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(弟の)新型ハリアーを勝手にレビュー!

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※弟の持ち物を勝手にレビューのコーナーは、タイトルに「勝手にレビュー」とありますが、弟の許可あるいは推薦で書いております。

当ブログのレビュー品の最高額を更新?! 

よりにもよってパンデミックで世界が混乱していた、今年5月に実家を去った弟が、実家に一時帰宅し、車が変わっていました。

今年6月に発売するも月販販売目標(3,100台)の14倍以上となる約45,000台の受注を受け、好評を博した4代目ハリアーです。

グレードは、2リットル自然吸気の4WD、レザーパッケージで、諸経費込みで総額約480万円! 

弟はさぞかしご満悦か……と思いきや、実は購入時からぜんぜん気に入ってません。実は、いろいろな車を何ヶ月も試乗して試したらしいのですが、気に入った・条件に合う車がなかったそうです(欲しい車が無い問題を日本メーカーはもっと重く受け止めろ)。しかし、現在乗ってる車は、ボロボロで乗り換えないといけない……苦心した弟は、僕と違って株とか財テクが趣味な男なので、自分が購入できるもので最もリセールの良い車種かつ仕様で、車を選ぶ、という斜め上をいく買い方をしました(ちなみに、一番リセールが良いのは現行ジムニーらしいのですが、売れまくっていて販売店の対応が塩だったのと、納車待ち期間が長すぎるので断念したそうです)。

僕もSUVにまったく興味がない男なので、新型ハリアーのレビュー記事の中でもっともテンションの低いレビューになるかもしれません。

納車を楽しみにされている方……ごめんなさい!!

ハリヤーについて

さて、ハリアーですが、「高級サルーンの乗り心地と快適性を兼ね備えたクロスオーバーSUV」として開発され、1997年に初代モデルが発売されたました。「高級クロスオーバーSUV」という新たなジャンルを開拓した先駆的モデルであり、後に世界中のメーカーから数多くの追随モデルが発売されることとなったそうです。

参照-トヨタ・ハリアー - Wikipedia

 

僕がSUVの何が苦手かって、SUVの正体ってスタイリッシュなミニバンなんですよ。ファミリーカー然としたミニバンを買うほどオスを棄てて無いけど、パパになる準備はできてるから安心してね、っていう精力バリバリかつ打算的な感じが僕にはオエッ! て来ちゃう(超偏見)。本音は、ぼっちでアクティブでもないから、あんな大きな車体は持て余すし、値段も高いし、運転下手だから事故るから。

 

さて、4代目ハリアーは、実用性やスペックではなく品質やデザインを重視した、クーペフォルムのSUVというコンセプトで、プラットフォームは既存の5代目RAV4と共通となります。

 

Z レザーパッケージ・ガソリン・4WD基本仕様
エンジン:直列4気筒2リットル(レギュラーガソリン)
全長×全幅×全高 :4,740×1,855×1,660mm
車体重量:1680kg
乗車定員 :5名
燃料タンク容量 :55L
公称燃費:14.7km/L
 

外装

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フロントを正面からみると、如何にもトヨタって感じの無国籍風。エンブレムがなかったら、どこの車かわからない。あえて没個性を狙い、好き嫌いの出にくく、色んな人から好意的に見られようとしているのかもしれませんが、そういうの僕は嫌いだな。

車体色は白。この選択もリセールを考えて。本人は、シャンパンゴールドみたいな色が一番良かったそうです。

 

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全体的なエクステリアはかなりスタイリッシュです。全体的に低くて、ルーフがお尻に向けて下がっていくスタイルが今っぽい。レンジローバーイヴォークの真似だ、って言われたらそこまで。最近はどこもそんな感じだけどね。

 

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ディテールを細かく見ていくと、レクサスっぽい能面な感じがします。売れ筋を貪欲に取り込んで、この車らしさが失われているような気もします。

ライトは小さく、精悍でかっこいいです。タイヤのところに空いている穴は装飾ではなく本物。ボンネットとノーズのところの合わせ目がなかったら、もっとかっこいいのにな。

 

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タイヤは純正で19インチ。

 

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エンジンルームは、高級車によくあるカバーでビッチリという感じではなく、結構ガバガバ。排気量が2リットルと、車体のわりに小さいということもあるかもしれません。隙間から地面が見えます。猫とか普通に侵入できそうな感じです。これからの時期、猫バンバンは必須なんですけど、衝突安全のためにボンネットがペラペラに作られているらしく、それも難しい……。

