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愛と稲妻見るので予習-マイティ・ソーの感想

公開中の最新作、マイティ・ソー ラブ&サンダーを週末に鑑賞するので、見てなかった三作を慌てて視聴しようと思っています。

まずは第一作目のマイティ・ソー。

もう2011年の作品と、結構前の作品でしたが、ストーリー展開や映像(特にクリーチャーのCGのクオリティ)など、現代の映画と遜色ないくらい、優れた作品に感じました。

 

アベンジャーズやシビル・ウォーなどは視聴していて、なんとなくソーのキャラクターをつかんでいた気持ちになっていたんですが、単独映画では、粗野で脳筋なイメージはもちろんありますが、笑顔がすごくチャーミングなのと、意外や女性には紳士的だったりして、王族という出自が覗かせる一面があって、驚きました。

 

ソーは神ということで、アベンジャーズメンバーの中でも抜きん出た実力をもっていると思っていました。アスガルドから追放される際、パワーを剥奪される展開があり、ソーのヒーローパワーって実は借り物だったのか? と、この設定にもびっくりしました。

 

ロキのキャラクターもしっかり掴めて、これを見てからアベンジャーズ見れば良かったな、と少し後悔。ロキに人気があるのも、これで頷けました。自分の出自を知り、オーディンへ詰問する際の演技は凄まじいものを感じました。

神の考えに常人は理解できないのかもしれませんが、オーディンの行動が意味不明すぎる……。なぜ攫った。まあ、ロキがいなければ、ソーはずっと傍若無人なままで、成長を促す意味もあったかもしれませんし、全てを見通すというオーディンの中で、これがもっともマシな未来だったのかもしれません。

 

お話の流れとしては、美女と野獣的な王道かつわかりやすいものです。

力を失い普通の人間になってしまったソーですが、愛する女性によって、王としての自覚と本来の姿を取り戻すというもの。

ただ、ヒロインのジェーンとのエピソードに、特別なものがあったように感じられず、もう一捻りほしかったかもしれません。二人が同じような境遇だったりして(父に期待されていたけど、先走って失望させてしまい、一人で飛び出したとか)、お互いの結びつきを感じるような設定があればよかったかもしれませんね。ナタリー・ポートマンはおばさんになってもキレイでした。

 

細かいところで、ちょっと納得の出来ないディテールはありました。

例えば、MCUなので、アイアンマンやヴィランがいる世界。突飛なコスチュームを来た人がいることは、既に既知なはずです。突然現れた奇妙な風体の人物に、コスプレかな? なんて感想は抱かないはずです。

また、特殊部隊に対して、力を失ったソーが無双してしまいますが、あんなグダグダな戦い方で、組織的行動をする軍隊に立ち向かえるとは思えませんでした。学生助手のスタンガン食らって気絶したソーに勝てない、SHIELDはどんだけお粗末な組織なんだよって思っちゃいました。

 

古い作品なので、それほど期待していませんでしたが、良い意味で期待を裏切られました。

この調子でシリーズ2作目も視聴します。

 

 

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