OnePlus共同創業者であるCarl Pei(カール・ペイ)氏が独立後、イギリスで新たに立ち上げた新興テック企業Nothing。そのサブブランドとして発足したcmfより WATCH PROを2週間、ちょうど14日ほど使用しました。
日々使っていて、良いと思った点やここ改善してほしいな、と思った点があるので、この記事でまとめようと思います。
最初に総評を述べると、ソフトウェアに関してはアップデードを期待したいが、日々着用していく中での煩わしさがなく、コストパフォーマンス良好、総じてとても満足度の高い製品です。初めてのスマートウォッチとして候補の一つにして良いと感じました。
良い点:ハードウェアに関しては満足度が高い
外観
個人的にルックス面のことだけをデザインというのは個人的に反対で、ここでは外観とさせてもらっています。
WATCH PROの外観を特徴づけているのは、時計としては大型なケース、時計っぽさを演出する竜頭などの要素がなく、映画に出てきそうな未来的な装置というクールな外観をしています。やはりディスプレイ面が丸まっているのだけは、個人的にブサイクに感じます。
服装スタイルによっては合う合わないあるかな? と思っていたのですが、フェイスデザインを変更するなどすれば良いと感じました。トップ画像のフェイスデザインなんかは、古着やグランジファッションなんかに合わせると良さそうです。
販売サイトのレビューに、フェイスデザインが少ないと書いてましたが、スマホアプリの中に結構な数があります。まあ、用意してあるだけで、実用性、完成度が高いのはデフォルトのものだけですが……。
付け心地
本体裏面がコストの都合なのかプラスチック製ですが、AppleWatchのような金属・ガラス面より肌なじみよく感じました。
シリコンのバンドは安っぽくて、付け外ししにくいですが、柔らかく肌なじみが良いです。冬ということもあるとは思いますが、アトピー性皮膚炎の僕でも汗で痒くなることなどなかったです。
本体は軽量で寝ている間、一日中付けていても僕は一切違和感を感じません。
バッテリーライフ
最高です!!! この部分が改善されることがなければ、僕は一生AppleWatchやPixelWatchに買い替えることはないでしょう。
最初、ヘルスモニター機能の大部分がオフになっており、オンにすると電力消費が上がるという警告文があり、バッテリーライフを誤認させるためにズルしてるのではないか? と思いました。
これは杞憂で、ストレスチェックと血中酸素量のモニタリングをオンにしたところ、消費電力量は変わらず、一日使って電池ゲージは10%くらいの消費でした。
公称14日保つとされているバッテリーですが、僕の場合は概算で10日くらいでしょうか。他の方のレポを読む感じ、概ねそんな感じ。
充電には専用の磁石固定による端子接触方式のケーブルを必要としますが、一週間程度の出張や旅行などでは持っていく必要はなさそうです。ケーブル自体もコンパクトで軽いです。
充電速度は30分で30%程度で早くはないです。お風呂のときにはずして継ぎ足し充電するなら、3日に1回は充電すればよいでしょう。
価格
税込み11,000円という価格はとても魅力的です。
でも、現在品薄状態で、出荷が断続的であり、転売価格も見受けられますが、定価以上支払うのはもったいないかな、と思ってます。
海外価格でいうと約70ドル(現在のレートで一万円弱)なので、できれば一万円切ることができれば、もっと日本市場にインパクト出せたのではと思いました(この先さらに円安傾向にいくという読みもあるのかもしれませんが)。
要望:OSはアップデードしてほしい
ヘルスモニターの精度に疑問
楽しみにしていた睡眠トラッカーなのですが、自己判断としても快眠しているという実感があり、スマートウォッチの判断も非常に良い・良い判定。
しかし、ある日なかなか寝付けず、ウトウトしながら朝方になってようやく1・2時間寝れたかな……という日のレポートです。
15時間……!!!
さすがにこんなに寝てた記憶はない……!
極端な睡眠時間だったのでサンプル取りができなかったのかもしれませんが……。
この日は、朝起きて、仕事にも言ってるので、23時に起床ってのも無茶苦茶です。夢遊病で働いていたのかな(笑)。
こういうデータが示されると、ヘルスモニターのあらゆるデータが疑わしくなってしまいます。ストレスチェックは常に一定で、先日の旅行の整理番号のくじ引きでめちゃくちゃドキドキして緊張のピークだったときも、普段と変わらないスコアだったり、本当に信じて良いのだろうか……。
まるでコメディのように死んだ機能
WATCH PROとスマートフォンは通信して連動しているのですが、アンドロイドOSの縛りでもあるのか、接続は限定的で切断を繰り返しています。
僕は家の中で日に何度もスマートフォンを見失い、探すという苦行を強いられるのですが、WATCH PROはスマートフォンを鳴らして見つけてくれる神機能があるのです!
うわー! 僕のために用意されている機能だ!!!
……オチはもうわかってますね。
……接続を回復する、そのアプリが入ってるスマホを探してるんだってばよ……。
スマホが見つかったら、この機能使わねぇよ……。
この製品を作った会社の人は、この機能を使うシチュエーションを真面目に想定したのかな(笑)。
こんな感じで、OSに関しての完成度はお世辞にも高いとは言えません。
しかし、今回品切れ続出するほどWATCH PROは売れているようですし、2世代目、3世代目が発表されるとともに、OSもアップデードで磨かれていくことを期待したいです。
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