ソフビそのものについて、僕の独断と偏見でアレコレ勝手に語る、ソフビ雑記のコーナーです。
今回のテーマは、ソフビの大きさについて語りたいと思います。
ソフビにはサイズのフォーマットが何となくあります。昔のソフビを基準としたサイズ感覚で、便利なので現代でもよく使います。
サイズを縛ることによって、異なるメーカー間であっても、コレクションに統一性が生まれるので、収集していて楽しいのです。
参照:真水稔生の『ソフビ大好き!』 第68回「心は “せいたかさん”」
参考にした俳優でレトロソフビのコレクターである真水稔生さんのサイト。恥ずかしながら、この記事を書くために調べて知ったんですけど、コレクションのジャンルは違えど、とても勉強になりました。文章もメチャクチャ上手くて、悔しい!!!
サイズフォーマットは大きく4つに分けられています。
ジャイアントサイズ……約30センチ前後
スタンダードサイズ……約20センチ前後
ミドルサイズ……約15センチ前後
ミニサイズ……約10センチ前後
各メーカーによって呼称が異なる場合があるようです。
だいたいのサイズ感とその魅力を画像と一緒に紹介します。
大ボリューム! ジャイアントサイズ
値が張るのは言わずもがなですが、手にしたときの感動はひとしお、作家さんも伊達や酔狂ではリリースできない! そんな意気込みと狂気が入り混じっているのがジャイアントサイズだと思います。
マネキンとのマッシュアップで、ちょっとズルい気もしますが、自分の手持ちの最大サイズはこちらの50センチオーバーの作品。
そんなに沢山は購入できませんけど、一際象徴的なアイコンとして、特別な一品としてコレクションにくわえたい。
王道のスタンダードサイズ
ソフビと言えば、このサイズ感。
スタンダードサイズがスタンダードなのは、昔のメーカーがこの大きさを基本として展開していた歴史と、スタイルの統一感にあると感じます。
スタンダードサイズって並べたときに、基本的なヒトガタの形をしているものが多いんですよね。頭身についても、不思議と統一感があります。
推測ですが、スタンダードサイズを展開するにあたって、第一弾でリリースするのは、その企画の主役となります。だいたいはヒーロー格になるでしょうから、基本的な形、カッコイイスタイルになります。そのため、スタンダードサイズは統一性がでてくるんだと思います。
バラエティ豊かなミドルサイズ
ミドルサイズは、面白いサイジングだと思っています。
コスト面とコレクタブルしやすいサイズ。姿形も豊富です。スタンダードサイズを単純に縮小化したもの、頭身を縮めて可愛らしくしたもの。
ミニサイズなのかミドルサイズなのか一番困るサイズ感。写真撮ったあとで、あれ? これ10センチくらいしかないのか、ってなりました。
ソフビの価格が高騰したことで、このサイズの注目度が個人的に跳ね上がっております。
いつも手元にミニサイズ
集めやすさ、遊びやすさ、観賞用に最適なのがミニサイズ。
メディコムトイが展開するVAGもこのサイズです。
低頭身のスタイルがより多くなってきて、大きさと主にカワイイ感じの作品が多くなってくる印象です。
サイズフォーマットの限界
この区分けで困るのは、サイズフォーマットとサイズフォーマットの中間サイズです。17センチのものはスタンダードサイズなのか? それともミドルサイズなのか?
そもそもサイズフォーマットを意識していない作家さんも多いと思います。
シリーズ間でミニサイズからスタンダードサイズまで幅広い大きさで展開している場合は、特にサイズ縛りで語って良いのかと悩みます。
ソフビってボリュームによっても、何センチっていう数値と実際のサイズ感との乖離があり、写真でみたときと、実際手にしたときの大きさの印象が異なります。
そのため、ミドルサイズとかスタンダードサイズとか厳密な大きさを曖昧にしたフォーマットで説明することで、サイズ感を伝えることができます。
例えばロボットやライバル怪獣の場合、強さや大きさを強調するために、規格サイズより一回り二回り大きく造形されている場合があると思います。この場合も、ジャイアントサイズと言うには、ボリュームが足らないって微妙なときがありますよね。
こういう場合、オーバー〇〇サイズって言うのはどうでしょうか?
ジャイアントサイズっと言うには、ちょっと小さい……オーバースタンダードサイズとか。スタンダードサイズよりちょっと大きいみたいな言い方は普通にしますが、ちょっとカッコイイじゃないですか。