今週のお題「ゲーム」
神がかったバランス調整が絶賛されていたターン制ストラテジーゲーム「イントゥ・ザ・ビーチ」がとうとう日本語化されました。Switchへの移植が発表されていましたので、てっきりその後に来ると思ってました。
イントゥ・ザ・ビーチは2Dドット絵の、非常にミニマルなデザインのターン制ストラテジーゲームです。ロボットを動かすので、フロントミッションなんかを連想するといいですが、とびっきりシンプルで研ぎ澄まされています。
舞台は、VEKという昆虫型のエイリアンの侵略をうけている地球。プレイヤーは、未来から巨大ロボットとともに過去の激戦区へとジャンプしてきた戦士です。それぞれ尖った特徴を持つハイテクマシンを操り、地中で繁殖するインベーダーを殲滅します。
ストーリーそのものは蛋白で、どうやら4つある島で任意の回数戦闘をこなすことで、VEKとの勝利となる模様。戦闘はランダム性が高く、何度も死んで最初からやり直す、ローグライクな手触りです。
こちらが戦闘マップ。スクロールなどしない、将棋かチェス版のような小さなフィールドです。
このゲームにおいて、ゲームオーバーは、味方の死ではなく、街への被害が一定レベルを超えることです。狭いマップは、フレンドリーファイア有りのこのゲームにおいて、位置取りの難しさに拍車をかけます。
特徴は、敵のVEKの行動が予め予告されていることです。
上の写真の場合、敵は街への攻撃を予告しています。
プレイヤーは、味方のマシンの攻撃で、敵にダメージを与えることができると同時に、ノックバックさせることができます。これによって、敵をひとつ隣のマスにずれ、敵は街ではなく、見当違いの山を攻撃することになります。
一見防げないような同時攻撃も、敵の場所をずらすことで同士討ちをさせたり、敵出現場所に敵をずらして配置させて蓋をしたりすることができます。
味方のマシンは癖揃いです。範囲攻撃のできるこのマシンは、かなり強力ですが、下手をすると味方や街を巻き込んでしまいます。小さなマップなので、自由に一網打尽とするのは難しいです。
シンプルなぶん、一手ごとの重みが他のゲームとは段違いです。
街への被害と、今後の余力を鑑みて、苦渋の選択をしなくてはいけない時も多々あります。毎ターンが絶体絶命のピンチ。ターン制なので、考える時間はたっぷりあります。それでも「いまの待った!!」と思わずにはいられません。
設定など十三機兵防衛圏にちょっと似てますね。