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遅報です。iPhone12発表会所感

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※画像は公式サイトよりキャプチャ

先日発表されたiPhone最新作、iPhone12シリーズ。iPhoneを10年使ってPixelに鞍替えしちゃった、背教者おじさんが他と違った視点で語るよ。

端的に言うと、今回のiPhone12、特にminiがかなりいいです。欲しいです。機種変候補です。

しかし、この選択肢はガジェットオタク視点で、新製品でワクワク、ドヤリングしたい気持ちのない人に、一番おすすめなのはiPhoneSE第2世代です

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やたら推すけど、5Gで買い替えたいと思うのは時期尚早

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これだけは言いたい。現状の日本で5Gの恩恵が得られるのは、都心エリアなどのごく一部でしかありません。

また盲点なのは、5G規格にはいろいろな帯域があって、一番の目玉のミリ波帯域が日本版iPhone12シリーズでは仕様上使用不可で、5G対応といっても、そのスピードは4Gに毛の生えた程度らしいです。

もちろん、卵が先か鶏が先か、という話になってくるけど、iPhoneの普及により5Gアンテナが全国に立つことにつながるのかもしれません。でも、それなら今買わなくてもいいじゃん。ポテンシャルを持て余した状態で、速さを実感できないより、iPhone13が登場して、最新スペックで試したほうがいいじゃない? と思いました。

 

ラインナップ拡充とマイナーアップデート「S」のスキップの意味

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一部の人が熱望していた、小さなiPhone、12miniが登場しました。

小さなボディに凝縮された機能とデザイン。これはモノ好きや、大型画面の手馴染みの悪さ、選択肢の無さに困っていた人には嬉しい。今回は物珍しさで売れるかもしれませんが、小型スマホってどこまでいってもニッチなので、長くラインナップされると嬉しいな。

 

4機種になった理由は、スマートフォンに要求するスペックの嗜好が多様化し、異なるニーズに答えるためかと思います。人によっては逆に選ぶ悩みが増え、「これがザ・iPhone。これを買え」 的なAppleらしい美しいラインナップとは言えませんが、これも時代の流れなのかもしれません。

 

選び方ですが、プロセッサ自体は、同じ性能なので、プロと無印の違いは、主にディスプレイサイズとカメラ性能の違いとなります。スマホのカメラなんてそれなりにキレイならいいや、言う人は無印を選ぼう。ぶっちゃけ、望遠とか暗所撮影とか、ライダースキャナとか、普通はあまり使う機会ないよ。

 

機能は一番イイヤツ、でもディスプレイは小さいのがいい、という人や、カメラは重要視しないけど、ディスプレイは大きいのがいいというニーズも当然あるでしょうから、売上次第で、次回は無印大中小、プロ大中小、という6種になるかもしれませんね。

 

今回のiPhoneは通年どおりに「11S」にはならず、デザインとラインナップが一新されました。これまで、2年一回フルモデルチェンジという周期を捨てたのです。理由は、iPhoneの市場飽和による売上低迷にあると思います。そもそもスマートフォン市場はもう新規ユーザーのない飽和状態。新興国向けに低価格帯の需要がありますが、高品質・高性能を売りにするAppleにその市場は難しい。そこで、一年ごとにデザインを一新して、買換需要を喚起する戦略に出たのだと思います。

特に中国市場では、マイナーチェンジのSの年は如実に売上が下がるといいますし、悪い意味で2年という買換のサイクルが出来てしまい、もし3年使ったら? もう一年使えるば、見慣れた現行モデルと違う新しいデザインのモデルが買えるぞ、となり、買換のタイミングを見逃してしまいます。一年ごとにモデルチェンジすれば、いつでも好きなタイミングで買い換えることができます。Appleとしても、2年周期に囚われず、目まぐるしく変わるスマホの新技術をいち早く取り入れることができます。2年ごとにじっくり仕様を固めるゆとりが無くなってしまったとも言えます。

 

USB-C対応の鍵はマグセーフ?

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大きな失望を抱かせたのは、パンデミックでマスク使用がデフォの状況で、ロック解除方法がFaceIDのみの点と、ライトニングコネクタの使用が続いたことではないでしょうか。

 

今回、同梱物のイヤホンと電源アダプタが取り除かれました。Appleは地球環境のため、とうそぶきますが、もちろんこれは欺瞞でしかなく、ビジネス的判断です。本当に地球環境を考えるなら、独自規格を捨てて、USB-Cを採用すべきです。

独占禁止法の制裁金を支払ってでも、ライトニングコネクタを採用してのMFi認証品のライセンス料の儲けがデカイのでしょう。

 

ひとつ光明が出てきたのは、今回登場したマグセーフのオプションです。これが普及してライセンス料が得られれば、もしかするとUSB-Cコネクタが採用されるかもしれません。

 

懸念点として、AppleはiPhoneをゆくゆくは非接触充電オンリーにして、コネクタレスにしたい野望があるといいます。イヤホンジャックを殺した時のように、防水防塵性能が上がるだろうし、薄くなるだろうし、ビジョンとしてはカッコイイのですが、非接触充電って現行技術では給電ロスがめちゃくちゃでかくて、仮に全ての充電式電化製品が非接触給電になると、発電所の数が今の倍程度必要になるという試算があるそうです。この点から見ても、Appleの言うエコって本当にエコなのかな? と疑問に思ってしまいます。

 

欲しい機能は割れないiPhone、背面がフラットなiPhone

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今までより4倍強くなったiPhone。単純に嬉しいですが、そろそろ裸族に戻りたい。今回のデザインは特に気に入ったので特に。あと、やはりカメラを出っ張らすより、その分一ミリ分厚くなっていいから、バッテリー容量を増やして欲しい。

 

〆の言葉

iPhoneまだまだ注目されていますね。今回は全容がギリギリまでリークされず、結構楽しかったです。

iPhone12ミニが購入候補の筆頭なんですが、touchIDとUSB-C対応が無いのがネックになっています。

ライバルに触れておくと、ミニと同価格帯にあるPixel5ですね。記事で、お買い得感のある端末と書きましたが、完全に間違ってました。むしろコスパ悪いですね。Pixel5に買い換えることは、完全になくなりました。Pixelに買い換えるなら4ですね。

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記事には触れませんでしたが、ホームポッドミニもカッコイイな、と思いました。

 

参照:Apple(日本)

 

 

 

 

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