公開中の最新作、マイティ・ソー ラブ&サンダーを週末に鑑賞するので、見てなかった三作を慌てて視聴しようと思っています。
一作目は期待以上の面白さでした。
調子よく第二作目のダーク・ワールドを視聴……。
うーん……イマイチでした。この作品は別に飛ばしてもよかったかな。
マイティ・ソーの二作目というより、アベンジャーズ一作目とインフィニティ・ウォーのつなぎでしかない。なので、アベンジャーズのストーリーがうろ覚えだと、かなり違和感を感じます。前作では、オーディンとロキの関係は、家族として修復していこうというような感じがありましたが、今作ではまったくない。良識人っぽかったエリックの変貌。前作で、戦争反対派だったオーディンが、戦争やったるマンになってて、一貫性ねーな。やはり、ソーとジェーンがどうしてあんなに強く惹かれるのかわからん。
ストーリーも前作の焼きましです。悪役然とした、深みのまったくないヴィラン。ソーのやり口に反対するオーディン。改心したのか裏切るのかフラフラするロキ。要素が全部同じ。代わり映えしない。
前作は、ソーの成長要素がありましたが、今作には最初からソー最強なので、すごく退屈。武器や技がパワーアップするとかあれば、また新鮮だったかもしれません。その点、毎回パワーアップを果たすアイアンマンは偉大です。
単純なストーリーをトンデモ理論や設定で、なにか高尚なものに頑張って仕立てようとする、トランスフォーマーメソッドを感じました。そういうの、逆に寒いよ。
ロキは、前作はその出自だったらしょうがないよね、って同情できたんですが、今作では「お前、結局なにがしたいねん、面倒なやつだな」 ってソーを庇うシーンも本気なのかわからなくて、全然感情移入できませんでした。結局あのラストだし。
制作費はかかってるので、見ていて苦痛というほどではなかったですが、マーベル作品としての評価は、個人的に自分の見てきたものの中で最悪でした。
そんなわけで、次回は三作目のバトルロイヤルです。