今週のお題「爆発」
マンボーでキャンプも流れ、巣篭もりストレスで財布が爆発(これを予約したときは別に蔓延防止とかなんでもなかったような……、いや、デス・ストランディングも爆発の話だし、今週のお題もバッチリだね!)。
当初予定されていた発売日より、一週間以上早まって到着した、HUAWEI MateView GTをレビューします。
通常の16:9のアスペクト比よりも、さらにワイドな21:9のディスプレイで、34インチ、解像度3440×1440、VA液晶パネル(視野角178°)、タッチコントロールで音量調整可能なサウンドバー付き、価格は約6.5万円というコスパの良いゲーミングモニターです。
ファーウェイというと、アメリカ・トランプ政権とのゴタゴタが記憶に新しいですが、そこのところの不信感が気にならないなら、デザインもシンプルで良い感じでした。
ちょっと長い記事なので、さくっと評価みたい人は、目次から総評まで飛んでください。
開封・設置
早まった新しい発売日から一日遅れの9月2日に到着。
本体、足、周辺ケーブル、電源アダプタ、説明書のシンプルな内容物。
リモコンはないです。
保証書もレシートが代わりになっています。保証は3年の長期保証。
付属ケーブルは、DP、USB-CtoC、USB-AtoC。HDMIはありませんでした。ちょっと短いですね。付属しているのは嬉しいですが。
電源アダプタは、本体内蔵型ではなく、大きなアダプタを電源に刺す必要があります。環境によっては邪魔かもしれません。
端子がなんとUSB-Cです。汎用性が高いのは嬉しいですが、使用していて、ちょい抜けやすいです。
足はシンプルな形状です。一部がサウンドバーになっています。装着するところに音声出力端子があります。
サクッとドッキングさせます。
寝かした状態で、こうしろ、と図が書いてありました。
VESAマウント対応ですが、そうするとせっかくのサウンドバーが活かせません。
おお、曲がってます。
曲率は1500Rです。サムスンが瞳と同じ曲率の1000Rのディスプレイを展開していますが、1500Rはよくある仕様です。正面からみると、曲がってるには曲がってますが、すぐに慣れました。
非常にシンプルで好感を持てるデザインです。
一部の中国トップメーカーのデザインは、多くの日本企業のクオリティを凌駕しています。
危機感持ったほうがいいです。もっとデザイナーにお金払おう。
背面もシンプル。
ゲーミングモニターですが、背面がピカピカ光りません。いいぞ。
旧モニターとならべて。
HUAWEI MateView GTの横幅は約80センチです。
重さは、思っていたより軽かったです。懸垂5回できる程度の筋力でも、一人で持てました。ちょっと大きいので、取り回しには注意です。
旧モニターはQHDモニターで、縦解像度は同じ。縦の実寸がわずかに大きくなった程度なので、DPI的にはほとんど一緒かな。
背面カバーを外して、端子を接続。
設置。机からはみ出す。
ディスプレイの色の感じとかは、旧モニターよりもいいかな?
自分はドット欠けとか見つけたくないので、あんまりちゃんと探しませんが、ぱっと見た感じなさそう。
性能としては、165Hz リフレッシュレート・10億7000万色の色表現・シネマレベルのDCI-P3カラーとあります。
製品ページにはHDRディスプレイと書かれていたり、書かれていなかったりしますが、ちゃんとした規格が表示されているわけではないので、たぶん宣伝用に適当に書いてあるんだとおもわれます。
設定のところの情報に、HDR Offとは表示されるのですが、肝心のHDRのON・OFF設定がない……(汗)。
調節機能
足を一番低くすると5センチくらいまで低くできます。
上下角度調整も可能ですが、左右には振れません。
操作系
操作系は、画面下部中央のジョイスティックに集約されており、これどうなんかなー、と思ったんですが、実際使うとめちゃくちゃ使いやすい。まず、操作がここに集約されているため、手探りでボタンを探さなくても良いです。決定・キャンセル・進む・戻るも左右で決めるので、直感的でした。
英語しかないのかと思ったら、システム設定で日本語にできました。
電源が切れると、ライトが点灯します。
結構明るめなので、真っ暗じゃないと寝られない人は、注意。設定で切れるかもしれませんが。
サウンドバー
サウンドバーの上面はタッチセンサーになっており、左右に滑らせることで音量調節可能です。
これがすごく嬉しい。以前はUSBスピーカーだったんですが、音量が爆音だし、本体で音量調節できず不便でした。
ゲーミングなライト・イルミネーションも設定できます。ピカピカ光るのはここだけなので、控えめでいい感じです。
マイクも内蔵しているみたいです。不安だったら、設定でオフにできます。
肝心の音質ですが、さすがに一万円程度のUSBスピーカーと比べると格段劣る感じです。
ちょうどYou Tubeで藤井風さんのライブをやっていたので、視聴しましたが、ライブの臨場感・反響・低音はスポイルされて、ちょっと薄っぺらい音になってしまいました。
ちゃんとコンプレッションと調整がされたMVのほうを聞くと、音が良かったので、もしかするとライブの音の特性的に、サウンドバーとマッチしてなかったのかもしれません。
ゲーミング性能
ゲームをいくつかプレイしましたが、これは別物ですね。臨場感ばつぐん。
ハデスは、枠がつくだけだったので、ちょっと残念でしたが、デス・ストランディングは、21:9の比率が映画と一緒ということもあってか、これが完全版だ、という感じ。ディレクターズカットのPC版もでるよね?
FPSは、2080スーパーのグラボで、最高品質100出ていました。
かなり発色良いです。
ゲーミングは、あとサイバーパンク2077がアップデート中で試せてないので、ハイエンドゲームでどれくらいFPSがでるのか、これは追記しておきます。
追記:レイトレーシング品質ウルトラで40くらいでした。アップデートでFPS上がったのかな。QHDのときとあんまり変わらないか、上がったかもしれません。品質が中で45前後。あんまり大きく変わらないですね。
ゲームに関しては、買って正解。めちゃくちゃ良いです。
競技向けタイトルには、反応速度が4msなので、カリカリのプロゲーマー向けではないですが、僕のようなソロプレイヤーには問題ないです。
PowerToys 必須アプリ
通常使用において、導入しとくべきアプリがあります
それが、PowerToysです。
PowerToysは、本家マイクロソフトのオープンソースのユーティリティーソフトで、その中にFancyZonesという機能があります。
参照-PowerToys のインストール | Microsoft Docs
これは、ディスプレイ上にカスタマイズしたグリッドを設定して、ウインドウをシフトを押しながらドラッグすることで、設定したグリッドにフィックスさせることができます。
これはウルトラワイドモニター使いにとって、マストなアプリなので、ぜひ導入しましょう。
総評
- ○6.5万円のコスパの良い曲面ウルトラワイドモニター
- ○サウンドバー付き(音質はまあまあ)
- ○発色のよいディスプレイ
- ○ジョイスティック・タッチセンサーの使いやすい操作系
- ○シンプルでクリーンなデザイン
- ○ゲーミングモニターにしては発光控えめ
- X外部電源アダプタが邪魔
- X電源のUSB-Cが少し抜けやすい
- X左右にディスプレイを振ることができない
価格に対しての満足度はかなり高いです。長く付き合って行けそう。