
ワンターンキルは、その名の通り、最初のワンターンで相手を倒し切らなければ、負けるという緊張感と爽快感に極振りしたカードゲームです。
注意したいのは、スライ・ザ・スパイアのような、いわゆるデッキ構築型ではないという点です。
拠点でデッキをかっちりと構築して、4回~のボスバトルを繰り返すという全体を通して短期決戦型のスタイルになっています。
ボリュームは非常にコンパクトにまとめられていて、サクッと遊べます。
難易度は(僕には)結構高めで、最後のループは、どういうデッキを作ると強いのか、試行錯誤中です。
プレイ時間は6時間程度。
以下、ちょっとネタバレ含みます。


とある潜入ミッション中のザスキアとリタの姉妹コンビ。
姉のザスキアは実働、リタがサポートという関係。
わいは、ザスキア派や。
将校服にネクタイとワイシャツ。白髪の刀持ちのお姉さんって、性癖刺さりすぎるんじゃぁ。

前述の通り、バトルは基本的に固定で、4~5人とバトルとなります。
すこしネタバレを含みますが、このゲームはループもののストーリーになっていて、美麗なドット絵グラフィックスのキャラクター達の会話劇が、きちんとつくり込まれている部分が特徴的です。
面白いのは、全員がこの世界がループしていることを自覚していて、お互いの状況に困惑し噛み合わない会話劇が楽しいです。
敵対者であると同時に、同じ奇妙な状況を共有するもの同士でもあります。

ルールは、二十枚のカードを使い切るか、カードが出せなくなると、ターンエンド。
同時にゲームオーバー。
デッキの残り枚数が、カードの使用コストを兼ねています。
それと同時に、使用コストの数の分、カードをドローすることになります。
つまり、コスト3のカードを使うと、デッキからカードを3枚ドローするということです。
ハースストーンのように、コストが毎ターン増えていくというルールではないため、初手から大技を繰り出すことができますが、そのぶんデッキのカードが減るので、ターンエンドが近くなります。
サポートカードやカード効果に、カードをデッキに戻す、カードを増やす系の効果が多いので、いかにカードを循環させて、自分のターンを維持しながら、攻撃を繰り出し、相手のHPを減らしていくというのが、基本戦略になると思います。

例えば、この写真上右にある「クナイ投げ」は、デフォでコスト3のカードです。
しかし、カード効果で捨てることでも発動することができます。
「獰猛な爪」は通常コスト3で発動できるカードですが、使用にはカードを捨てるという制約があります。
つまり「獰猛な爪」+「クナイ投げ」は、デッキのカードが少ない場合、とても便利なシナジー効果となります。

同カードは三枚までデッキに入れることができ、種類は攻撃カードとサポートカードの二種類。
全てのカードが、遊戯王でいうなら強欲な壺、マジック・ザ・ギャザリングならブラックロータスの効果が付与されているとううぶっ壊れ性能です。
カードの巡りが早すぎて、すぐにデッキが空になってしまいます。

ボスは、特殊能力を持っていて、時にカードのコストを減らして、デッキからカードをドローできなくしたり(ゲームオーバー)、逆にコストを増やして、デッキのカードを0にしようとしたり(ゲームオーバー)、搦手で攻撃していきます。

現代ターン制バトルは、例えばメガテンシリーズのプレスターンバトルのような敵ターンの強制スキップや、今年のGOTYであるエスクペディション33のような回避・パリィを取り入れるみたいな、「敵のターンを眺めている退屈な時間」を回避するシステムを取り入れて、発展しているように思います。
このゲームは、最初の1ターンだけを抽出することで、敵のターンそのものがない状態にしている点が秀逸に感じます。
最初の1ターンが極限まで圧縮され、いつそれが終わるのかハラハラとした焦燥感の中、連続攻撃を繰り出す。
最後の一撃を決めるアニメーションが発動したときの爽快感は格別です。

何度かループを繰り返すと、敵のレベルを任意で設定できます。
ストーリーの解放と、新しいカードが手に入ります。

敵を倒すことで手に入るチップを使用して、拠点でカード強化も可能です。
結構大化けするカードもあります。


一枚絵もカッコいい。

このシーンのBGMが良かった。
最後のレベルの攻略法がまだ確立できていませんが、あと1時間、二時間くらいでクリアできそう。
たぶん……。
あっと驚くような俺つえぇぇーー! がしたい。
デモ版もあります。
あとはスチームデックで遊ぼっと。