下等なる人間どもに捕獲されてしまった大型霊長類が暴れまわるスタイリッシュアクションゲームです。烟る打楽器のビートに鼓舞されるように、銃で武装した人間どもを腕力だけで千切っては投げ、千切っては投げしながら、大自然へと回帰していきます。
非常にシンプルなゲームです。ゴア表現をスタイリッシュなアートワークで緩和させ、遠距離攻撃VS近接攻撃の間合い取りの緊張感が、プレイヤーの本能を揺さぶります。
プレイヤーは不当に拘束されてしまったゴリラ? さあ、右トリガーで、今スグにエイプアウト!
プレイヤーは、襲いかかる人間たちを投げたり、パンチしたり、盾にしたりして、最終的には出口に向かいます。
血しぶきあがり、人の体がバラバラになりますが、影絵調のアートワークでうまくゴア表現が隠されています。
人間を掴むことで、盾にします。
プレイヤーの攻撃は一撃で、倒すと打楽器が景気よく鳴り響くので、すごく気持ちいいです。
通常は3回ダメージを食らうとミスとなり、ステージの最初からとなります。一撃死の攻撃もあります。
ミスすると、ステージの全体像が俯瞰で見ることが出来ます。
よく見るとDEAD(死亡)ってなってますね、かっちょいい……!
このゲーム、敵が銃攻撃なので、見通しのよいところ、多方向からの攻撃が一番危険なので、ステルスゲームのように敵に遭遇しないようなルート選びが重要です。
掴む操作を使ったギミックもあります。
アートワークがめちゃくちゃかっこいいです。
ジャズミュージック、拘束、開放とモチーフはゴリラですが、何をメタファーしているのかは、なんとなく理解でき、暴力的かつシンプルなゲームですが、社会性も備わっていて、奥の深いゲームになっています。
まあ、そんなこと考えずに、頭を空っぽにして、楽しめるナイスなゲームです。
今、Steamでセールで半額になってます。デモ版もあります。