世の中、モノが溢れすぎなんですよ! 私はそう思うわけです。だから、こうして、ネットオークションやフリマで、他人が使ったものを再利用しているわけです。世の中をキレイにしているんです。
ええ、本当なら新品を購入します!
……こんなにお得に買えちゃうなんて、もう戻れない……。
試着程度なんて書いておいて、がっつり使用してそうなもの、縫製が微妙なB級品、安さに目が眩んでしまって使いづらい色のものを購入してしまうこともありますけど、そういうのは修理したり加工したり染めたりしてしまえば良いんです。
今回は夏にむけて、久々にサングラスを新調しようと思いました。安くオークションで手に入れたんですけど、写真ではあまり分からなかった傷が結構はいっていました。どうせ安く手に入ったんだし、自分で磨いてやろうという企画です。
このサングラス、ぱっと見、全体的に使用度は高くないんですけど、小キズが目立ちます。サングラスって買ったはいいけど、普段使わないから、かけて見ると照れがあって、使用機会に恵まれず、机の上とかに乱雑に置いて傷が入ったんじゃないかな、と思っています。
元あったレンズは外して、度付きの調光レンズ(日射量で色が変わるレンズ)を入れようと思っています。
これなら夜もそのまま使用することができます。眼鏡っ子は、サングラスを購入しても、レンズ代余計にかかるし、日が暮れたときに通常眼鏡をもう一個持ち歩くの? という問題があるのです。
最初は無印の金属磨き布を使おうと思ったんですけど、時期が時期だし無印良品にわざわざ出向くのもねぇ……。
ネットで検索したら、自己責任だけど、金属研磨用のピカールで磨けるという記事があったので、そちらを採用。
参照‐白化したセルフレームメガネをピカールで磨いてみた(自己責任) | mono coto mono
眼鏡やプラスチック専用の研磨クリームもありますが、ちょっと高価です。
ピカールなら、そもそも安価ですし、家にナイフや仏壇を磨く用のやつが転がっていたので、それを使います。なんか容器がめちゃくちゃ錆びて、液が若干錆色になってましたけど……気にしないことにしました。
でも、まずは壊れた眼鏡から磨くことにしました。
記事に使えたから良かったけど、何年も前の壊れた眼鏡を僕は捨てずにとっておくんでしょうか。
当時、現場監督として、汗水にまみれて働き、ろくにメンテもしていなかったので、かなり白化が進んでいます。
セルフレームが白化する理由は、皮脂や整髪料に含まれる油分が、セルフレームの傷に入り込むことだそうです。
研磨剤で、この部分を削りとることになるため、厳密に言うとフレーム自体は痩せて形が変わりますが、ピカールみたいなクリームの研磨量はそこまで多くないので大丈夫みたい。そのかわり、削るのに時間がかかるようです。
綿棒でピカールを少量塗布します。ピカールは人体には良くない成分なので、肌にあんまり付けないようにしましょう。口に入ると毒ですから。使用後はキチンと手洗いすること。
清潔な柔らかい布でゴシゴシやります。砂など噛んでいたら余計傷になりますから。
さて、軽く20分くらいやりました。テレビやYou Tubeを見ながらやるといいと思います。
おお! これはすごい!!
同じ製品とは思えません。
流石にガッツリとえぐれた傷まで消えませんけど、セルフレームの濃い色が戻って、もう一度使用できそうです。
ここから本番。
今のウイルス流行が収束したころ、俺はサングラスして、ひと夏のアバンチュールに身を焦がすんやァ……!
すごい! もともと使用感自体はあまり無かったせいか、磨くとピカピカになりました。写真は少しピカールが拭いきれていないけど、水で洗い流したらピカピカでしたよ。
あとはコイツを眼鏡屋さんに持ち込んで、度入りの調光レンズを入れてもらいます。フレーム代が安く付いたぶん、薄くて歪みのない良いグレードのレンズにしよっと!