毎度おなじみ、リーク通り、驚きもヘッタクレもなく新型iPhoneが発表されました。
2年ごとに新型が発表されるたびに買い替えてきた10年間iPhoneユーザーだったのも、今は過去。
個人の嗜好ではありますが、リーク見た時、言葉にできないくらいの絶望感を感じましたが、発表時にはそこまで悪いと感じませんでした。欲しくもないので、蚊帳の外ってこともあったかも。依然として、iPhoneは素晴らしいプロダクトだと思います。でも、懐古厨なセリフを浮かべるなら、「プロダクトにセクシーさを感じない」な。もう一度iPhoneに戻ることはまた次の機会にします。
今回の趣旨は、iPhoneの主にプロダクトデザインをディスる意図ではなく、どうしてこんなデザインにしたのか、について推測します。
今回、3機種の新型iPhoneが発表されました。
いまいち価格の差別が図れていなかったXRがiPhone11の位置付けになり、価格は約7万五千円。
スペックは追えていないのですが、カラバリ豊富で、自分はどちらかというとコチラが好きかな。
ネーミングはスッキリして、ラインナップもわかりやすくなり、良い判断だったと思います。
もう一つがPRO とPRO MAX。こちらはXSとXS MAXの新型となるフラッグシップモデル。
性能はかなりアップしていて、バッテリーライフも伸びた。
性能については、ちょっと高額すぎるし、運用コストとか考えると、そこまでハイエンド機が今後必要とは思いません。CMでは頑強さをアピールしていたのは長く使えるっていうアピールかな。
両者に共通して、物議を醸し出しているのは、カメラモジュールのデザインでしょうか。
カメラの出っ張りは、ユーザー不満に上がる部分であると思ったのですが、今回は二段階の出っ張りになっています。Mac Proに続き集合体恐怖症の人には辛いデザインらしく、評価よりも大喜利で遊ばれている印象です。
アップルも馬鹿ではないし、僕を含めてあーだこーだ言う有象無象の一億万倍くらい優秀な人が開発に関わっているので、どんな評価がされるのか、十分に予想の範囲内だと思います。
沢山のサンプルが作られたと思います。
これは自分の雑コラですが、カメラモジュールの目立たないバーションとか、あたかも1つのカメラのように見せて三眼というバージョンも考えられたと思います。
この1つに見えて三眼は、個人的にはこんなのが良かったな～って思っています。シンプルで良いと思うんですが。
自分の推測ですが、どうしてこんなデザインになったのかと言うと、もはやスマートフォンってデザインで差別化が難しいんだと思います。最初のiPhoneの完成度が高かったので、どの会社も似たりよったりになってしまいます。
その上で差別化して、目立つようにするには、これくらいインパクトを出さなければならないということなんでしょう。他の会社だったら、しっくり来ないなぁで一蹴されそうだけど、アップルにはブランド価値がありますし使いやすいので、iPhoneというだけで付いてくるユーザーも多いです。
ホームボタンが無くなったので、iPhoneらしさって希薄になってしまいましたから、ノッチしかり、カメラモジュールしかり、ぱっと見てiPhoneだとわかるアイコニックさを大事にしたのだと思います。新しいiPhoneだ！ と認識されやすいデザインを目指したんでしょうね。
今でも自分はエッセンシャルフォンのデザインは秀逸と思っているのですが、バカ売れした製品というほどでもありません。悲しいことに、デザイン性が製品の売れ行きを左右するのではないのでしょうね。自分も結局購入まで至ってませんし。
今後の方向性の懸念としては、カメラがどんどん増えていくことです。カメラが多いことがエライみたいな、馬鹿な携帯ジャーナリストに流されないでほしい。今回のiPhoneでも、おそらく、3つのカメラが搭載されたことで、さらに撮影モードが増えたことでしょう。
これってマジでクソだとおもいませんか？
撮影モードが豊富なのはマニアには良いですが、一般ユーザーにとって、撮影の手間が増えてしまう。
最高なのは、さっと取り出し一発でシャッターが押せてしまえることです。その撮影で全てのデータが残っていて、あとからリサイズしたときに、同時に撮影していた写真と合成して、あたかもその画角で撮影したかのように処理する。夜景モードにしなくても、あとから綺麗な写真に加工できる、ってか最初から勝手に綺麗にしてくれよ、って思います。使いもしない無駄な機能は見えないところに隠してほしい。全部オート。これが最高だし、アップルの役目はそこだろうって思うんです。
今回の発表で良かったのは、三万円代になったiPadかな。買い増したい人、普段Androidデバイスだけど、iOSデバイスを1つでも持っておいきたいという人には良いのではないでしょうか。アップルTVの存在感が薄くなりそうではありますが。
