アメリカ合衆国のゲーム開発者、ブリアナ・レイさん制作したビジュアルノベル「Butterfly Soup」を遊びました。
2017年に公開され、この年の最高のビジュアルノベルにも選ばれたタイトルですが、ついに日本語ローカライズがアップデートで追加されました。
Windows、Mac、Linux版があります。テキストアドベンチャーなので、ロースペックなPCでもプレイ可能だと思います。
ゲーム本編は無料で入手可能ですが、シェアウェア方式で任意の金額を支払うことができます。5ドル支払うとアートブックPDFが入手可能になってます。自分は喜んで5ドル支払いました。遊んでから気に入ったなら作者への応援として支払うというのもありだと思います。
プレイ時間は3時間〜4時間とありますが、自分は2時間もかからなかったような気がします。
4人の女の子をメインキャラクターに、「アジア人」というアメリカにおいてはマイノリティが「野球」という男っぽいスポーツを通して、女の子同士の恋愛模様が展開していきます。
いわゆるジャンルとしての官能的な百合ではなく、現代社会のひとつの潮流として考えさせられる内容でした。他にも児童虐待や人種差別にもテーマは広がっていますが、コメディタッチで描かれていて、説教臭くない内容なので、笑えて面白いです。日本のアニメや漫画の引用が多くみられるのも注目点です。著作権的にけっこう際どいです。
オーソドックスなスタイルのテキストアドベンチャーゲームです。
一部ポイントクリックあります。
メッセージアプリのようなスタイルもあります。
イラストレーションは、いわゆるハンコ絵ではなく、顔の造作、人種の違いが感じられます。背景は、写真をラフにトレースしたような感じで、クオリティは高くないのですが、場面転換の度に切り替わっていき、パターンが多いです。
BGMはタイタニックの主題歌の音痴バーションみたいなのが流れるシーンは、どれも腹を抱えるほど笑えました。
効果音は、自分にはちょっと合わなかったな。派手すぎる。
プレイすれば理解できるタイトルが秀逸です。
彼女たちに幸あれ。
次回はネタバレの感想。
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