今年11月に発売が再延期されたサイバーパンク2077の最新情報動画が、本日深夜一時よりTwitchで公開されました。ライブ公開当初は、英語のみでしたが、現在は日本語字幕もついているので、ライブでご覧になった人ももう一度視聴すると、より一層理解が深まると思います。
また、各ゲームメディア向けにクローズドでテストプレイイベントが開催されていたらしく、Night City Wire公開後に、こちらのレビューも公開され、謎に包まれていたナイトシティの全容の一部が見えて来ました。
反面、延期に次ぐ延期によって、半年前まで今世代機でこんなに美麗な映像でゲームができるなんて! と驚いていたのに、最近は次世代機のデモを見て何だか慣れって怖いなー……という感じで、ちょっと見慣れてきていまいました。
前情報無しで遊んだ方が面白いと思う気持ちもあるため、公式ネタバレ感があるので、できるだけ情報をシャットアウトしておきたい人はご注意してください。
以下、Night City Wire第一回とメディア各社のレビューを読んでの所感。
ライフパス(出自) について
サイバーパンク2077には、見た目や能力のカスタマイズの他に、初期設定として3つの自身の出自を選択することになります。
これは、プロローグとなる3時間程度の異なるエピソードから始まり、ゲームのスタート地点の違い、登場キャラクターや勢力との関係性の変化、選択肢の変化、おそらくストーリーやエンディングも変化していきそうです。
初期の開発中のビデオでは、出自に加えて目的やナイトシティに来た理由なども選択できましたが、単純な3つのルートと簡略化されました。……とは言え、最低でも3週はできそう。
それぞれ、社会階層の違う出自なので、面白いロールプレイができそうです。
登場する3つのライフパスは、ストリートキッズ、ノーマッド、コーポレートとなっており、自分の推測を含めてどういう立場なのか説明していきます。
ストリートキッズ
ストリートキッズは、ナイトシティ内部における最下層に属する立場と言えそう。浮浪者とほとんど変わらず、ギャングとの付き合いが深くなりそうな感じです。スタート地点は薄汚れたスラムで、ある意味サイバーパンクみを1番感じるライフパスかもしれません。成り上がれサムライ! 1番人気のライフパスとなりそうな予感。
ノーマッド
ノーマッドは、ノマドという方が伝わりやすいかもしれません。本来は遊牧生活者という意味ですが、現在においては本拠地を構えずに自由な場所でビジネスする人という意味でよく使われます。サイバーパンク2077においては、ナイトシティの外部からやってくる人という意味合いが強く、初期スタート地点はナイトシティ内部の6区画の外にある7番目の区画、バッドランズが登場。乾燥した砂漠地帯で、すこし古臭いデザインの車、ウエスタン物に登場する保安官の姿など、サイバーパンクらしからぬ舞台です。
ナイトシティの外からやってきた田舎者という感じで、差別など描かれると作品の厚みが出そう。バッドランズは、かなり広大なマップになっているみたいで、この部分の遊びも面白そうです。
コーポレート
コーポレートは、サイバーパンク2077の世界で、政府を牛耳っているといても過言ではない企業に務める会社員で、すでに人生の成功者と言える立場です。
しかし、体内には企業の監視用のアプリがインプラントされていて、自由がなさそう。
おそらく、社会的ヒエラルキーの頂点からの滑落と再起という感じのシナリオが描かれるのではないか、と思っています。いまのところ、自分はこのライフパスで始めたいと考えています。
新しいキャラクターについて
何人か新キャラが出てきました。
写真のジュディは後述するブレインダンス解析のエキスパートです。
単純にビジュアルが好み。エヴリンと言う女性上司と公私ともパートナーらしいです。チェッ!
アダム・スマッシャーは、原作のTRPGサイバーパンク2.0.2.0に登場するキャラクターで、完全サイボーク化していて、日本企業アラサカに所属しているそうです。
サイバーパンク2.0.2.0では、人体のサイバネティックス化において、一定の比率を超えると人間性が失われ、最悪サイバーサイコという殺人狂のバットステータスになってしまうそうですが、このキャラはちょっとその設定を超越していますね。
ブレインダンスについて
ブレインダンスは、原作のTRPGサイバーパンク2.0.2.0に登場する要素で、サイバーパンク2077では、映画やゲーム、SNS以上の一大エンターテイメントという位置づけです。有名人やインフルエンサーが実際見て経験した映像や感情を視聴者が体験することができます。現代でいうところのVlogやTik Tokに近い感じですが、もっと個人的な内容が扱われます。映像以外の感情も体感できるので、アダルトコンテンツなどが人気で、違法ブレインダンスの中には、犯罪行為や死の体験などがあるそうです。
ゲームでは、このブレインダンスという設定をうまく扱ったゲームプレイがあります。
他人の体験の再現という設定なので、ブレインダンスのタイムラインを操作して、重要な情報を探すアドベンチャーゲームのような要素です。
サイバーパンクモノによくあるブレインジャック的な感じにも思えますね。
バトルについて
FPSスタイルのバトルシーンですが、メディアの感想によると、バチバチのシューターという感じではなく、ある程度ゆるい感じらしいです。
交渉によってバトルを回避することも可能ですし、相手の注目を別のものに躱して、そのスキに目的物を奪取するということも可能で、キャラクターのビルドと状況判断が重要のようです。
いざバトルになっても、正面突破以外の方法があるそうで、バトルは簡単ではなく、チャレンジングな難易度になっていて、その理由は勝てないなら別の方法で解決できるような作りになっているからだそうです。
仲間のAIは、正面突破なら正面突破、ステルスならステルスとプレイヤーの意思を読んでくれるそうですが、現在のビルドではちょっと上手くいっていないようで、仲間のミスで敵にバレて乱戦になってしまうなどあるそうです。このあたりは、延期した分しっかり調整してほしいですね。
アニメ化について
ネットフリックスで2022年にアニメ化が発表されました。
実写ドラマのウィッチャーがヒットしたので、ネットフリックスでの配信は驚きませんでしたが、グレンラガンやキルラキルのトリガー制作のアニメーションとはびっくりです。ダーリンインザフランキスが好きです。
ナイトシティという舞台を同じくする全く異なるストーリーらしいです。英題サブタイトルのエッジランナーズというのは、サイバーパンクの世界における最高にイカした奴らという意味なので、ゲームと同じく成り上がりの物語となりそうな予感です。
Night City Wire第2回について
Night City Wire第一回とあるように、すでに第二回が数週間後に予定されている模様です。
サイバーパンク2077の世界の広大さと深さは、このビデオを見ただけでも理解できますが、まだまだ語り足りないことがあるようです。
本来だったら4月に出ていたはずなので、今後公開される情報は見るべきなのか……ちょっと複雑ではあります。