様々な思惑が入り乱れ賛否ある中で展開されているGOTOキャンペーン。僕個人の考えでは、観光業への経済支援だったら、昨今の状況下なので、政府が公的資金で保証するとか、沈静化後に使用可能な旅行券を発行するとかすればよいのでは? と思っています。素人考えなので、そうすると問題あるのかもなぁ。でもGOTOキャンペーンによって発症した感染者数を公表しないってのは納得できないぞ。
さて、最近SNSで賑わっているのは、GOTOキャンペーンで少し高い旅館に泊まったら、出された食事が多すぎて、産廃前提なのではないか? という斜め上を行く批判ツイートです。
確かに、色々とツッコミどころ満載のツイートですので、案の定このツイートにはリプライがめちゃくちゃ飛んで炎上しております。クソリプっぽいもの、誹謗中傷らしきものもいっぱい飛んでいて、訴訟もちらつかせています。
旅館の食事についての炎上で思い出すのは、音楽アーティストがツアー中に泊まった宿泊施設で出された食事が少なかったとライブ中のMCで笑い話として披露。ところが、ツアー企画の予算が低かったところから、精一杯の食事しか提供できなかったということが判明し、件のアーティストは謝罪するところまで発展しました。
今回の件で言うと、提供される食事の量が多いことは、一般に良いこと、おもてなしの範疇です。ちょっと高い宿泊施設ならなおさら。もちろん食品産廃は非常に問題になっていることです。逆にそこまで意識の高い人であるなら、自分から自分は食が細いので、食事の量を減らして欲しい等、自己申告すべきではないでしょうか。自分が食べれる量は人それぞれなので、それを旅館側が察しろよというのは、酷ですし、あなたはちょっと体が大きいから大盛りよ、なんて判断はそれこそ炎上モノです。
ちょっと前置きが長くなりましたが、ここからが本題で、僕が思うのは「よくこんな適当なつぶやきが炎上してしまうな」ってことなんです。
実際のところ、件の通称「廃棄前提おじさん」は、別のツイートでは回っていない回転寿司に「無駄がないのはわかるが、エンターティメントとしてつまらない」と、食事の楽しさのためなら食品産廃も多少は必要と取れる発言をしています。
要するに僕と同じ、何でも良いから難癖つけたいマンなのでしょう。件の人が、有名人なのか僕は知りませんが、ツイッターで考えのない何気ないつぶやきが拡散してしまい、炎上してしまっただけのように思えます。おーこわ。
最近のSNSというか、SNSによって顕著化されたのかわかりませんけど、世界にはいろいろな人間がいて、いろんな考えの人間がいるということを許容できなくなっていませんか。人間の多様性を許せないというか。
人種問題や男女差別、LGBT、食事嗜好、性的嗜好……とにかくSNSはバトルが勃発しがち。僕は差別は反対ですが、人間ですもの、どうしても嫌いなモノがある、許せないモノがあるというのは理解できます。でも、どちらか一方が正義と頑なに信じて、一方を完全に消そうと躍起になるのは間違っていると思うのです。自分の考えを押し付け、攻撃してしまっても、これは相手のため、世の中のためと……そうやって自分の考え中心で世相を作るってなんか怖いなぁと考えるのです。やってること中国とかと同じじゃないかって思うのです。ちょうど三体IIがこのトピックにかなり接近していると思いました。