマーは、兼ねてより毒舌キャラがウリでしたが、一般企業のスポンサードを受け、プロeスポーツチームに所属し、公の場での発言が昨今の社会規範の風潮を超えていたこと（視聴された方によると、毒舌キャラにしても身に余る不快な発言が多かったそうです）でしたので、本人談にあるとおり、社会人としては問題あったと思います。
僕は身長169センチで、170センチないんですが、彼女の発言に特に怒りの感情はでてきませんでした。そういう風に思う人もいるだろうな、でもそんなわけないだろ、心の貧しい人だな、かわいそう、って感じ。逆に不用意な発言によって即刻解雇という処置が厳しすぎないか、その後の身の振り方に心配してしまいました。
僕自身、閲覧者は少なくても、ブログという誰の目にも触れるところでアウトプットしているので、明日は我が身です。過去記事を読み直すと、ヒヤッとしてしまう表現に出くわすこともあります。たまたま、人の目に触れていないだけだったんです。そういう意味で、自分自身が舌禍にいつ巻き込まれるとも知れません。
しかし、毒舌キャラって、とてもむずかしいですよね。普段、みんながもしかして……と思っていても同調圧力で黙っているようなことを、スパッと代弁してしまう、頭のキレが必要です。しかし、「身長170センチない男性」「Bカップ以下の女性」は、個人嗜好でしかなく、いわれなき身体特徴の差別です。
皮肉なことに、彼女は女性ゲーマーという立場からいわれなき差別を受けてきたそうなんですが、その本人が差別しちゃうってどうなんでしょうね。自分が正義だと思う人や、被害者というのは、自分が悪いことをしていても自分で許してしまいがちになってしまうことがあるそうです。警察官や、聖職者など、MeToo運動の指導的立場の人が、セクハラしてたって事件もありましたね。
本人が他人の身体的特徴を個人的にどう捉えようが、自由です。また、一芸に秀でた人間が、精神的にも立派であるという幻想も僕は抱いていません。性格悪かろうが、プロゲーマーとしての腕前は立派だったんでしょう。
それを不特定多数が聞いているところで発言しているところが問題で、精神年齢の未熟さを感じます。プロゲーマーというまだ新しい職業なので、彼女以外のところの風当たりが気になるところです。そういう部分を鑑みても、本人だけの問題ではないように思いました。
声優さんとかVチューバーさんとかも、モラルや一般常識のようなものが欠けていて、危なっかしくてデビューできない、ということがあるみたいです。ネットの世界は揚げ足取りが得意な人が多い世界なので、完璧な人間なんていない以上、本人の能力だけではなく、プロデュース・マネージメント的な問題でもあったのかなと思いました。