 

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ミラーにウェルカムライトが仕込まれていて、夜はムーディーな雰囲気を出してくれます。

 

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お尻の造形はかなりかっこいいです。

 

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クリーンでサイバーな雰囲気。

 

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マフラーは2本出し。フェイクではなく本物。足を車体下に入れると、センサーでリアゲートが自動で開きます。雨の日とか大荷物の時など便利。

 

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ラゲッジスペースは、スタイル優先とは言うものの、十分広いです。

 

内装

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さて、乗り込みましょう。

内張りは、グレーと茶色のツートンカラーのレザー(合皮)で覆われています。黒一色にも選べます。弟が言うには、こっちのほうが高く売れるからこっちにした、個人的にはかっこいいとは思わない……そうです。

 

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ダメ出しポイントとして、ドアのヒンジがクソ安っぽいです。

軽トラじゃないんだから。外見が高そうなので、こういうハリボテな感じが良くないんだよなぁ。見えないところの簡略化ならいいんですけど、見えにくいところの手抜きはやめて欲しい。

 

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ドアノブも見えないところが肉抜きされており、触れた瞬間、削り出しと異なる軽さに安っぽさを感じます。ドアは車で最初に触れるところ。ここで車の第一印象が大きく変わると思います。自分や同乗者が、車に最初に触れて、見た目通りの上質感を感じるか……。セブンイレブンの底上げ弁当じゃないんだから、売って終わりじゃない。ちゃんと考えて作ろう。

ドア開閉の音も特に作り込みを感じませんでした。

 

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内装。トヨタの内装は、どこか古臭く垢抜けない印象がありましたが、この内装はいい感じに思いました。センター部分の大きなせり出しが、本格派のオフロード感満載。実用性無視していて良い感じです。

 

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カップホルターが充実していますね。

 

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シートは本皮で、ヒーター付き。弟が言うには、ファブリックのほうが座り心地が良かったそうですが、これもリセールの良さから本皮を選択。旧型となる第3世代ハリアーのオーナーである友人も一緒でしたが、座席はかなり良くなっているそうですよ。

 

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シートの裏面は合皮らしいですが、見た感じではあまり違いはわかりまっせんでした。触ると合皮のほうがしっとりして柔らかいような気がします。

 

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ハンドル。いろいろボタンがたくさん付いています。

 

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めちゃくちゃ大きいナビディスプレイ。ただ、マップが全体表示されないので、でかい意味がない、と「基本、選択肢としてこれしか選べない、高い純正ナビなのにゴミ」と辛辣でした。

 

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インパネはタッチ方式なので、見た目は良いけど操作がしにくいそうです。ダイヤルにしてくれ、と。非接触充電付き。見た目はいいけど、掃除は大変そうです。

 

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ミラーの部分にもたくさんのスイッチが。

 

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バックミラーは、鏡ではなく液晶モニターです。めちゃくちゃ視認性が高く、この車で一番良かったポイントです。ドライブレコーダーを兼ねており、夜間でも後続の車の人の顔まで克明に記録します。多分、煽り運転防止と思いますけど、隠し撮りしてるみたいで、いたたまれない気持ちになります。鼻毛抜いていたり、ニヤニヤしてたり、熱唱していたりしてたら、普通に観察されてますよ。車間距離は結構開けたほうが良いです。

 

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調光パノラマルーフは、電動サンシェードと調光機能付き。

 

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パッとくもりガラスから透明になります。これもあったほうが売値が高くなるという算段。サンルーフではないので、開閉はできません。

 

走行

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リアシートに座って、走ってもらいました。

リアシートの広さは十分。友人の先代ハリアー(ハイブリット)との違いは感じませんでした。

パッセンジャーシートに座った先代ハリアーオーナーの友人は、車体でかくなった、中が広くなった、とかなり良い評価をしていました。

2本出しマフラーなのに走行は静かです。オフロード車としてのパワーがある感じはありませんえでした。車体重量の割に、排気量の小さいエンジンですが、パワー不足という感じはしません。燃費も良いみたいです。

弟の評価は、「新車を購入した感動はない。リセールで7割で売れたら嬉しい。ただ、それだけだ」。

新型ハリアー購入の参考になれば幸いです(なるわけねーだろ!!!)。

 

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